クラブツーリズム TOP>「旅の友」Web版【中部・東海版】> 旅のアルバム帳 「ドバイ・アブダビ優雅な休日」
猛暑が続く中部から旅仲間が向かったのは、体感温度50度以上ともいわれるさらに暑い国ドバイ。ドバイはアラブ首長国連邦の首長国のひとつで、40年ほど前までは砂漠の一国にすぎませんでしたが、今や高層ビルが建ち並ぶ近代都市へと変貌を遂げています。
旅仲間は、中部国際空港から北京を経由しアラブ首長国連邦の首都アブダビの空港へ。アブダビはドバイから車で約2時間の場所にあるアラブ首長国最大の国です。空港では、現地ガイドのムハンマドさんが迎えてくれました。
まずは首都アブダビ市内観光へ。エアコンの効いたバス車内から外に出ると、湿気と暑さでカメラのレンズが曇るほど。朝の8時だというのに気温はすでに31度。そんな中、向ったのが「世界一美しい」と賞賛されるシェイク・ザイード・グランドモスクです。一歩、中に入るとその壮麗さに思わず言葉を失うほど。「本当に美しいモスクで感動しました。敷かれている絨毯も素晴らしいです」と岐阜県の田中さん。モスク内を見学した後、旅仲間はドバイへ向け出発。
昼前にドバイに到着した旅仲間。まずはアラビア料理で腹ごしらえです。どんな料理が出るのか、どきどきしながら待つ皆様の前にアラビア料理の定番の前菜のホモス(ひよこ豆をペーストにしたもの)をはじめ、レンズ豆のスープやケバブなどが、次々と出されていきます。「初めて食べましたがあっさりした味でおいしい!野菜もたっぷりで食べやすいです」と犬山市の宮内さん。皆で料理の素材を推測したり、感想を言いあいながら、楽しい食事の時間を過ごしました。
夕方、砂漠に日が沈むころ、旅仲間は砂漠の中にベドウィン(遊牧民)村を再現したキャンプへ到着。ここでは手や足に絵を描く「ヘナペイント」やラクダ乗り、良い水たばこ「シーシャ」など、さまざまな体験に挑戦。ラクダに乗った柴田さんは「背が思いのほか高くて驚いたけど、いい経験ができました」。
皆様で民族舞踊のタヌーラ鑑賞後、おまちかねの夕食。ビュッフェ形式で皆様それぞれにアラビックな料理に舌つづみ。食後は、くつろぎながらベリーダンスを鑑賞。妖艶な踊りに独特の音楽……。そこはまさに絵物語のようなアラビアンナイトの世界が広がっていました。
ドバイでの滞在2日目、今日はたっぷりドバイ観光です。まずは「ニュードバイ」と呼ばれるリゾート地区へ。ここの目玉は何といっても風をはらんだ帆のようなデザインが印象的なホテル「バージュ・アル・アラブ」です。旅仲間はホテルが見える海岸からホテルを撮影。遠近感を利用すればさまざまな面白写真が撮れるとあり、ホテルを手で吊るしたり、足で挟んだりと皆様、工夫を凝らして写真撮影を楽しまれていました。
ニュードバイの後は「オールドドバイ」です。ここは昔ながらのゴールドスークやスパイススークなどが今も残る場所。アブラ(水上タクシー)に乗って運河を渡れば、いにしえのドバイにタイムスリップしたような気分になれました。
オールドドバイで、古い町並みを楽しんだ後は、今、最も人気の観光地「バージュ・カリファ」へ。ここは高さ828m、世界を代表する超高層ランドマークとして注目のビルです。展望台へのエレベーターの扉が開いた瞬間、「わあ!」という旅仲間の歓声が響きました。展望台の高さは地上424m、ガラス張りの展望台からは、遠くの砂漠や海、そして足元に広がる街並みがまるでジオラマのようでした。
その後、バージュ・カリファの下で行われる世界最大級の噴水ショー「ドバイ・ファンテン」を楽しまれた旅仲間。壮大な眺めと迫力の噴水ショーに興奮さめやらぬご様子でした。
ドバイでの最終日、この日は終日自由行動。ただツアーではオプショナルツアーもご用意(別料金)。オプショナルツアーでは、ヤシの形をした人工島「パームジュメイラ」へ。ここで写真を撮った後は、ドバイメトロ乗車体験。2009年に完成したメトロは駅も車内も近未来的。「電車の中がきれいで驚きました」と岐阜県の田中さん。地元の人に混じってのメトロ乗車という貴重な体験をしていただきました。
最後の観光はドバイ水族館。ここはドバイモールの中心にある水族館で、長さ32.88m、高さ8.3mの大水槽は世界最大級のもの。約3万3000匹の海洋生物がいて、水中トンネルからはサメなどその姿が間近に観られました。
その後、アブダビの空港に向った旅仲間。バスを降りると、まるで旅仲間を見送るように美しい夕日が見られました。日々、変化するドバイ。街の風景は日々変わっていきますが、砂漠に沈む夕日や伝統料理など変わらないものも数多くあります。今と昔が交錯する―、そんな多彩な風景にいくつも出会えた旅でした。