一つの渓谷に3本のアーチ橋が架かるのは初めてとされる神橋、高千穂大橋、神都高千穂大橋(コンクリート橋)と三代の橋。高千穂町名物のこの3本の橋は、それぞれ趣が異なります。大自然を味わいたいならここへ。
No.01 概要・特徴
宮崎県最北端の山あいにある人気の観光地・高千穂。阿蘇山の火山活動による堆積物が五ヶ瀬川周辺に流れ込み、長い年月を経て侵食され、高さ80~100mの断崖が約7km続く渓谷を生み出しました。一般的に「高千穂峡」と呼ばれるスポットは、「真名井(まない)の滝」から下流にかかる神橋(しんばし)を結ぶ約1.2kmの遊歩道一帯を指します。中でも撮影ポイントとして有名なのが「高千穂三橋」。1つの峡谷にかかる3本のアーチ橋を一望できるのは、日本でここだけです!
基本情報
高千穂峡
■住所
〒882-1103 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字向山
■周辺地図
https://goo.gl/maps/8qAPB1adVXP5B58GA
No.02 見どころ・楽しみ方
高千穂峡谷沿いの遊歩道は、深い渓谷と冷たく澄んだ水、新鮮な木々の緑を全身で感じながら歩くことができます。下流に進み、槍飛橋(やりとびばし)を渡ると、高千穂三橋が一度に見えるポイントにたどり着きます。最も古い下の橋「神橋」は、石造りのアーチ橋で、手すりには擬宝珠(ぎぼし)の装飾が施されています。中の橋「高千穂大橋」は昭和30年の竣工。平成15年竣工の上の橋「神都高千穂大橋」は、高さ115m・長さ300mの堂々とした姿です。撮影ポイントや角度によって橋の見え方が大きく変わるため、時間をかけてベストの撮影ポジションを探してください。
No.03 周辺情報
高千穂峡のシンボルとも言える「真名井の滝」は、最も人気があるスポット。約17mの高さから渓谷に落ちる様子は迫力満点です。「天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)」の西本宮は、天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れた天岩戸をご神体としています。その際に八百万の神が集まって対策会議を行ったとされるのが、岩戸川沿いにある「天安河原」。西本宮から徒歩約10分で行けるため、併せて観光するのがおすすめです。高千穂八十八社の総杜「高千穂神社」の社殿は、重要文化財に指定されています。
No.04 場所・アクセス
高千穂へのアクセスは、飛行機を利用する場合、「阿蘇くまもと空港」または「宮崎空港」が最寄りとなります。各空港からは特急バスまたはレンタカーを使い、約2時間30分で到着します。新幹線を利用する場合は、JR熊本駅から特急バスまたはレンタカーで約3時間かかります。高千穂を観光する際は、レンタカーやレンタサイクルを利用するのがおすすめ。観光に詳しいタクシードライバーが見どころを案内する「高千穂キャブ」を利用してもよいでしょう。
高千穂町は、今回紹介したスポットに加え、高千穂温泉、高千穂牛と、見どころ・湯処・食事処が満載。夏はもちろん、秋の紅葉シーズンもおすすめです。
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