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旅のアルバム帳 美食の五島列島・小値賀島

「旅の友」東日本版
5月号に掲載。

※中部・東海版、西日本版は、記事内容が異なります

旅の友web版5月号

「旅の友」Web版5月号

旅のアルバム帳 美食の五島列島・小値賀島

島旅は普通の観光旅行と異なることもありますが、五島列島は島旅初心者におすすめの地です。今回は、通常のツアーでは行けない小値賀島にまで足を伸ばし、のどかな島旅を楽しみました。もちろん、島のうまいもの食べまくりです!

上 五島牛のすきやき 左 新鮮な島の魚をお刺し身で

長崎港から船に乗って…

長崎から高速船に乗って、五島・福江島へ向かいます。船内は快適で、おいしい弁当を味わいながら、これから始まる島旅への期待に胸を膨らませます。

高速船「ぺがさす」に乗って出発!左/長崎名物満載の「長崎街道弁当」。外箱が乗り物の駕籠をイメージしていました。

高浜ビーチ

高台の魚藍観音展望台から見たビーチはエメラルドグリーン。海岸に降りてもその青さを実感できました。

美しい海に思わず見とれます

島山島

人間よりもシカの方が多い島山島。小さな島山港の水は美しく、泳いでいる魚が見えると皆さんで魚探しが始まりました。

シカの群れがお出迎え
魚が見える岸壁

大瀬崎展望台

映画「悪人」のロケ地としても知られる大瀬崎灯台を高台から見下ろします。あいにくガスが出ていましたが、時折はっきりと姿を見せてくれました。

灯台が見える一瞬を狙って…

五島市椿園

五島は椿の名所。「東の(伊豆)大島、西の五島」という言葉があります。この椿園は、

福江島発祥の「玉之浦椿」をはじめ、海外の椿なども観賞できます。

約60種2000本の椿があります

目の前でさばく!新鮮な魚三昧の夕食

初日の宿は、温泉もあるコンカナ王国。夕食は調理人が目の前で魚をさばいてくれました。旅仲間たちもテーブルを囲み、話が弾みます。

夕食を囲んでお話が弾む旅仲間たちブリ1匹の目の前でさばいていただきましたハッサクを使ったデザートも
五島の名物づくしの夕食
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中通島から若松島、漁生浦島、有明島、日ノ島とめぐり、小値賀島へ向かいます

午前

中通島へ

早朝に福江島を出発。再び高速船「ぺがさす」で中通島へ向かいます。

ぺがさす船中

桐教会

中通島の桐地区は、静かな入り江に面した地。その高台に桐教会があります。桐湾には「桐ノ小島」があり、空いている時間に足を伸ばされる方がいました。

桐ノ小島(右奥)に向かわれる方も
教会の内部を見学

若松大橋

中通島と若松島を結ぶ若松大橋。橋のたもとから海沿いへ降りる遊歩道が続いています。若松瀬戸を船が何艘も行き来していました。

全長522mの若松大橋

日島

漁生浦島、有明島、日島は橋でつながり、車で行くことができます。日島は東シナ海の外海に面し、中世の古墳群が発見されたことから、かつてここが海の道との中継地点であったことをうかがわせます。

日島にて東シナ海を背にする菅原康夫さん

郷土料理の昼食

ホテルマリンピアでランチタイム。五島名物の五島うどん地獄焚きやクジラの湯引きなど、郷土色あふれるおいしい昼食をいただきました。

座間和一さん、光江さんご夫妻もおいしいと満足されました
五島うどん 五島牛 クジラの湯引き

青砂ヶ浦教会

国の重要文化財のレンガ造りの教会は、奈摩湾を見下ろす高台に建っています。かつて「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」のロケが行われたことがあります。

上五島観光交通の橋本美津江ガイドとお話をする高畑實さん

上五島観光交通の橋本美津江ガイドとお話をする高畑實さん
チャーター船で小値賀島へ

午後 小値賀島〜黒島フリータイム

予定だった野崎島へ時化で行けなくなった分、自由散策の時間が取れました。小値賀の歴史史料を見学したり、橋でつながっている黒島散策に向かったり、各自で自由に楽しみました

小値賀漁港から黒島散策へ向かう皆様

小値賀漁港から黒島散策へ向かう皆様散策中に地元の方と話が弾み、アスパラガスを頂いた清水真弥さん黒島で地元の方と語らう瀧澤恒次さんと菅原康夫さん

古民家レストラン「藤松」で小値賀島のうまいものづくしの創作和食を

この日の夕食は160年以上前の古民家を再生したレストラン。島の味わいを楽しみました。

趣のある立派なつくりの古民家レストラン訪れた日はひな祭りでした7メートルの1枚板のテーブルで夕食
島の食材を用いた料理の数々
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小値賀島をぐるりと観光後、ついに島とお別れを

島の朝ごはん

小西旅館の気さくなご主人小西茂子さんとお話ししながら楽しい朝食。前日、島の方からもらったアスパラガスがゆでて朝食に供されました。

立っている方が小西茂子さん

小値賀漁協

小西旅館のすぐそばにある漁協では、朝からたくさんの魚が水揚げされていました。

水揚げされた魚をその場で処理し、新鮮なまま箱詰めされていきます

小値賀観光 〜この日は、小値賀アイランドツーリズム協会の尼崎豊さんの案内で島内観光〜

牛の塔

かつて2つの島だった小値賀島を中世に干拓した時、厳しい労働で犠牲になった沢山の牛を供養する塔。

この建物の下に経文を刻んだ石が埋納されています

赤浜海岸

火山噴出物の影響で島の土は赤みを帯びています。中でもこの赤浜海岸は赤い砂や小石が一面に広がっていました。訪れた日はたくさんの水仙が咲いていました

不思議な色の赤浜を見物

小値賀空港

小型機の空港として開業しましたが、現在定期便は飛んでいません。ただ、緊急時の交通手段として、今も整備されています。

長崎県によって整備されている空港

神島神社

野崎島の沖ノ神島神社と対をなす、島で一番古い神社。3つの石を組み上げた鳥居なども見ものです。神話めいた逸話もあり、興味をひかれます。

鳥居の向こうは海が広がっています

愛宕山園地

島の北西にあるビューポイント。宇久島や野崎島などがよく見えます。春は桜に彩られるお花見ポイントとなります。

島の北方と東方が望めます

柿の浜海水浴場

青い海が広がる海岸。遠浅ですが、岩礁が伸びているので、青い海の真ん中まで行くことができ、皆さん岩場を歩いて冒険していました。

岩場伝いに海の真ん中へ

斑島

小値賀島と橋でつながっています。北部にある荒磯には波の力で岩が丸く削られたポットホールがあります。

岩の割れ目から覗き込みます

小値賀町歴史民俗資料館

捕鯨や新田開発、酒造などで栄えた小田家の資料や、島の古代資料、野崎島の旧野首教会の資料などを展示しています。小田家は平戸松浦氏とのかかわりが深く、瓦の拭き方も独特です。

小田家歴代当主の資料を見る皆様

お寿司を囲んで旅の思い出語り

島での最後の食事はお寿司屋さんで。旅の思い出を語りながらおいしくいただきました。中にはカウンターで個別に注文をされる方も。

ヒラメやブリ、タイなどの寿司今回の旅を振り返る皆様おいしそうなネタをチェックする清水さん

また会う日まで

佐世保行きのフェリー「なるしお」に乗っていよいよ島とお別れ。島の子どもたちが見送ってくれました。

左世保まで約2時間半の船旅です子どもたちが手を振って見送ってくれました
旅のこぼれ話

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