クラブツーリズム TOP「旅の友」Web版【東日本版】 > 旅のアルバム帳/美術鑑賞をともに楽しむ一期一会の「ひとり旅」

連載企画 今月のテーマ「はじめの一歩」じっくり美術館めぐり
現地リポート 2012年10月25日〜27日取材 旅のアルバム帳 美術鑑賞をともに楽しむ一期一会の「ひとり旅」

「旅の友」東日本版新年号に掲載。
※中部・東海版、西日本版は、記事内容が異なります

旅の友web版新年号

「旅の友」Web版新年号
旅のアルバム帳2012年10月25〜27日取材 美術鑑賞をともに楽しむ一期一会の「ひとり旅」
足立美術館の見事な日本庭園 大塚国際美術館のシスティーナ・ホール

ご家族やお友達との予定が合わなくても、気軽に参加できる「おひとり参加限定の旅」。今回は、山陽、山陰、瀬戸内の3つの美術館を3日間でじっくりとめぐるというもの。おひとり同士という気安さもあってか、旅がはじまってすぐにお互いが仲良くなり、みんなで旅を楽しみました。じっくり楽しく美術館をめぐった旅をリポートします。

1日目 岡山県倉敷「美観地区」に建つ大原美術館へ

西洋美術を楽しむ

東京駅を出発した一行は新幹線で一路岡山へ。まず訪ねたのが、倉敷の「美観地区」に建つ大原美術館。ギリシャ神殿風の外観が印象的な、日本で初めて西洋美術を展示した美術館です。「関東の美術館はいろいろとめぐったけれど、西日本の美術館は訪ねたことがなくて」と話すのは山口利子さん。「お目当ての絵と対面できて、とっても満足できました。時間がいくらあっても足りないくらいですよ」と笑顔でお話してくれました。 1日目の宿泊ホテルでの夕食はフランス料理。みなさんはやくも打ち解け、食事と会話に大いに盛り上がりました。

荘厳なたたずまいの大原美術館を前にして、渡辺静子さん(左)と新井緑さん(右) 美術館前は倉敷川が流れ、川沿いに風情ある町並みが広がります
意気投合した(左から)大倉典子さん、山田啓子さん、北原肇子さんの3名
夕食はホテルでフランス料理を
夕食時にはご参加者同士、会話も弾みました 阿部紀子さん(左)と山本泰代さん(右)

このページの先頭へ

2日目 日本画と日本庭園で名高い足立美術館へ

日本画と日本庭園を堪能

2日目は島根県安来にある足立美術館を訪ねました。朝一番に訪れて、混雑なく自由に広い館内をめぐりました。近代日本画を中心に展示されているこの美術館は、日本庭園の見事さでも有名です。「日本庭園が見たくてこのツアーに参加したんです」と話すのは今井栄子さん。「ほとんどずっと日本庭園を眺めていました」と、望みどおりの庭園の美しさを、存分に楽しまれたようです。

鳴門海峡の見物と、鳴門温泉のリゾートホテルでバイキング

美術館以外では、鳴門海峡の見物も楽しみました。海峡にかかる大鳴門橋の「渦の道」にみなさん入場。「旅の友」編集部も同行して、一緒にうずしおを楽しみました。 2泊目の夕食は鳴門温泉・ルネッサンスリゾートナルトでバイキングです。地元・徳島の幸が90種類以上並び、あれがおいしい、これがおいしいとみなさん盛り上がりました。

足立美術館を代表する名画、横山大観の「紅葉」にじっと見入るみなさん 見事な日本庭園を前にして。(左から)山口利子さん、阿部紀子さん、斉藤京子さん
赤羽冨美子さん(左)と稲葉保子さん(右)はおふたりで仲良く美術鑑賞 「渦の道」でガラスの床に立つ山木泰代さん
リゾートホテルのバイキングで会話も弾みます
おいしい食事を前に、今日見た足立美術館を振り返ります。青柳美津子(右)さんと山口利子さん(左) 2日目も食事しながら盛り上がりました。大倉典子さん(左)と稲葉保子さん(右)

このページの先頭へ

3日目 世界の名画を陶板画で再現した大塚国際美術館へ

忠実に再現された西洋名画を鑑賞

3日目は徳島県鳴門にある、世界の西洋名画を陶板に再現した大塚国際美術館へ。数々の名画が原寸大で、広い館内に並びます。こちらも開館と同時に入場。美術館スタッフの説明も交えながら、3時間半の間、じっくりと美にふれることができました。山本泰代さんは「いろいろな展覧会で実物を見てきたけれど、陶板画はそん色ないですね。これだけの名画を一度に見ることができるなんて幸せです」とたいそうお気に入りのよう。鈴木ケイさんは「陶板画って、気を使わず楽に見られるからいいわね」と楽しく館内をめぐっていました。

「一期一会」という言葉どおり、お互いがせっかく一緒になったのだからと、みんなで楽しく盛り上がった今回の旅。どこかでご一緒したときは、また楽しく旅しましょう、とそれぞれの帰路につきました。

レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」は修復前と後の2点を展示。修復後の絵の前で記念撮影
システィーナ・ホール。みなさん広い天井を見上げながら美術館スタッフの詳しい解説に聞き入りました 世界の名画が原寸大で再現されていて、大迫力です
「一期一会」で結ばれた旅仲間
帰りのサービスエリアにて。すっかり仲良しの、左から山本泰代さん、北原肇子さん、田中正子さん 斉藤京子さん(左)と鈴木ケイさんも仲良くピースサイン

このページの先頭へ

関連ページのご紹介

  • おひとり参加限定の旅
  • 美術館めぐり 関東出発
  • 近代日本画・庭園を愛でる 足立美術館特集

クリア

決定