フランスといえば憧れの場所”パリ”。また、地方にもそれぞれ違った特色があり、フランス観光の醍醐味と言えます!アート、食、ファッション、建築など、どの分野も洗練されていてまさに芸術の宝庫。
No.01 パリ
フランスの首都パリは、世界的にも有名なアートやファッション、グルメなどが集まる文化の中心地として知られています。世界の美術品のすべてが詰まった「ルーブル美術館」や人気高級ブランドが立ち並ぶ「シャンゼリゼ通り」の他、インスタ映えする「エッフェル塔」や「凱旋門」など、多くの観光スポットがあります。そのほとんどはセーヌ川の北側に集中しているため、効率よく回れば一日で巡ることも可能です。おすすめのお土産は、おいしくて見た目も可愛い「ラデュレ(Laduree)」のマカロンです。
No.02 モンサンミッシェル
モンサンミッシェルは「一生に一度は行きたい世界遺産ランキング」で必ず上位に挙がるほどの人気観光地。海の上の孤高の修道院であるモンサンミッシェルは、対岸から眺めるのがおすすめです。潮の満ち引きによって姿が変わるため、日中と夜でふたつの絶景を楽しむことができます。また、ゴシック様式やロマネスク様式など、様々な建築様式を一度に見られる美しい修道院内部も見どころ。名物は、島内に1号店を構える「ラメールプラール」のふわふわオムレツです。
No.03 オンフルール
リジュー駅からバスで約1時間の場所にあるオンフルールは、木組みの家と港のヨットが特徴的な小さな港町です。イングランドとパリを結ぶ重要な中継点として発展し、15世紀の百年戦争の際には戦略的拠点となりました。多くの芸術家を生んだ街としても知られており、印象派の先駆者と言われる画家ウジェーヌ・ブータンの功績を称えた「ウジェーヌ・ブータン美術館」や、現代音楽に大きな影響を与えた音楽家エリック・サティの生家が見どころ。おすすめのお土産は、「メゾン・ラ・グールレ」のキャラメルです。ノルマンディーのミルクを使用した濃厚な味わいの人気商品です。
No.04 ストラスブール
パリ東駅から電車で約2時間の場所にある「ストラスブール」は、可愛らしい木骨組みの家々が並ぶアルザス地方の古都です。見どころは、世界遺産に登録された旧市街「グランディル」。かつてフランスとドイツ間の領土争いによって何度も占領国が入れ替わった影響から、両国の文化が交じり合った独特な街並みが見られます。旧市街中心部には、ゴシック建築の代表格の「ストラスブール大聖堂」や、アルザス地方の伝統文化が学べる「アルザス博物館」等があり、童話のような街を眺めながら散策を楽しめます。
No.05 コルマール
ストラスブールから電車で約30分の場所にある「コルマール」は、運河沿いに立ち並ぶカラフルな家々が美しい街です。画家グリューネヴァルトの傑作「イーゼンハイムの祭壇画」を所蔵している「ウンターリンデン美術館」や、12世紀に建築されたステンドグラスが美しい「サンマルタン教会」等、コルマールの歴史と文化に触れられるスポットがたくさん。年間降雨量が極端に少ないブドウ栽培に適した気候から、ワインの産地としても知られています。お酒好きな方へのお土産には、厳選されたナチュラルワインが並ぶショップ「ソムリエ」の白ワインがおすすめです。
No.06 プロヴァンス
パリから飛行機で約2時間の場所にある「プロヴァンス」は、イタリアのルネッサンスやカトリックの文化が色濃く残る地方です。印象派の画家セザンヌが生涯を送った芸術の街「エクス・アン・プロヴァンス」や、ゴシック様式の宮殿「法王庁」を今に残す街「アヴィニヨン」が見どころ。イタリアや北アフリカ料理の影響を受けた「プロヴァンス料理」が生まれた場所としても有名です。ハーブやニンニク、オリーブオイルをふんだんに使った本場の「ラタトゥイユ」や「ブイヤベース」等を気軽に味わうなら、ミラボー通り沿いのビストロがおすすめです。
No.07 ニース
ニース・コート・ダジュール国際空港からバスで約30分の場所にある港町「ニース」は、高級リゾートの華やかさと下町の庶民的な雰囲気の両方を兼ね備えた街です。地中海の温暖な気候により夏でも27℃以下の涼しさが保たれ、避暑地としても人気があります。毎年2月には、踊り子や巨大な山車が街を練り歩く「ニースのカーニバル」が開催されます。中でも、着飾った女性たちが山車の上から約6万本もの花を投げる「花合戦」の華やかさは見ものです。おすすめのお土産は、ひよこ豆の粉とオリーブオイルを混ぜてクレープ状に焼いた名物「ラ・ソッカ」です。
No.08 マルセイユ
シャルル・ド・ゴール空港から飛行機で約1時間半の場所にある「マルセイユ」は、古代ギリシア時代に生まれた歴史情緒あふれる街です。見どころは、1864年に建てられたロマネスク様式の聖堂「ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂」です。高さ41mの鐘楼に立つ黄金のマリア像は「ラ・ボンヌ・メール(優しい聖母様)」と呼ばれ、街のシンボルとして親しまれています。おすすめのお土産は、旧フランス王室御用達の「マルセイユ石けん」。プロヴァンス地方の良質な天然オリーブ油とパーム油を原料にしており、赤ちゃんの肌にも使用できます。
