“アドリア海の宝石”と称えられ、温暖な気候と風光明媚な風景が広がる人気の観光地クロアチア。古代より独自の文化を持つこの国では、世界遺産や雄大な自然、青い海に囲まれた港町など見どころもたくさん!
No.01 ザグレブ
クロアチア最大の都市ザグレブは、中世にカブトルとグラデツが合併してできた内陸の街。冬には欧州一美しいと言われるクリスマスマーケットが開かれます。ランドマークは、2つの尖塔を備えた聖母被昇天大聖堂。かつてオリエント急行が停まった中央駅など街並みはエレガントで、トラムを使ってコンパクトに観光できるのも魅力。国際都市だけにレストランも充実しています。クロアチアはイタリア料理の影響が強く、特に地産の生ハムやサラミは絶品!地元料理のレストランなら「Vinodol」「Purger」がおすすめです。日本料理の「Takenoko」もおしゃれな雰囲気。ザグレブから海沿いのドブロブニクまではバスで6~7時間かかるので、日帰り観光するなら飛行機でのアクセスがおすすめです。
No.02 ドブロブニク
アドリア海に突き出た旧市街が、有名アニメ作品のモデルになったとも言われるドブロブニク。その旧市街を取り巻く城壁めぐりが観光客に人気です。ドブロブニクは物価が高いため、城壁やロープウェイなど観光名所で使える「ドブロブニクカード」をWebで事前購入しておくのがおすすめ。フランシスコ会修道院などの定番スポットのほか、バスチケットでビーチにも行くことができお得!ドブロブニクでの食事はシーフード一択。レストランは「Nautika」が有名ですが、カジュアルな「Pantarul」もおすすめです。
No.03 コナヴレ地方
ドブロブニクの南に広がるコナヴレ地方は、肥沃な土壌と太陽の光に恵まれた、ワイン作りが盛んな土地。近年はアグリツーリズムに力を入れており、ワイナリーをめぐるツアーが注目を集めています。同地では自給自足の伝統的な生活が今もなお営まれており、まるでおとぎ話の世界のような風景の中、ワインを飲み比べたり、地産の料理をいただいているだけで至福のひとときを過ごせます。ドブロブニクからは車で40分ほど。日帰りの現地観光ツアーも多く組まれていますので、ぜひ参加してみてください!
No.04 ストン
ドブロブニクからバスで1時間15分、牡蠣がおいしい小さな街がストンです。ここの牡蠣は小ぶりで味が濃いのが特徴。おすすめのレストランは、バス停近くの「Restaurant Sorgo」。生牡蠣も良いですが、牡蠣をダルマチア産のハムで巻いたフライが絶品!クロアチア産の白ワインともベストマッチです。街の背後には、ヨーロッパ第2の規模を誇る城壁があります。入場料を支払って城壁に登ることもできますが、足場の悪いところも散見されるので、歩きやすい靴で出かけることをおすすめします。
No.05 マカルスカ
知る人ぞ知るクロアチアのリゾート地がマカルスカ。ドブロブニクからはバスで日帰りも可能です。ドブロブニクやスプリットと比べるとのんびりとした雰囲気。アドリア海をゆっくり楽しむには最適な街です。背後にはビオコヴォ山がそびえ立ち、麓の自然公園でトレッキングも楽しめます。海沿いの通りにはレストランが立ち並び、エビのトマトソース煮が絶品の「Restoran Bounty」をはじめ、日本で言う海の家でも新鮮なシーフードを楽しめます。屋台で売られているサバの塩焼きは日本人の口に合います!
No.06 スプリット
クロアチア第2の都市スプリットは、アドリア海に面する風光明媚な街。街中に城壁が張り巡らされており、散策していると、まるで映画のセットに迷い込んだような感覚を味わえます。最も目を引く建造物が、聖ドムニウス大聖堂。主祭壇をはじめ、キリストの生涯を描いた彫刻など、中世ヨーロッパの荘厳な雰囲気を味わえます。旧市街には古い街並みを利用したおしゃれなレストランがたくさんあり、中でも「Diocletian's Wine House」がおすすめ。その名の通りクロアチアワインが50種類以上取りそろえられ、散策の一休みにも最適です。
No.07 クルカ国立公園
スプリットからバスを使って1時間40分程でアクセスできる観光地が、「ヨーロッパで最も美しい滝の1つ」と称されるクルカ国立公園。園内を流れるクルカ川を中心に、豊かな緑とたくさんの動物を鑑賞することができます。魅力は驚くほど透明度の高い水質。何と泳ぐこともできるんです!特に人気のスポットは、「スクラディンスキ・ブク」滝の根元のあたり。夏に訪れる際には水着を忘れずに!また園内の湖をめぐる遊覧船も就航しており、ヴィソヴァク島に浮かぶ「フランシスコ修道院」を訪ねるコースが人気です。
No.08 プリトヴィツェ湖群国立公園
広大な森に大小16の湖と無数の滝が連なり、世界でも類を見ない景観を生み出しているのがプリトヴィツェ湖群国立公園。首都ザグレブからはバスで3時間ほどで、日帰りツアーも用意されています。最も大きなコジャク湖を境に上湖群(Upper Lake)と下湖群(Lower Lake)に分けられますが、歩きやすく、見どころがコンパクトにまとまっているのは下湖群。高さ78mのプリトヴィッツェ滝や美しいミルカ・トルニナの滝などを半日ほどで見て回れます。一方の上湖群は、団体客があまり来ないため、静かに自然を満喫したい人におすすめです。
No.09 シベニク
アドリア海岸のほぼ中央に位置する海沿いの古都シベニク。旧市街には石畳の細い路地が張りめぐらされ、異国情緒満点です。シベニク最大の観光スポットが、世界遺産の聖ヤコブ大聖堂。美しい曲線を描く大きなドームや柱に壁面などはすべて石を削り出して作られており、完成まで150年かかったのも頷けます。特に洗礼台や洗礼室の天井に施された精緻な彫刻は必見!聖堂周辺は観光客向けのレストランがたくさんありますが、おすすめはバスターミナル近くのRivica。新鮮な魚介のリゾットやフリッターを気軽に楽しめます!
