豊かな自然の恩恵を受けた温泉や食。伝統の祭りや観光スポットも多彩。星空を見ながら馬に乗って散歩できるスターライトトレッキングは、最高の思い出になるはず。山・高原・海・川全てが熊本では楽しめます。
No.01 熊本城
豊かな自然と湧水源に恵まれた熊本は「水の都」とも呼ばれ、夏目漱石や小泉八雲などの文人に愛された美しい場所。そんな熊本の代表的な観光名所といえば「熊本城」です。肥後藩主・加藤清正が当時の土木の最新技術を用い、7年の歳月をかけて築城。敵から城を守るために造られた石垣「武者返し」が有名です。毎年、春と秋に開催される「くまもとお城まつり」では、熊本城の歴史や魅力を体感できるイベントが目白押し 。さらに春は、熊本城周辺に桜が咲き、桜と城のコントラストも楽しめます。2016年に発生した熊本地震により甚大な被害を受けた熊本城。現在は修復工事も進み、2020年には一部建物の特別公開も予定されています。
基本情報
■住所
〒860-0002 熊本市中央区本丸1-1
■電話番号
096-352-5900
■営業時間
9:00~17:00(最終入園16:30)
■アクセス
<二の丸広場まで>桜町バスターミナルから
熊本城周遊バスしろめぐりんで約10分、熊本城二の丸駐車場下車すぐ
桜の馬場城彩苑内を経由して徒歩約15分。(桜の馬場城彩苑から二の丸駐車場行き無料シャトルバスあり)
JR熊本駅から
熊本城周遊バスしろめぐりんで約30分、熊本城二の丸駐車場下車すぐ
熊本駅前電停から路面電車(A系統健軍町行き)で約20分 熊本城市役所前下車 桜の馬場城彩苑内を経由して徒歩約15分
■駐車場
あり(有料)※詳しくは熊本城公式ホームページをご確認ください
※2020年4月現在の情報
No.02 阿蘇山
九州中央部に位置する活火山・阿蘇山。正式には、阿蘇五岳(高岳・中岳・根子岳・烏帽子岳・杵島岳)の総称が阿蘇山と呼ばれています。「カルデラ」が形成されており、これは世界的に見ても規模が大きく、この中に街があり人々の生活が営まれているほど。ここに来たら訪ねたいのが、阿蘇を見渡せる大観峰。阿蘇中岳火口から上がる白煙も迫力満点。ロープウェイ代行バスの阿蘇山ループシャトルで火口の見学も可能です。それとは対称的に、馬が草を食む牧歌的な風景が広がる草千里ヶ浜ではのどかな雰囲気を楽しむことができます。周辺には、火山の恩恵を受けた栃木温泉や阿蘇内牧温泉などもあり、旅の疲れを癒すのにおすすめです。
No.03 観光列車あそぼーい!
乗ること自体が楽しみのひとつとなる観光列車。JR九州で運行している特急「あそぼーい!」もそのひとつです。別府駅から阿蘇駅までの阿蘇への旅を、車両や車内に描かれたかわいい犬のキャラクター・くろちゃんが楽しく演出してくれます。最大の魅力は車両両端にある全面展望パノラマシート。流れる景色の中、阿蘇の絶景を存分に堪能できます。他にも小さなお子さまも楽しめるファミリー車両もあります。木のボールプールや車内販売が楽しめる「くろカフェ」、くろちゃんグッズの展示など、移動時間も退屈しません。阿蘇に着いたら、車窓から眺めていた阿蘇山へ行くのもおすすめです。
No.04 中岳
阿蘇山を構成する阿蘇五岳のひとつ「中岳」。阿蘇五岳には中岳のほかに高岳、根子岳、烏帽子岳、杵島岳があります。中岳の標高は1506m、阿蘇五岳のなかでも火山活動が最も活発で、噴煙が上がっており、硫黄の匂いが強め。運が良ければ、白い煙の中から、美しいエメラルドグリーンの火口湖を見ることができます。中岳の火口西の展望所まではロープウェーで来ることができましたが、現在は運行が中止され、シャトルバスでの移動となっています。展望所とは反対側の東側からのルートが登山道となっており、歩いて雄大な景色を眺めながら中岳火口を目指すのもおすすめです。ガス発生などによる立入規制もあるので訪ねる場合はご注意を。
No.05 阿蘇神社
活火山・阿蘇山を有する熊本県は「火の国」と呼ばれ、火山が噴火する様子から神々が宿る場所として崇められてきました。熊本県の阿蘇神社も、古来、阿蘇山火口をご神体とする火山信仰と融合していました。阿蘇の開拓をつかさどる祭神・健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ、家族神12神を祭っています。その歴史は古く約2,000年。日本三大楼門に数えられる重厚な大楼門や阿蘇の火祭りのひとつ「火振り神事」が有名です。阿蘇神社で参拝客が多く見られるのが、願掛け石と縁結びの松。願掛け石は3回なでて願い事をする、縁結びの松は、男性なら左から2回、女性なら右から2回まわるとご利益があるといわれています。
