クラブツーリズム TOP>「旅の友」Web版【東日本版】 > 旅のアルバム帳「名宿と佳景の競演!春の山陽・山陰へ 」
ゆったりした行程、厳選したこだわりの宿など、いつもより少しぜいたくな気分を味わえるクラブツーリズムの「プレミアムステージ」。今回のツアーでは、厳選したふたつの宿に宿泊し、山陽・山陰の名所と土地ならではの味覚をじっくりと堪能しました。ちょうど桜も見ごろを迎え、春爛漫を実感した3日間の旅をリポートします!
新幹線に乗り、東京駅を出発した旅仲間は一路、広島へ。宮島口からフェリーに揺られ、日本三景のひとつ・宮島へと向かいます。
島に到着した旅仲間は現地ガイドの案内のもと、厳島神社など島内の散策を楽しみました。初めて広島を訪れたという藤咲昌一さん、敬子さんご夫妻は「ずっとふたりで来たかったところでした。想像していた以上に神秘的な景色ね」と、海に浮かぶ大鳥居をのんびりと眺めていました。
散策を終え、宮島口に戻った旅仲間は、港からほど近い1日目の宿泊宿「安芸グランドホテル」へ。宿への到着も17時30分と、ゆったりと過ごせるのがこのツアーの魅力です。ゆったりと夕食を楽しんだあとは、ホテルに直結する桟橋から遊覧船で再び宮島の浮かぶ海へ。そこにはライトアップされた大鳥居が浮かび上がり、旅仲間からも感嘆の声が上がります。昼とはひと味違う幻想的な景色を楽しみました。
2日目はバスに乗り、一路、島根県の津和野へと向かいました。ここは「山陰の小京都」と呼ばれ、鎌倉時代から城下町として栄えた地。メインストリートである「殿町」には、数々の偉人を輩出した藩校・養老館のほか、武家屋敷や白壁の土塀、鯉が泳ぐ水路と、趣ある風景が広がります。しかし津和野の魅力は歴史ある建物だけにあらず。町に点在する新旧の名物スイーツめぐりも楽しみのひとつです。吉野英夫さん、春子さんご夫妻は、バニラアイスをあつあつのパンで包んだ名物「焼きアイス」をご賞味。「温かさも冷たさもあって不思議な感じ。パンがふわふわでおいしい」と新しい味覚を楽しんでいました。
続いて訪れたのは、山口県の北部に位置する萩地区。まずは萩温泉郷の宿「萩本陣」で昼食を味わいます。地魚のお造りやウニ釜飯など、日本海の幸をぜいたくに使った料理がズラリ。「日本海が近いからか、ウニの味が濃厚だし香りもいいね」と、炊きたての釜飯を頬張りながら小林隆夫さんも顔をほころばせていました。
お腹もいっぱいになったところで、一行は萩の町へ。吉田松陰ゆかりの松陰神社と松下村塾、武家屋敷や土蔵などが建ち並ぶ城下町を歩きました。町に点在する「萩焼」の店をめぐっていたのは、松田忠さん、幸子さんご夫妻。「いい焼き物でお茶を入れたらおいしそうだと思って。お客さんに出す湯のみを買いました」と、お気に入りの萩焼に出会えたようです。この日はちょうど桜が満開となり、旅仲間たちは心地よい陽気の中、武家屋敷と花の共演をうっとりと眺めながら散策していました。
旅の最終日となる3日目。バスは一路、山口と広島の県境に位置する錦帯橋へと向かいます。あいにくの雨でしたが、ここでも満開の桜が旅仲間を迎えました。ご夫婦で山歩きが好きだという千野剛史さん、直子さんご夫妻は、今回はゆっくりしたい、とツアーに参加したとのこと。「今までこうしてのんびり歩くことがなかったから、桜のいい時期に来られて本当によかったわ」と、しっとりとぬれた5連のアーチ橋から、春の風景を眺めていました。午後は平和記念公園を訪れ、世界遺産・原爆ドームや平和の鐘を見学。旅仲間は雨にも消えることなく燃え続ける平和の灯に手を合わせ、それぞれの想いを捧げたようです。
帰りは広島駅から新幹線で東京へ。早めの18:00前に到着します。旅仲間は3日間の楽しい思い出や次の旅の予定を語り合いながら、元気よくそれぞれの帰路につきました。