クラブツーリズム TOP>「旅の友」Web版【東日本版】 > 旅のアルバム帳「大自然と遺跡の宝庫 魅惑のトルコ探訪 」
成田国際空港に集合した旅仲間一行は、トルコ航空直行便でトルコへ。旅慣れた方は多いものの、トルコを一度も訪ねたことがない方がほとんどです。未知なる地への期待を膨らませつつ、到着。さっそくホテルへ向かい、翌日からの観光に備えました。
2日目、ゆっくりと休んだ一行は再び空港へ向かい、イズミールまでひとっ飛び。到着後はバスで地中海随一の都市遺跡エフェソスへ。その規模もさることながら、保存状態がよく、当時の姿をとどめているのが特徴です。一行は大劇場や図書館など、トルコ人のガイドさんの説明を聞きながらめぐります。トイレや下水施設、街の大通りなどに当時の人々の生活ぶりが見え、大変興味深い観光となりました。
早朝に出発し、パムッカレへ向かいます。目の前に広がる真っ白な光景に見とれる一行、しかし、すぐにあちらこちらから悲鳴が上がります。というのもこの石灰棚は温泉の成分でできたものですが、温かい湯が流れているのは一部で、地面はごつごつとしていて冷たい。歩いているだけで足つぼを押されているような痛みが走るからです。すぐそばを流れる足湯でひと息ついた一行は、かつての大浴場跡、アンティーク・プールを見学しました。
パムッカレを出発し、トルコの古都・コンヤへ。道中立ち寄ったドライブインではトルコが発祥のヨーグルトを食べる方も。はちみつをかけて食べるのですが、とてもクリーミーでおいしいとの声が聞かれました。コンヤではメヴラーナ博物館を見学しました。ここはイスラム神秘主義の一派・メヴラーナ教団の僧院として使われていた建物です。
いよいよ、お目当ての方も多かったカッパドキアの気球遊覧です。揺れもほとんど感じず、快適な空中散歩となりました。眼下に広がる奇岩群の光景や何基も空に浮かぶ気球の群れに、一行は感嘆の声を上げます。着陸後はひとりひとりに記念証書のプレゼント。この体験は一生の思い出と皆さん目を輝かせていました。
空から眺めたあとは、歩いてカッパドキアをめぐりました。カイマクルの地下都市やギョレメ野外博物館をまわって、当時ここに住んでいたキリスト教徒たちの生活の様子と信仰心の厚さを感じます。また、三姉妹の岩やらくだ岩などのめずらしい形をした岩の前では記念撮影。今も洞窟住居に住む一般家庭の訪問、洞窟レストランでの昼食、そして、カッパドキアで屈指の人気を誇る洞窟ホテル「カッパドキア・ケーブリゾート」の宿泊と、存分に満喫しました。
翌日は飛行機に乗って再びイスタンブールへ向かいます。到着後はブルーモスクへ。トルコ最大のイスラム寺院で、世界で唯一6本のミナレット(尖塔)を持つという貴重な建物の内部を見学しました。こういった歴史ある建築物が好きでツアーに参加された方も多く、ガイドさんの説明に真剣に耳を傾け、積極的に質問している姿が、とても印象的でした。かつて皇帝と女性たちが暮らしたハレムや宝物殿で、華やかな生活の様子を垣間見、大貯水池として機能していた地下宮殿の幻想的な雰囲気に魅了された一行。 海の見えるレストランで夕食を取ったあとは、イスタンブールでもその名をはせるリッツ・カールトンホテルへ。世界を代表する高級ホテルだけに、施設、サービス、朝食のどれを見ても、さすがとうなるレベルの高さを感じました。
前日に引き続き、イスタンブール観光。ブルーモスクに対峙するように立つのがアヤソフィアです。ビザンティン様式の最高傑作と称される大聖堂は、トルコの歴史を映すかのしょうに破壊と再建を繰り返してきました。一行は修復されたモザイク画を真剣な眼差しで眺めました。歴史を学んだあとは、トルコをアジアエリアとヨーロッパエリアに隔てるボスポラス海峡のクルーズ旅へ。新市街と旧市街が両岸に広がる光景は、見ていても飽きることがありません。すっかり打ちとけた雰囲気の一行にも会話の花が咲きます。「ご一緒できて本当によかった」「またどこか旅先でお会いしたいわね」と残り少なくなった旅を惜しみました。下船後は再び市街に戻り、トルコ最大の市場「グランド・バザール」へ。陽気に声をかける商人たちを相手に、「もう少しまけて!」と楽しげな声が上がっていました。
いよいよ、トルコ滞在の最終日。出発までは市場での買い物やホテルの滞在と、思い思いに過ごしました。昼食にはトルコのB級グルメとして有名なサバサンドをいただきます。レストラン近くのトルコアイス屋の陽気なおじさんとも出会い、空港へ。
大自然が造り出す未知なる景観を眺め、イスラムやキリストなど、さまざまな宗教文化の影響が色濃く残る歴史を学ぶ。あっという間の時間が流れました。東西文化が融合したエキゾチックな国・トルコに別れを告げ、一行は空路で日本へ向かいます。「いつかまた訪ねたい」という声が、あちらこちらから聞こえてくる充実した旅となりました。