No.10 ポレチュ
ポレチュは、クロアチア北部のイストラ半島にある美しい港街。多くの歴史建造物や遺跡があり、観光客に人気です。特に世界遺産に認定されているエウフラシス聖堂のモザイク画は必見。6世紀に描かれたという事実に、悠久の時の流れを感じます。同地はクロアチアでもリゾート地として知られており、海の底が透けて見えるほど透明度の高いアドリア海を堪能できます。ヴェネツィアが近いこともあり、イタリア料理店も多数。中でも「Pizzeria Dali」は、料理のクオリティとリーズナブルな価格で人気です。
No.11 イストラ半島
アドリア海の奥に位置するイストラ半島は、第二次世界大戦までイタリアに属しており、現在も一部がイタリア領となっています。そのため街中にはローマ時代の遺跡も多く残されており、ロヴィニをはじめとする海沿いの街はノスタルジックな雰囲気です。一方、小高い丘に築かれた「天空の街」と呼ばれるモトヴン付近にはワイナリーがたくさんあり、テイスティングや購入が可能です。山では、同じく名産のトリュフ狩り体験も!カジュアルなレストラン「Konoba Mondo」でトリュフのパスタとワインを楽しんでください。
No.12 ザダル
ザダルはアドリア海沿岸にある小さな港町で、首都ザグレフより長距離バスを使って約3時間半でアクセスできます。2016年の「European Best Destinations」で1位に輝くなど注目度が高まっている観光地で、城門(ランド・ゲート)や聖アナスタシア大聖堂をはじめとする歴史的建造物は見ごたえがあります。北部のパクレニツァ国立公園には1,000種類以上の貴重な動植物が生息しており、ハイキングを楽しめます。「Pet Bunara」は地元民にも愛されるスローフードレストラン。名物料理のイカとひよこ豆の煮込みは、もちろんクロアチアワインと一緒に!
No.13 コルチュラ島
スプリットとドブロブニクの中間に位置するペリェシャッツ半島の先に浮かぶコルチュラ島。オリーブオイルやワインの生産が盛んな島で、ヴェネチア時代の面影を色濃く残す美しい街並みが広がります。島へのアクセスは、オレビッチより発着している定期船で約15分。こじんまりとした街を散策したり、透明度の高い海を眺めているだけで癒やされます。島民にも愛される食堂「Tedeschi」では、海沿いのテラスという絶好のシチュエーションで、エビのマリネなどをリーズナブルにいただけます。
No.14 リエカ
アドリア海最北に位置するクロアチア最大の港町リエカ。そのシンボルが丘の上に建つトランサット城です。ここからのクヴァルネル湾の眺めは絶景ですが、徒歩では500段以上の階段を登らねばならないので、お子さま連れなどの場合はバスでのアクセスがおすすめです。同じく街のシンボルである時計塔近くの聖ヴィート大聖堂は、バロック様式の建築や美しいステンドグラスが見どころ。食事はシーフード中心で、カジュアルなレストラン「Girica」のペスカトーレは評価が高いです。
No.15 フヴァル島
アドリア海に浮かぶフヴァル島は、近年隠れ家リゾートとしてヨーロッパのセレブに人気の島。スプリットから船でアクセスします。カタマランと呼ばれるスピード船では40分ほどで着くので、日帰りでの観光も可能です。旧市街は石畳の細い路地が入り組んでおり、レストランやホテルが点在しています。中でも「Dalmatino」は地元民に愛されるクロアチア料理店です。またフヴァル島は「ラベンダーの島」として知られ、街中の至るところでラベンダーの香りがします。アロマオイルや石鹸はお土産におすすめです。
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