例年9月中旬から10月にかけての紅葉の時期は、カエデやシラカバが鮮やかな赤や黄色に色づき、メープル街道随一の美しさと言われるほどのすばらしい景色が広がります。ローレンシャン高原の中で特に人気の観光地がトレンブランビレッジで、トレンブラン湖とトレンブラン山の紅葉はメープル街道のハイライトです。

セントローレンス川を望む、北米最古の城砦都市のケベックシティは、フランス文化を色濃く残し、旧市街は世界遺産にも登録されています。街中は石畳の小道が入り組むようなつくりで、北米にいながらどこか中世の歴史を残すヨーロッパの街にいるような気分になります。この美しい街並みを一望するのは、やはりセントローレンス川からが一番、クルーズのハイライトになることでしょう。観光客に人気の商店街プチシャンプランの散策もおすすめです。

名作『赤毛のアン』の舞台として有名。情緒溢れる街並みとのどかな風景がクルーズの旅を引き立てることでしょう。秋にはカエデや白樺が、赤・黄色・オレンジに色づき、プリンスエドワード島がより鮮やかで美しい季節となります。島の特徴である赤土の遊歩道は、周りの木々と相まってまさに紅葉のトンネルです。島の中心に位置する街・シャーロットタウンは、観光の拠点であり、「カナダ連邦発祥の地」としても知られています。19世紀英国風の街並みを残す可愛らしいこの街での散策も楽しみです。

カナダ最東端のノバスコシア州の州都。ヨーロッパに最も近い北米の都市として、古くから港町として栄えています。大西洋横断の歴史を今に伝え、タイタニック最後の出港地としても有名です。海沿いに佇む大西洋海洋博物館では、移民の歴史や街の形成、タイタニック号の遺品などをご覧いただくことができます。紅葉の名所は、ケイトブレトン島と市街地を結ぶ、大西洋に沿った海岸線のドライブウェイです。

オンタリオ湖を水源とする全長1200kmに渡る大河。セントローレンス湾（大西洋）からモントリオール間はカナダ東海岸クルーズのハイライトです。陸路ではご覧いただけない、川の両岸に広がる紅葉や美しい街々、自然溢れる小島の風景が広がります。モントリオール、ケベックなどが主な沿岸都市として有名です。かつては毛皮交易や布教のルートであり、カナダの発展を支えたこの川に、当時の想いを馳せながらクルーズ船は進みます。

北米のパリと称されるこの町は、移民によるフランス文化が残る、他のどのカナダの都市とも違う洗練された雰囲気を放ちます。カナダで2番目に大きな都市で、公用語も北米で唯一フランス語です。芸術都市としても名高く、国際的な映画祭やジャズフェスティバルが開催されます。街の名所は、ノートルダム大聖堂で、青く輝くステンドグラスと世界最大級のパイプオルガンは荘厳です。小高い丘の上のモン・ロワイヤル公園からセントローレンス川と街の一望をするのもよいでしょう。

世界三大瀑布の一つナイアガラの滝は紅葉と併せて訪れたい名所の一つです。
滝の落差は約50m！流れ落ちる際にとどろく轟音と迫力は圧倒的な自然の力を感じます。オススメは滝つぼ遊覧船への乗船です。水しぶきを肌で感じながら、雄大な滝の姿に心を奪われることでしょう。

ポートランドはメイン州の文化・社会・経済の中心地です。
歴史的な街並みを残し、港沿いのオールド・ポート地区では復元されたレンガや石畳の小道の散策を楽しむことができます。また、エリザベス岬に近いポートランド・ヘッドライト灯台は1791年まで歴史をさかのぼるアメリカで現存する最も古い灯台の一つで、人気の観光地となっています。

東海岸クルーズの発着地となる都市・ニューヨーク。宿泊滞在付きのコースなら、街の観光もお楽しみいただけます。ニューヨーカー憩いの場であるセントラルパークは秋には紅葉の名所へ。高層ビル群を横目に秋色に染まる公園内を歩いてみるのもよいでしょう。ショッピングや美術館めぐり、ミュージカルや摩天楼からの夜景など、楽しみ方は様々です。

ニューイングランド地方の中心で、アメリカ独立戦争時代の名残のある古い街並みを今に伝えます。街は木々にあふれており、自生するカエデは赤色に、ブナや白樺は黄色に、針葉樹は深い緑色にと、鮮やかな自然の色使いに息をのむことでしょう。モダンな高層ビル街から歴史ある古い街並まで、どこを歩いても紅葉が鮮やかな風景をお楽しみいただけます。市内を流れるチャールズ川ほとりの散策もオススメです。