No.09 シャモニー モン ブラン
パリのリヨン駅からバスで約3時間半の場所にある「シャモニー モン ブラン」は、標高4810mのヨーロッパ最高峰「モンブラン」のふもとに広がる山岳リゾートです。モンブランやアルプスの山々の絶景を楽しむなら、「エギーユデュミディ ケーブルカー」がおすすめ。登山電車のモンタンヴェール駅にほど近い乗り場から、標高3,777mの山「エギーユデュミディ」の頂きまで、切り立った鋭い岩峰を見上げながら空中散歩が楽しめます。人気のお土産は、パカール通り沿いにある雑貨店「シュベルニ」のキャンドル。店主がこだわりぬいた華やかな香りに癒されること間違いなしです。
No.10 カンヌ
ニース・コート・ダジュール国際空港からバスで約1時間半の場所にある「カンヌ」は、カンヌ国際映画祭の開催地として有名なリゾート地です。映画祭の舞台「パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ」では、映画スターが歩いたレッドカーペットで記念撮影ができます。建物前の通路には、スターのブロンズ手形が敷き詰められており、映画好きにはたまらないスポットです。女性へのお土産には、「アンティーブ通り」にあるシューズブランド「レペット」のバレエシューズがおすすめ。履き心地のよさと洗練されたデザインが人気です。
No.11 ランス
パリの東駅から電車で約45分の場所にある「ランス」は、シャンパンの産地として有名なフランス北東部の街です。見どころは、世界遺産に登録されている「ノートルダム大聖堂」。1345年に完成したゴシック建築の聖堂では、1804年のナポレオンの戴冠式が行われたり、1944年のパリ解放の祝歌が歌われ、歴史の重要な舞台となりました。内部にはシャガール作のステンドグラスが飾られており、聖書の世界観を感じられます。聖堂の前のセーヌ川沿いには、ランスを描いたポスターや絵画を販売するお店が軒を連ねており、お土産におすすめです。
No.12 アミアン
パリ北駅から電車で約1時間の場所にある「アミアン」は、ベルギーとの国境地帯に位置する半径500mほどの小さな街です。運河沿いにカラフルな建物が立ち並ぶことから、「フランスのヴェネツィア」とも呼ばれています。年に2回、春と秋には「アミアン蚕の市」と呼ばれる大規模なフリーマーケットが開催され、2,000以上の露店が道路を埋め尽くします。アンティーク雑貨から家具まで、あらゆる商品をお手頃価格で購入できる大人気のイベントです。
No.13 コルシカ島
シャルル・ド・ゴール空港から飛行機で約1時間半の場所にある「コルシカ島」は、断崖絶壁の上に立つ街並みが特徴的な島です。ナポレオン1世の故郷として知られており、彼が10歳まで過ごした生家を見学したり、アジャクシオ市庁舎の2階にある「ナポレオン記念館」で彼の生涯やフランス革命の歴史を学べます。イタリア半島の西側に位置していることから、イタリアとフランス料理を融合した独自の「コルシカ料理」が生まれました。代表料理である「栗粉のポレンタ」は、小麦の代わりに栗を粉状にしたイタリア風のお粥であり、ほんのり渋い素朴な味わいが魅力です。
No.14 エズ
ニースからバスで約30分の場所にある「エズ」は、コートダジュール地区に位置する中世の面影を残す街並みが美しい村です。標高427mの崖の上に位置することから「鷲の巣村」と呼ばれており、迷路のような細い坂道が続いているのが特徴です。見どころは、村の頂上にある「エズ植物園」。アロエやサボテン等の熱帯植物の展示もさることながら、眼下に広がる地中海を一望できる絶景スポットです。おすすめのお土産は、エズ村に工場を置く老舗香水メーカー「フラゴナール」の香水。天然素材を使用したナチュラルな香りが人気です。
No.15 アヌシー
リヨン駅から電車で約3時間半の場所にある「アヌシー」は、ヨーロッパで最も透明度が高い「アヌシー湖」とアルプスの山々に囲まれた自然豊かな街です。アヌシー湖では、遊泳やマリンスポーツを楽しんだり、クルーズ船に乗って雄大な山々の絶景が堪能できます。湖畔にはサイクリングロードもあります。自転車をレンタルして、12世紀に建築された宮殿「パレ・ド・リル」や、哲学者のルソーも通ったとされる「サン・ピーエル大聖堂」に足を運ぶのもおすすめ。人気のお土産は、エスプレッソコーヒーが入った不思議な食感の「ガマの穂チョコ」です。
首都パリ以外にも、「ストラスブール」の童話のような色鮮やかな街並みや、「ランス」にある「ノートルダム大聖堂」等の歴史的な建造物が魅力のフランス。高速鉄道の発達でアクセスがより便利になりました。フランスをめぐる電車の旅に出てみてはいかがでしょうか。
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