アフタヌーンティーの優雅さや、TVドラマの影響で人気のロンドンは、世界のカルチャーの中心でもあります。経度0º 0’ 0”のライン(標準時子午線)が引かれているグリニッジ天文台は世界で一つの観光名所!
No.01 大英博物館
ロンドン中心部から北東に少し離れたブルームスブリー地区にある国立博物館です。1759年に世界で最初の国立博物館として設立されました。歴史的価値の高い発掘品や美術工芸品など800万点におよぶ収蔵品を所有し、館内には常時約15万点が展示されています。中でも、ロゼッタ・ストーンやパルテノン神殿の彫刻、古代エジプトのミイラは必見。館内の中央にはドーム状の天井が特徴的な閲覧室があり、入館客は誰でも利用できます。入室に際しては、飲食物やコート類などの持ち込みが禁止されているため、クロークもしくはロッカーに荷物を預けましょう。入館料は無料ですが、維持・管理のために寄付が推奨されています。
No.02 ビックベン
ロンドンの中心地、テムズ川の畔に佇む時計台。1859年の完成以来、150年以上にわたりロンドンの街を見守り続けてきた歴史ある建造物です。英国国会議事堂として使用されている「ウェストミンスター宮殿」に併設しており、かつて通称ビッグベン、正式名称クロック・タワーとして世界中に知れ渡っていましたが、2012年6月、エリザベス女王在位60周年を機にエリザベス・タワーと改称されました。この時計台が奏でるメロディーは、正式な曲名は「ウエストミンスターの鐘」といい、日本でも学校チャイムのメロディの元になったことでおなじみです。今後もイギリスのランドマークとして愛され続けることでしょう。
No.03 ロンドン自然史博物館
ロンドン南西部に位置する高級住宅地・サウス・ケンジントンにある博物館。1881年から続く歴史ある博物館として知られ、数億点もの膨大なコレクションは世界トップクラスの規模を誇ります。館内はブルー・レッド・グリーン・オレンジの4つのエリアに分かれており、それぞれ異なるテーマの展示を楽しめます。特に、動くティラノサウルスや恐竜の化石が展示されている「ブルーゾーン」の恐竜コーナーは、見どころ満載。また、館内にはミュージアムショップが4ヶ所あり、博物館のオリジナルアイテムのほか、恐竜グッズや天然石などを購入できます。入館料は無料ですが、寄付が推奨されています。
No.04 バッキンガム宮殿
ロンドンの中心地・ウェストミンスター地区にある宮殿。一番の見どころは「衛兵交代式」。衛兵が勤務交代する際に行われるセレモニーは圧巻です。宮殿の前庭で行われ、所要時間はおよそ40分。日時を事前に公式サイトで確認しておくと安心です。宮殿内部の見学は、夏の期間(例年7月末~9月末)のみ可能。非常に人気が高いので、事前にイギリス王室の公式サイトで購入しておくことをおすすめします。お土産を購入するなら、王室グッズがそろう公式ショップ「バッキンガム・パレスショップ」がおすすめです。
No.05 ピカデリー・サーカス
ロンドンで最もにぎやかな繁華街にある広場。中心にある通称「エロスの像」と呼ばれるブロンズ像が目印です。正式名称は「シャフツベリー記念噴水」と言います。定番の待ち合わせスポットになっているので、地元の人に交じって、階段に腰を掛けてみるのも良いでしょう。周辺には、イギリス最大で最古のおもちゃ屋「ハムリーズ」や、1707年創業の老舗百貨店「フォートナム・アンド・メイソン」などがあり、ショッピングを楽しめます。ほかにも、マーケット散策やチャイナタウンでの食事、美術鑑賞、ミュージカル鑑賞など、様々な楽しみ方でロンドンを満喫できます。
No.06 ヴィクトリア&アルバート博物館
地下鉄サウス・ケジントン駅から徒歩5分の場所にある国立博物館。1852年に装飾博物館として創設され、現在は「V&A」という愛称で親しまれています。館内には、西洋美術や東洋美術のほか、陶器、宝石、家具、服飾など、多岐にわたるコレクションが展示されています。展示室も非常に多く、140室以上あるので、事前に見たいものをチェックしておくのが良いでしょう。常設展示のほかにも、有名デザイナーの特別展が定期的に開催されており、その都度話題を呼んでいます。オーディオガイドはありませんが、館内は基本的に写真撮影が可能です。入館料は無料(特別展示を除く)で、寄付制をとっています。
No.07 ロンドン・ナショナルギャラリー
ロンドン中心部のウェストミンスター地区にある国立美術館。1824年に設立され、現在では2,300点以上のコレクションを有しています。ゴッホの「ひまわり」やモネの「睡蓮の池」、ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」などの名作を多数展示しており、世界でも有数の名美術館として知られています。館内はいくつもの棟に分かれ作品数も多いので、お目当ての作品がある部屋を事前にチェックしておくのがおすすめ。それぞれの作品には簡単な説明がついているほか、日本語のオーディオガイドも借りられるので、じっくり鑑賞したい人も安心です。入館料は無料(特別展は有料)ですが、数ポンド程度の寄付が推奨されています。
