クラブツーリズム TOP>「旅の友」Web版【東日本版】 > 旅のアルバム帳 「思い出いっぱい房総の旅」
家族みんなで旅を満喫できる日帰りバスツアー「房総わんぱく大冒険」。富浦でのイチゴ狩り&パフェ作り体験やマザー牧場での動物ふれあい体験など、おじいちゃん、おばあちゃんから子供まで、一緒に楽しめる企画を盛り込んだツアーです。今回、旅の友編集部が同行し、旅仲間たちが笑顔で過ごす1日をリポートします。
快晴の朝、旅仲間たちを乗せて東京を出発したバスは、東京湾アクアラインと海ほたるを越えて、千葉県・房総半島へ向かいます。
まずは、富浦でのおかし&野菜詰め放題。子供はおかし、大人は地産の野菜をそれぞれビニール袋に詰め込んだ分だけ持ち帰ることができます。「小さいものから詰めて、最後に大きいものを差し込むんだよ」とバスの中で添乗員さんが教えてくれたコツを思い出しながら実践。「こんなに詰めたよ」とおかしと野菜を家族でお互いに見せ合う姿があちこちで見られました。
次はいよいよお目当てのひとつ、イチゴ狩りへ。房総の山々と畑に囲まれた、のどかな風景の中に建つビニールハウスの会場へ案内されます。今回訪れたお百姓市場のイチゴ園は高設栽培を採用していて、地熱の影響を受けにくく成熟期間が長くとれるため、イチゴの糖度が高くなるのが特徴です。また、棚が2段になっているので、大人も子供も一緒に歩きながらイチゴ狩りをすることができるのも魅力。「あそこに赤いのがあるよ」と家族で教え合う声も聞こえました。
イチゴ狩りのあとは、子供たちだけのお楽しみ「パフェ作り体験」。カステラ、イチゴ、ジャム、ホイップクリームなどの材料を組み合わせて、自分だけのオリジナルパフェを作ります。おじいちゃん、おばあちゃんが見守るなか、真剣な眼差しでパフェを作る子供たち。「(子供が小さいので)イチゴ狩りはうまくできなかったけど、パフェ作りは楽しめてよかったね」という声も聞こえました。できあがったあとは、みんなで試食。「イチゴをたくさん乗せたパフェを分けてもらったの」と話すのは3人の孫と一緒に参加した池田節子さん。青空の下で食べるパフェの味は格別でした。
午後はもうひとつのお楽しみのマザー牧場へ。牧場に着くと、それまでバスで細い林道を進んでいたとは思えないような開放的な景色が広がります。
旅仲間たちは牧場に入るなり、それぞれお目当ての動物のもとへ向かいます。足立正志さん、育子さんご夫妻と、娘の木村美智子さん、孫の悠吾くんは牛の乳しぼりを体験。牛のおっぱいは温かく、普段なかなかできない貴重な体験だったそうです。正志さんは、「娘や孫とは東京と神奈川で離れて暮らしているけれど、旅行にはよく出かけるよ。今は孫と一緒にいるのが一番楽しいね」と笑顔で話してくれました。場内ではそれぞれの家族がこぶたのレースを見物したり、ウサギやモルモットとのふれあいを楽しんだり、乗馬体験に挑戦したりと、自由な時間を過ごしました。
ゆったりとした空気が流れる中で、牛や馬、羊などの動物たちがのんびりと暮らすマザー牧場。日常を忘れさせてくれる穏やかな雰囲気に名残惜しさを感じながら、旅仲間たちは早めの帰路につきました。