基本情報
■住所
〒869-2612 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
■電話番号
0967-22-0064
■電車でのアクセス
JR豊肥本線 宮地駅から徒歩15分
■バスでのアクセス
九州産交バス 阿蘇駅前下車
■車でのアクセス
熊本インターから車で1時間半
■駐車場
あり(無料)
※2020年4月現在の情報
No.06 熊本市電
熊本市電は、大正時代に開通し熊本市民に長く親しまれてきた路面電車。運賃が市内一律で分かりやすく、全国の交通系ICカードが利用可能です。熊本駅を始め、熊本城やアーケード街など、主要観光地への移動手段としても便利。熊本市交通局や、熊日プレイガイドなどで販売している1日乗車券を利用すれば500円(2020年4月現在)で乗り放題なので、熊本観光には欠かせませんね。オススメは、熊本城に近い「新町」周辺地域。城内町として栄えた新町は、今でもレトロな建築物が残り、風情ある雰囲気を楽しめます。熊本市電に乗車して、ゆっくりと眺めるのにぴったり。熊本市電で、一味違ったのんびりとした観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。
基本情報
■基本情報
各乗り場のアクセスや時刻表は、熊本交通局のホームページをご覧ください。
熊本市交通局
http://www.kotsu-kumamoto.jp/
No.07 熊本市動植物園
熊本市内中心部、江津湖のほとりにある熊本市動植物園。約24.5haの広大な敷地には、見て触って遊べる動物ゾーン、約800種・5万点の植物を観賞できる植物ゾーン、モノレールや観覧車などの大・小型遊器具を楽しめる遊園地ゾーンがあります。動物園ゾーンには、トラやライオン、ゾウやキリンなど約120種700頭の動物が飼育されています。なかでも、「孫悟空」のモデルともいわれる「金絲猴(キンシコウ)」の金色の毛並みの美しさは必見です。動物と触れ合える「タッチ愛ランド」は子供たちに大人気。入園料は大人・高校生500円、小・中学生100円、幼児無料(2020年4月現在)。これだけの施設でこの入園料はうれしいですね。
基本情報
■住所
〒862-0911 熊本市東区健軍5丁目14番2号
■電話番号
096-368-4416
■営業時間
9時00分~17時00分(入園16時30分まで)
■バスでのアクセス
桜町バスターミナルから:
バス(路線:県6)で約30分、動植物園前下車、徒歩約2分
辛島町電停から路面電車(A系統健軍町行き)で約30分、動植物園入口下車、徒歩約10分
■電車でのアクセス
JR熊本駅から:熊本駅前電停から路面電車(A系統健軍町行き)で約45分、動植物園入口下車、徒歩約10分
■車でのアクセス
九州自動車道熊本インターから車で約30分
■駐車場
あり(平日:無料、 土日祝日:有料)
※2020年4月現在の情報
No.08 阿蘇ファームランド
大自然の中に建ち並ぶドーム型ホテルが有名な「阿蘇ファームランド」。阿蘇の豊かな自然の中で健康な運動や食事、心身の健康や体験、学習、買い物などを楽しめる健康増進パークです。はじめに、セルフチェック装置で自身の健康を確認。その後「阿蘇元気の森」で体を動かすのがおすすめのプランです。阿蘇元気の森には、巨大迷路や日本最大級の滑り台など、家族で楽しめる健康体感装置が70種類以上!他にも、「ふれあい動物王国」や「手作り体験館」など、好奇心をくすぐる施設ばかり。たくさん遊んだら、多彩な温泉が魅力の阿蘇健康火山温泉で寛ぐもよし、ホテルに宿泊するもよし。やりたいことが多すぎて、1日があっという間です。
基本情報
■住所
〒869-1404 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽5579-3
■電話番号
0967-67-2100
■営業時間
