クラブツーリズム TOP>「旅の友」Web版【中部・東海版】> 旅のアルバム帳 「 カニ・ブリ・寿司!北陸名物うまいもんめぐり」
最初の目的地は城下町の文化、風情を今も留める金沢。市内中心部に建つ高層ホテルのメインダイニングでゆったりと昼食をいたただきました。中央に配された日本庭園をガラス越しに眺める優雅な店内です。
昼食を終え、旅仲間は金箔を製造する箔座を訪れました。江戸時代から金箔造りの歴史を持つ金沢は、現在全国生産の99%を誇ります。厚さ0.0001〜2mm、わずか1万分の1〜2mmと想像を絶する薄さに仕上げられる金箔はまさに職人技の極み。再現された秀吉の黄金の茶室見学や、副産品として女性に大人気のあぶらとり紙などの買い物を楽しんでから、今も城下町の風情を残すひがし茶屋街へ。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような石畳の路地、紅殻(べんがら)格子の茶屋が建ち並ぶ通りでひととき情緒豊かな時間をお過ごしいただきました。
今回お泊りいただいたのは雄大な黒部峡谷の間近、豊かな自然に恵まれた宇奈月温泉です。湯上りがさらっとした美肌の湯でくつろげるお宿は、明治時代開業の歴史ある延対寺荘です。もともと料理旅館としてスタートした延対寺荘はお湯に加えて料理自慢の宿で「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」(旅行新聞新社主催)料理部門に16年連続入選しています。
2日目、旅仲間は富山の老舗薬店、池田屋安兵衛商店を訪れました。全国に知られる「富山の薬売り」について、富山県で売薬、製薬業が発展した歴史と背景を学んだ後、実際に使われていた古い道具を使い丸薬造りを体験しました。その後、雨晴海岸を車窓から見学し、新鮮な海の幸が並ぶひみ番屋街で買い物をお楽しみいただいてから、海鮮丼の昼食。たくさんのお刺身を載せた丼に「やっぱり魚がおいしい」という感想をいただきました。最後に立ち寄ったのは世界文化遺産五箇山の菅沼集落。かやぶき屋根にはまだ雪が残る中、味、歴史、文化、自然と、北陸の魅力を満喫した旅を振り返りながら、散策をのんびりとお楽しみいただきました。