現地リポート　人力車でめぐる嵐山温泉に泊まる京都紅葉めぐり│「旅の友」web版【東日本版】 │クラブツーリズム

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「旅の友」東日本版2月号に掲載。 ※中部・東海版、西日本版は、記事内容が異なります

人力車でめぐる嵐山温泉に泊まる京都紅葉めぐり　今回「旅の友」編集部が同行したのは、錦秋に染まる京都2泊3日の旅です。旅仲間15人は、洛外の山間にある湯の花温泉に連泊。人力車に揺られて秋深まる嵐山を散策したり、松花堂庭園や東福寺へ。「観光が1日2ヵ所なので、とてもゆったりできました」（我妻哲夫さん・寛子さんご夫妻）と、旅仲間はそれぞれ、秋の京都を存分に満喫しました。

「長く歩かない」「ゆったり行程」の旅ゆったり旅　ゆったり旅のおもてなしの「お約束」1.長い距離は歩きません2.ゆとりをもった行程をお約束3.3段階の「ゆったり度」表示4.こだわりのお宿･お食事をご用意5.少人数であたたかみのあるご旅行を

動画で紹介！旅の様子はこちら

人力車に揺られ、嵐山をゆったり散策

昼食会場の「花筏」の前に人力車がずらり！歩かずらくらくご案内

嵐山散策マップ

2日目午後　嵐山　店の前にずらり並んだ人力車に乗り込み、いざ嵐山散策へ。紅に燃える嵐山を見ながら渡月橋を渡り、竹林の小道から天龍寺の脇を抜け、そして宝厳院へ。観光客でごった返す街中でしたが、車道をスイスイ抜けていきます。人力車を楽しみにしていたという森田節子さんと棈松輝恵さんは、「座席の位置が高いので、景色がよく見えて、とてもよかった。お寺や町並みの説明も詳しく聞けたし。乗り心地もとてもよくて」と、満足そうでした。

清々しい「竹林の小道」へ終点の宝厳院に到着

本場の豆腐会席　2日目昼食嵐山「花筏」　渡月橋のたもとにある「花筏」で本場の湯豆腐料理を堪能。京都ならでは食が楽しめました。料理長は毎日、市場まで足を運び、食材を吟味して、メニューを考えます。器選びも、料理長自らが現地に足を運んでそろえたものです。

京都の名所の紅葉もじっくり観賞

1日目午後　建仁寺　旅仲間一行が最初に訪れたのは、京都最古の禅寺･建仁寺です。大書院で「風神雷神図屏風」を、法堂では創建800年を記念して天井に描かれた「双龍図」を拝観しました。

上／市「天井の龍は見事でした」と話す市村士久さん・房子さんご夫妻左／迫力満点だった「双龍図」

1日目夜間・2日目午前　大覚寺　1200年余の歴史を刻む大覚寺では、1日目夜間、ご希望者の参加で幻想的なライトアップを観賞。翌日は、本堂を拝観した後、穏やかな風景が広がる大沢池を散策しました。

上／日本最古の人工の林泉・大沢池を背に旅仲間のみなさん　左／ライトアップされた心経宝塔

2日目午後　宝厳院　獅子吼の庭で知られる宝厳院では、獅子岩や瀧門瀑を彩る木々と苔の艶やかなコントラストを観賞したり、モミジのトンネルを抜けたり、庭園をたっぷり観賞しました。

上／茶席にひと休みして抹茶を味わう、我妻哲夫さん・寛子さんご夫妻
左／紅葉最盛期の「獅子吼の庭」

1日目午前　松花堂庭園・美術館　最終日は一路、洛南へ。江戸初期の文化人の中心として活躍した松花堂昭乗ゆかり、松花堂弁当発祥の地としても知られる「松花堂庭園」へ。ガイドの案内に導かれながら、紅葉や竹林を存分に堪能しました。

3日目午後　東福寺　最後の観光地となった東福寺は、京都随一の紅葉名所。臥雲橋からはわきたつような紅葉を眺め、渓谷沿いも散策しました。

松花堂弁当　3日目昼食　京都吉兆　田の字に仕切った木箱に、四季の味わいを盛り合わせたのが「松花堂弁当」。石清水八幡宮の社僧だった松花堂昭乗が使っていた盆にヒントを得て、「吉兆」創業者が料理に仕立てました。

上／渓谷美を堪能した旅仲間のみなさん　左／通天橋から、深い洗玉澗の渓谷美を眼下に収める旅仲間たち

洛外に位置する温泉宿にしっとり連泊

１日目の夕食。心づくしの品々を２時間かけてゆっくりいただきました

1・ 2日目　すみや亀峰菴　宿泊は、京都近郊では珍しい天然温泉が楽しめる宿、湯の花温泉「すみや亀峰菴」。茅葺きの門や漆喰のおくどさん、高野槇の湯船……。落ち着いたたたずまいは、古都の紅葉を愛でる旅にぴったりでした。

すみや亀峰菴のエントランス

食事　1日目の夕食には、秋らしい八寸や裏山で捕れた猪鍋、聖護院かぶらの椀、フグの炙りなど旬の料理が並びました

大浴場　瀬音を聞きながら渡り廊下を行くと、大浴場。桜の木をくりぬいた露天風呂（女性）で、星空や紅葉も観賞しました

客室　掘りごたつから、山の景色が望める客室「山の菴」。茶室やギャラリーも併設、落ち着いたたたずまいの宿です