No.08 トラファルガー広場
ロンドン・ナショナルギャラリー前にある巨大な広場。ピカデリー・サーカスから徒歩圏内の場所にあり、連日多くの観光客で賑わいます。1805年に起きたトラファルガー海戦での勝利を称えて作られ、現在も様々な集会やイベントが開催されています。見どころは、トラファルガー海戦でイギリス軍を勝利に導いた英雄・ネルソン提督の記念碑「ネルソン記念柱」と、それを取り囲む4頭の「ライオン像」です。ライオン像は、多くの人がよじ登って記念撮影をする人気の写真スポットとなっています。広場の中央には大きな噴水があり、散策で疲れたら、噴水の周りに腰かけて休憩するのも良いでしょう。
No.09 ロンドンアイ
2000年のミレニアムプロジェクトで建てられた大観覧車。テムズ川沿いにあり、ビックベンの斜め対岸に建っています。25人搭乗できる大きなガラス張りのカプセルで、1周約30分で回転します。最高到達地点は地上135mにおよび、天気が良ければウインザー城など約40km先まで見晴らせます。乗車する時間によって異なる景色が楽しめますが、夜に乗るのがおすすめ。ライトアップされているスポットが多く、美しい夜景を楽しめます。人気の観光スポットなので、事前に公式サイトでチケットを購入しておくとスムーズです。
No.10 ウェストミンスター寺院
ウェストミンスター宮殿の向かいにあるイングランド国教会の寺院。960年にカトリックのベネディクト派修道院として建立されました。1066年以降は、イギリス王室の戴冠式や結婚式などの王室行事が執り行われています。隣接するウェストミンスター宮殿や聖マーガレット教会とともに世界遺産に登録されています。ゴシック様式の荘厳な外観はもちろん、内部も見どころ満載。特にヘンリー7世のお墓がある美しい礼拝堂「レディチャペル」と、戴冠式で使われる椅子がある「エドワード懺悔王(ざんげおう)の礼拝室」は必見です。
No.11 セントジェームズパーク
ロンドンの中心地・ウェストミンスター地区にある王立公園。1532年にヘンリー8世が狩猟場としてこの地を開拓したのが公園の始まりと言われいます。23ヘクタールの広大な敷地の中央には、大きな人工池があり、様々な水鳥の姿が見られます。また、毎日14:00~15:00には、ダック・アイランド・コテージ周辺で「ペリカンの餌付け」が行われます。魚をまるごと飲み込むペリカンの姿は圧巻です。園内にはカフェや売店があり、テイクアウトもできるので、緑豊かな公園でピクニックを楽しめます。湖のほとりにある「イン・ザ・パーク」では、テラス席で緑を眺めながらモダン・ブリティッシュ料理を味わえます。
No.12 ザ・シャード
ロンドン・ブリッジ駅に隣接する地上87階建て・高さ310mの超高層ビル。2013年にオープンした複合施設で、オフィス・レストラン・ホテル・マンションなどを備えています。全面ガラス張りのシャープな三角形のデザインが特徴で、現在ロンドンで最も高い建物として知られています。見どころは、68~72階にある展望台。特に72階の展望台は屋根がないため、風を感じながらロンドンの景色を堪能できます。31~33階には中華料理やグリル料理などのレストランがあり、景色を眺めながらゆっくり食事を味わえます。
No.13 ハロッズ
1849年創業のイギリス最大の老舗高級百貨店。高級ブランド店が軒を連ねるナイツブリッジ地区にあります。地下鉄ピカデリー線のナイツブリッジ駅を出てすぐの場所にあり、駅構内にも看板が至る所にあるので、迷うことはありません。良質で豊富な品ぞろえのほか、豪華な内装と美しいディスプレーが特徴。2階(日本式では3階)にあるギフトショップでは、定番のトートバックやハロッズ・ベア(テディベア)を購入できます。紅茶を購入するなら、地下1階にあるフードホール内の紅茶売り場がおすすめ。リーフティーの量り売りにチャレンジしてみるのも良いでしょう。
No.14 ソーホー
お洒落なレストランやバーのほか、パブやナイトクラブが集まるにぎやかなエリア。ロンドンのエンターテインメントの中心地として知られ、周辺には「クイーンズ・シアター」や「プリンス・オブ・ウェールズ・シアター」「プリンス・エドワード・シアター」などの劇場が点在しています。また、このエリアには美味しいレストランが多く、中国料理やインド料理など様々な国の料理を味わえます。ショッピングを楽しむなら、有名デパートやショップがひしめき合う「オックスフォード・ストリート」や、有名ブランドが立ち並ぶ「リージェント・ストリート」がおすすめです。
歴史と最先端がバランス良く楽しめるロンドンのおすすめ観光スポットをご紹介しました。様々な文化が入り混じり、世界的な流行を生み出すロンドンの今を感じる旅に出掛けてみませんか。
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