9:00~22:00 ※施設により営業時間が異なります
■駐車場
あり(無料)
※2020年4月現在の情報
No.09 イルカマリンワールド
年中イルカウォッチングが楽しめる「イルカマリンワールド」。ミナミハンドウイルカ約200頭が生息するといわれる港から、ウォッチングクルーズを出航しています。料金は通常大人3,000円(2020年4月現在)。インターネット予約で割引が利くほか、アイスクリームやドリンクのサービスも。近接する「お食事処マリン」では、食事とイルカウォッチングのセットプラン(要予約)が用意されており、イルカウォッチングに加えて、新鮮なお刺身などの食事を楽しむこともできます。「雲仙天草国立公園」に指定もされている天草の海は景勝地としても名高い自然の宝庫。美しい天草の海と可愛らしいイルカを眺めて、日頃の疲れを忘れて楽しみませんか。
基本情報
■住所
〒863-2421 熊本県天草市五和町二江2977
■電話番号
0969-33-1633
■予約受付時間
6:00~22:00
■バスでのアクセス
熊本交通センター(快速あまくさ号)・産交バス「二江漁協前」下車約3分
■車でのアクセス
天草空港より約15分
■駐車場
あり(無料)※事務所前ではなく、海側の共同駐車スペースをご利用ください
※2020年4月現在の情報
No.10 万田坑
熊本県荒尾市にある万田坑は、三池炭鉱の坑口のひとつとして上質な石炭を生産し、日本の近代化を支えた施設です。万田坑が、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界遺産に登録されたのは記憶に新しいかもしれません。1800年代後半~1900年代初期に日本最大規模の2つの竪坑が建造された万田坑。1900年代前半に採炭は最盛期を迎えましたが、1900年代後半に採炭効率が低下。その後、採炭が終了し、閉山しました。現在は、レンガ造りの重厚な建物、炭鉱マンたちが通った坑口や機械室などの遺構を見学できます。ガイド同行で万田坑を楽しむ見学プログラムもあるのでぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
基本情報
■住所
〒864-0001 熊本県荒尾市原万田200-2
■電話番号
0968-57-9155
■アクセス
JR荒尾駅よりバスで8分
■営業時間
9:30~17:00※有料区域への入場は16:30まで
■駐車場
あり(無料)
※2020年4月現在の情報
No.11 球磨川ラフティング
熊本県南部を流れる日本三大急流のひとつ「球磨川(くまがわ)」。雄大な自然を眺めながらのんびり舟下りもいいですが、球磨川の急流を活かしたラフティングも人気のアクティビティです。大迫力の急流下りはもちろん、岩場からの飛び込みなどもありスリル満点。球磨川のラフティング会社は約20社(2020年1月現在)あり、半日~1日コースの料金相場は7,000円~11,000円。服装は濡れてもいいものを用意するのが良いでしょう。基本的にロングジョンウェットスーツやライフジャケット、防寒用ジャケットはラフティング会社のほうで用意しています。夏は少し暑いですが、ケガ防止のためにウェットスーツの着用をおすすめします。
No.12 大観峰
パンフレットなどに掲載されている阿蘇山の写真は、お釈迦様が寝ているように見える角度から阿蘇五岳を撮影したものが多いです。この「涅槃像」と呼ばれる眺望を見ることができるのが大観峰にある展望台です。阿蘇五岳はもちろん、くじゅう連山や阿蘇の街並みも楽しむことができます。さらに、カルデラ内は雲海が発生しやすく、条件がそろえば阿蘇五岳が雲海に浮かぶ幻想的な風景が見られるかも。大観峰は天体観測スポットでもあり、夜は星空観賞も可能です。阿蘇の自然を存分に堪能した後は、大観峰の茶屋で阿蘇小国ジャージー牛のミルクを使ったソフトクリームでおやつタイムはいかがでしょうか。
くまモンフィーバーにより、認知度が上昇気味の熊本県。熊本でしか観られない大自然の絶景やご当地グルメ、黒川温泉など、実は魅力たっぷりの観光スポットがたくさんあります。ぜひ、熊本旅行で素敵な思い出を作ってくださいね♪
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