クラブツーリズム TOP>「旅の友」Web版> 「旅の友」現地レポート 旅のアルバム帳 効能自慢!東北6湯ハイライト
ツアーではあまり訪ねられない秘湯・峩々(がが)温泉をはじめ、東北地方に点在する泉質・効能自慢の温泉の中から、今回は宮城県と山形県の6湯をめぐる旅に同行しました。それぞれ異なる効能を誇る6湯で、「体にいい」温泉をじっくりと楽しんだツアーの様子をご紹介しましょう。
東京・大宮から東北新幹線で白石蔵王駅へ。1湯目は「目に効く」小原(おばら)温泉です。源泉に浸したタオルで目を蒸すという独特の入浴方法を体験。
2湯目は、宮城県川崎町立の公衆浴場・青根温泉「じゃっぽの湯」。このような公共立ち寄り温泉を訪ねるのも、「温泉大好き」ならでは。湯の花が舞う温泉を満喫しました。
ツアーのハイライトは今日、宿泊する3湯目の秘湯・峩々温泉。ゆったり浸かる“ぬる湯”、かけ湯をする“あつ湯”そして飲泉で、「日本三大胃腸病の名湯」を堪能しました。
ここ峩々温泉は、一般のツアーでは訪れることのない、蔵王山中の秘湯の一軒宿。雪深い山の中にもかかわらず、夕食はお好きなメインディッシュが選べることが特徴です。さらに特産品の根菜など、地元の食材をふんだんに盛り込んだとってもヘルシーなメニュー。女性のお客様からは「またぜひ来てみたいわ」と好評を得ています。温泉、食事、おもてなしのいずれもすばらしく、まさに“健康になれる秘湯”を実感しました。
1.バス車中で紙しばいを使い 温泉の効能を説明 2.青根温泉のある川崎町で 洋館の資料室も見学 3.峩々温泉・若き6代目湯守の 竹内宏之さん
4湯目は美肌の湯としても注目を浴びる山形県の蔵王温泉へ。硫黄臭が漂う白濁の湯で、お肌もすべすべに。小雪舞う温泉街の散策も楽しみました。
5湯目は仙台の奥座敷・作並(さくなみ)温泉。広瀬川の渓流沿いにたたずむ老舗旅館、鷹泉閣 岩松旅館に宿泊しました。4つの源泉を誇る天然岩風呂などで効能豊かな湯をのんびり味わいました。
この天然岩風呂、実は混浴ですが、女性専用の時間帯もあるので安心です。なかには、「混浴の時間帯にも入ってきましたよ」とおっしゃる女性のお客様も。ほかにも女性専用露天風呂や広々とした大浴場など施設が充実、皆さん何度も湯に入り、温泉三昧を堪能しました。
新鮮な山海の幸をふんだんに盛り込んだこだわりの和食膳の夕食も大好評。ちょっぴりお酒も手伝って、温泉談義に話の花を咲かせました。
4.1泊目の峩々温泉では翌朝、 水出しコーヒーのサービスも
5.作並温泉・鷹泉閣岩松旅館の夕食も 美味です
6.湯けむり漂い小雪が舞う 蔵王温泉街を散策
旅の締めくくりは、6湯目の鎌先(かまさき)温泉。鎌先温泉は、古来「傷に効く」とも「万病に効く」とも伝えられる効能豊かな古湯です。湯治場の風情が漂う温泉街を抜けて木村屋旅館へ。源泉掛け流しの茶褐色の湯を満たした露天風呂にゆったりとつかり、白石名物の温麺(うーめん)の昼食をご賞味。楽しかった6湯めぐりの思い出を語り合いました。「さぁ次はどこの温泉めぐりに行きましょうか」と、仲間たちの旅は続きます。
7.湯治場の雰囲気が漂う鎌先温泉街で のんびり
8.白石名物の温麺(うーめん)の昼食を ご賞味
9.思い出の「湯めぐり探訪スタンプ帳」を手に。梅木律子さん(左)と渡辺伊佐子さん
10.木村屋旅館の木村孝支配人(右)が 鎌先温泉の効能を説明