海上を舞うカモメと戯れながら、船は佐渡島の両津港へ。始めの観光地はトキの森公園だ。ここでは一度は絶滅してしまったトキを、野生に戻すために飼育・育成している。ゲージ越しではあるが元気なトキの姿を眺められた。宿泊は八幡温泉の八幡館。皇室ご用達という由緒ある宿だ。この宿で評判なのが温泉。ぬるりとした柔らかい湯が肌にいいとか。夕食には名物のおけさ柿シャーベットを味わわれ、食後には鬼太鼓の実演を鑑賞された。

　美しい海岸線の尖閣湾を散策し、外海府はクルーズで観光。午前中は佐渡が誇る海の美しさを堪能された。午後からは佐渡金山へ。金山は、現在世界遺産暫定一覧表に記され、その価値が評価されている。ここで皆様が熱くなったのが金の延べ棒。本物の延べ棒を片手でケースから出すことができたら記念品がもらえるとのこと。多くの皆様が挑戦されたが、残念ながらかなわず。夕暮れ前に、2日目の宿、ホテル吾妻に到着。夕日の宿といわれるように、海に沈む夕日が美しい。カニやイカなど、佐渡名産の食事を楽しまれた。

箱庭を海に浮かべたような美しい名勝、矢島・経島を散策、小木では名物のたらい舟を体験。海女さんがこぐたらい舟に乗船され、中には操船に挑戦される方も。操船はなかなか難しいようで、修了証をもらった方は得意げ。この後、尾畑酒造、マルダイ味噌を見学された皆様は赤泊から高速船で本州の寺泊へ。今回は食と自然美を堪能した旅。これから秋にかけては紅葉が美しく島を彩るだろう。