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連載企画 今月のテーマ 豊かな大地 世界文化遺産 富士山麓を歩く
旅のアルバム帳 2013年7月28日取材 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 河口湖〜北口本宮冨士浅間神社

「旅の友」東日本版10月号に掲載。
※中部・東海版、西日本版は、記事内容が異なります

旅の友web版10月号

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旅のアルバム帳 2013年7月28日取材

富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 河口湖〜北口本宮冨士浅間神社

富士山の周囲・全長約153キロを12回に分け、歩いて一周する「富士山すそ野ぐるり一周ウォーク」。その最終回となる今回は、風光明媚な河口湖畔から富士信仰の拠点・北口本宮冨士浅間神社までの約13キロを歩きます。富士山麓の美しい風景や伝統に出会いながら、ウォーキングを楽しむ旅仲間の様子をリポート!

自然あふれる河口湖のほとりにて。さわやかな気候に旅仲間も笑顔がこぼれます

日帰り 富士山のすそ野を一周!完歩を目指していざ出発!

準備運動をしてスタート!

旅仲間を乗せたバスは東京を出発し、河口湖畔にある「道の駅かつやま」へ。ここが今回のスタート地点です。まずはけがのないよう、しっかりとストレッチ。準備が整ったところで、講師・石井さんを先頭に軽快な足取りで歩き出しました。

ウォーキングの前に全身をほぐします

今回の講師 石井和彰さん

バス車内でもミニ講座を開催!

自然豊かな河口湖畔を歩く

澄み渡る河口湖の湖面を眺めながら、ほとりの遊歩道を歩いていきます。あいにくこの日の空は雲に覆われ、富士山を望むことはできませんでしたが、涼しい風が吹き、心地よい空気に包まれていました。ときどき足を止め、石井さんが湖畔に咲く草花の解説をしてくれます。ランプ型のかわいらしい花は「ホタルブクロ」。これは提灯の古語である「火垂」から名付けられたといわれています。また枝分かれした細いつるを伸ばす「コマツナギ」は、馬をつないでも切れないほど丈夫な野草です。「この辺りは車でしか通ったことがなかったけど、講師がいると、足元を見て歩くのも楽しくなるよ」と松本重雄さん。興味深々の様子で、草花をじっくりと観察していました。

ちょっとひと休み…

お楽しみの昼食タイム!

さっぱりとした冷やしほうとう

真夏でもさわやかな風が吹く河口湖畔を歩いていきます

湖を優雅に泳ぐカモたち

面白い草花を見つけ、石井さんが楽しく解説!

かれんな「ホタルブクロ」

地面を這って伸びる「コマツナギ」

富士山麓ならではの名所へ!

河口湖の東端まで歩いたあとは、夏の花々が咲く八木崎公園を経て、進路を富士山方面へ。国道を進むと富士吉田市に入ります。一周約153キロの旅も、いよいよあと約3キロ。町を歩くと、富士急ハイランドの絶叫マシン「フジヤマ」、昨年「富士吉田駅」から改名・リニューアルした「富士山駅」、そこを走る「フジサン特急」と、出会うものも富士山づくし。それもそのはず、この町は古くから富士登山の玄関口として人々が集まる地で、実は今回のゴール・北口本宮冨士浅間神社が、登山道の入り口なのです。高橋千代子さんも、町のあちこちにある富士山のモチーフを発見しながら、「ここまで来れるとは思ってなかったわ。みんなと一緒に歩けたことが幸せ」と、ゴールが近づく喜びを実感している様子でした。

見ているだけでスリルあふれる富士急ハイランドの絶叫マシンに、童心に返って手を振る斉藤秋子さん

高橋千代子さん

見ているだけでスリルあふれる富士急ハイランドの絶叫マシンに、童心に返って手を振る斉藤秩子さん(左)高橋千代子さん(右)

富士講の宿坊として使われていた御師(おし)の家を見学。語り部の案内に耳を傾けます

標識にも、富士山に登る人のイラストを発見!

富士講の宿坊として使われていた御師(おし)の家を見学。語り部の案内に耳を傾けます

●念願のすそ野一周達成!

富士山へ至る参道として、かつては牛車の通行が禁止されていた上り坂を上り、北口本宮冨士浅間神社の鳥居を過ぎると、旅はいよいよラストスパート。スタートから約1年の思い出をかみしめるように、杉並木の参道を歩いていきます。

北口本宮冨士浅間神社の杉並木。凛とした気持ちでゴールへと足を進めます

北口本宮冨士浅間神社の杉並木。凛とした気持ちでゴールへと足を進めます

念願のゴールを迎え、ガッツポーズで記念撮影!完歩おめでとうございます!

旅の思い出をいつまでも…完歩された全員にプレゼント!

ゴール後は完歩式で完歩証と記念品を授与!

完歩証を手にした鈴木和子さんの笑顔が印象的でした

クリア

決定