ニュージーランド旅行・ツアー 星空観賞
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ニュージーランドにおける星空観賞の街として知られるテカポ湖
ニュージーランド南島、サザンアルプスを望む豊かな自然に恵まれたテカポ湖は、息をのむほど美しい星空で知られる町。「Tekapo」はマオリ語で「夜の寝床」の意味。荘厳ともいえる星空は見る人を圧倒し、その心を宇宙の神秘へと誘います。この世界屈指ともいえる星空を守るため、テカポ湖の星空案内人としてこの道20年活動をされている小澤ひでさんに、
テカポ湖の星空の魅力について、ニュージーランド企画担当者がお話をうかがいました。
南十字星の探し方
テカポ湖では、南十字星は地平線に沈まない星なので、1年中(雲がかからなければ)見ることができます。時間とともに場所や角度が変わりますが、南十字星の探し方をご紹介します。ぜひ、現地ニュージーランドで、ご自身の目で南十字星探しをお楽しみください。
まずは、南の方角を向きます。「南」と言われても最初は分かりづらいと思いますが、太陽が沈む方角をチェックしておきます。日本でもニュージーランドでも太陽は東から上って西に沈みます。ですので、太陽が沈む方角さえ確認しておけばそちらが西の方角です。西がわかれば90度左手の方角が南です。
次に、南の方角に明るく並ぶ2つの星を探します。この星はケンタウルス座という名の星座の中にある、ケンタウルス座α星とケンタウルス座β星です。ちなみに、ケンタウルス座α星は全天の星の中で3番目に明るい星なので、ニュージーランドではどれだけ大きな町からでも見ることができます。β星の方も明るい一等星なので、α星が見つかったらその隣にあるβ星もすぐに見つかります。
2つの明るい星が見つかったら、αからβに向かって線を結びます。そして、この線をずーっと伸ばした先にある星が南十字星の頭にあたる星です。十字架の頭さえ見つかればあとは十字を描くのは簡単です。
ニュージーランドの先住民族、マオリ族の人たちは南十字星を使って方角を見つけ出していたと考えられています。十字架の頭と足を結び、ずっと伸ばした先にあるのが天の南極です。この天の南極の位置が真南の方角を示しています。
このように、南十字星は方角を知る手掛かりとなる大事な星なので、その近くにある十字架の形をした星の集まりと混同しないように、ダイヤモンド十字・ニセ十字にもわざわざ名前を付けました。
特にマオリ族は、元々はポリネシアの人たちなので、彼らは船を漕いでこのニュージーランドの大地に到着しました。夜、船を漕ぎながら方角を知る手掛かりになるものは星しかありませんでした。夜海の上で方角を見失うことは、死活問題に関わってきますので、彼らにとって南十字星はとっても大事な星だったのです。
今でも、ニュージーランドの国旗を見てみると赤色で4つの星々が描かれています。これは南十字星を示しており、ニュージーランドの人たちにとっては国旗にのせるぐらいこの星は大事な星だというわけです。
世界遺産マウントクックの星空
ニュージーランド最高峰のマウントクックは標高3,754m。マオリ語では「雲を突き抜ける山」を意味する「アオラキ」と呼ばれ、周囲の3,000m級の山々とともに荘厳で壮大な姿を見せています。そして日中の観光だけでなく、マウントクック国立公園では、夜の美しい星空も大きな見どころのひとつです。
人工の光がない大自然の中、ひっそりとした夜の星空をお楽しみください。そのような大自然に抱かれた老舗名門ホテル「ハーミテージ」での宿泊観光を、ぜひご満喫ください。
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