東京から一路、バスで埼玉県秩父市へ。途中の休憩地で先達の関根さんが同乗し、お参り旅はいよいよスタートです。

秩父三十四観音は、市街地から山中まで、お寺を取り巻く風景はさまざま。19番札所・龍石寺での読経は静寂な空気に響き渡り、13番札所・慈眼寺では隣接する幼稚園からの園児たちの楽しげな笑い声のなかに混ざり合う声と声。お寺それぞれに違った趣があり、お参り旅に色を添えます。

バス車中やお寺では、秩父の郷土史研究をされていた先達・関根久光さんのさまざまな歴史や文化の解説があり、お参りだけでなく、知識も深めることができました。

今回の行程はこちら。
18番札所　白道山・神門寺
11番札所　南石山・常楽寺
12番札所　佛道山・野坂寺
13番札所　旗下山・慈眼寺
〜昼食休憩でほっと一息〜
15番札所　母巣山・少林寺
19番札所　飛淵山・龍石寺
17番札所　実正山・定林寺
16番札所　無量山・西光寺
14番札所　長岳山・今宮坊

帰りのバス車中は、お菓子を持ち寄ったり談笑したりと、朝とは打って変わって和やかな雰囲気。お参り旅の話はもちろん、家族の話や思い出話まで、同行した仲間同士、リラックスした雰囲気で語り合われていました。秩父三十四観音めぐりは、残すところあと２回。まだまだ、旅は続きます。