【高知】高知の清流を巡る四国の絶景二大河川＜全2回＞｜趣味活

日本一の透明度を誇る奇跡の清流、その透明度から仁淀ブルーと呼ばれている仁淀川は、西日本最高峰の石鎚山に源を発し、124kmに渡って土佐湾に流れ着きます。大きな支流が流れ込むのを特徴とし、周囲の山々からの湧き水が、泥や土ではなく固い岩の地形を流れるため濁りが無く、太陽からの青い光が水の分子で反射することにより本当に綺麗な青色の水面を保ちます。流域での和紙生産業は、上流で原料植物の栽培、中流に加工工場、下流に和紙問屋にて販売という、川そのものが人々の生活の一部と繋がっています。

日本最後の清流、そして柿田川、長良川と共に日本三大清流の一つと呼ばれている四万十川は、高岡郡津野町の不入山（いらずやま）に源を発し、緩やかな流れで196kmに渡って蛇行を繰り返しながら太平洋に流れ着く四国最長の河川です。48もの沈下橋は美しさの象徴と言われ、例年5月下旬～6月上旬にかけて、たくさんの蛍が乱舞する幻想的な世界を味わえる屋形船に乗ることが出来ます。支流からの水路には様々な大きさの水車が設置され、紫陽花が満開に咲く頃には色取り取りの田園風景に心奪われるでしょう。