ディズニーランド、サンタモニカ、ハリウッドなど、有名観光スポットが多数存在するロサンゼルス。とにかく広く、観光スポットもあちこちに分散しているため、あらかじめプランを練って効率よく巡れるようにしましょう。
No.01 サンタモニカビーチ
太平洋に面した長さ約5.6kmの黄金の砂浜、それがサンタモニカビーチです。日本の太平洋側は朝日のご来光が拝めますが、その反対側にあるサンタモニカビーチでは、水平線に沈みゆく見事な夕日を堪能できます。ビーチ中央部には、全長約700mの巨大な桟橋、サンタモニカ・ピアも設営。遊園地やショッピングモールなど、ひとつの街に匹敵する規模の施設が取り揃っています。
スタッフのおすすめPoint!
100年以上前から、観光客や地元の人々に愛されてきたサンタモニカビーチ。パドルボードなど様々なアクティビティがあり、お好みのマリンスポーツにチャレンジできます。また、サンタモニカ・ピアの遊園地(パシフィック・パーク)では、ジェットコースターをはじめ12種のスリリングな乗り物が楽しめます。ピアの下には水族館があり、100種類もの魚や水生生物と出会えます。
No.02 チャイニーズ・シアター
ハリウッドの中心部に位置する世界最大級の劇場。巨大な龍や獅子像をあつらえた外観や、赤と金を基調にした内装など、中国の寺院風に仕立てられているのが特徴です。前庭には200人にも及ぶ歴代ハリウッド・スターによる手形や足型などが刻印されたタイルがあります。これは劇場建設時に、施工主であるシド・グローマンが誤って固まっていないセメントを踏んでしまい、その時に閃いたアイディアが元になった、とのことです。
スタッフのおすすめPoint!
映画の封切り館として利用されることが多く、初演には著名人が来場することもあるチャイニーズ・シアター。前庭にあるハリウッド・スターのタイルが有名ですが、刻印された内容は手形や足型に留まらず、膝や鼻などさまざま。マリリン・モンロー、ジョニー・デップ、マイケル・ジャクソン、さらにはミッキーマウスやドナルドダック、スター・ウォーズのR2D2の車輪などのタイルもあり、時間を忘れて見入ってしまいます。
No.03 ハリウッドハイランド
ハリウッドの中心部、チャイニーズ・シアターと隣接する区画にある総合エンターテインメント施設。アカデミー賞の授賞式が開催される劇場・ドルビーシアターや、ショッピングモール、ホテル、レストランなど、ハリウッドを満喫できる各種施設が、総面積6万平方mの区画に詰まっています。ハリウッドを訪れた際、まずはここに立ち寄ってから周囲に足を伸ばしていくのがおすすめです。
スタッフのおすすめPoint!
ロサンゼルスといえばハリウッド。2001年にこの巨大モールがオープンしたことで、ハリウッドが一気に活気づいたともいわれています。中でも、巨大なHOLLYWOODの文字の「ハリウッド・サイン」を眺めるテラスは必見。距離はありますが、ハリウッド・サインをまっすぐ並んでいる状態で見ることができるベストスポットです。また、併設のドルビーシアター前にはウォークオブフェイムのなかでも有名なスターの名前がずらり。ぜひチェックしてみてください。
No.04 ディズニーランド・パーク
世界各地にあるディズニーランドの元祖ともいえるのが、1955年にオープンしたディズニーランド・パーク。アメリカはもとより、世界でも最も有名で利用客の多いテーマパークです。37万平方mの敷地内は、アドベンチャーランドやファンタジーランド、トゥモローランドとおなじみの区画に分けられ、それぞれのテーマに応じたアトラクションが人気を博しています。
スタッフのおすすめPoint!
世界各地にあるディズニーランドの元祖ともいわれているディズニーランド・パーク。数多くあるアトラクションの中でも特におすすめなのは、ここディズニーランド・パークだけにしかない「マッタ―ホルン・ボブスレー」。スイスの雪山「マッターホルン」の斜面を勢いよく滑走する、スリル満点のライドアトラクションです。また、ディズニーの世界に包まれながら食すグルメも楽しみのひとつです。
No.05 ユニバーサルスタジオ・ハリウッド
ハリウッドにある映画スタジオにして、映画をテーマにしたテーマパーク。スタジオ部分は、ハリウッドで現在使われている映画スタジオで最も古く、最も大規模なものです。このスタジオの撮影風景を軽食付きのチケットを販売して見学できるようにしたのが、現在のテーマパーク部分の起源。その後見学ツアーは路面電車を使った広範囲なものへと発展。そして現在に至る専用ステージでのアトラクションへと進化していきました。
スタッフのおすすめPoint!
ユニバーサルスタジオ・ハリウッドを訪ねたら、映画の舞台裏をのぞく「スタジオツアー」に参加してみましょう。実際に映画で使われたセットを間近に見られる上、ふたつのアトラクションも楽しめます。その他、「トランスフォーマー」「ハリーポッター」「ミニオン」「キングコング」など有名映画のスリリングなアトラクションがずらり。意外と待ち時間が短いという情報もあり、ロサンゼルス観光には外せないテーマパークです。
No.06 ベニスビーチ
カリフォルニアに数多くあるビーチのなかでも、サーファーやスケートボーダー、ストリートパフォーマー、ボディビルダーが数多く集まり、ヒッピー文化も色濃く残った異色のビーチが、このベニスビーチです。元々、石油の採掘所であったこの一帯は後に地主となった大富豪により街に作り替えられ、イタリアの水の都にちなんで「ベニス」と命名されました。
スタッフのおすすめPoint!
20世紀初め、イタリア・ベニスの運河の街並みを模して開発されたリゾートエリア。美しいビーチは世界的なサーフスポットとして知られ、近くにある有名なオーシャンフロントウォーク(ボードウォーク)では、ストリートパフォーマーやアーティストによるさまざまなパフォーマンスが楽しめます。ショッピングなら、南カリフォルニアらしいおしゃれなブティックやレストランが並ぶアボット・キニー・ブルバードへ足を運んでみては。
No.07 マリブ
開けた地形の多いカリフォルニアのビーチですが、ここマリブは南に向かう海岸線ぎりぎりまで山地が迫る箇所も多い、ちょっと変わった雰囲気を持っています。映画「猿の惑星」の、主人公が朽ち果てた自由の女神像を見つけるラストシーンは、こちらのビーチで撮影されたもの。また数多くのハリウッド映画で、主人公が居を構える地としても描かれています。
スタッフのおすすめPoint!
ハリウッドスターや有名モデル、アスリートらの瀟洒な邸宅が立ち並ぶビーチフロントでは、セレブ気分で優雅な散策を。多数のブティックやレストランが集まる屋外ショッピングセンター、マリブ・カントリー・マートなどでは、プライベートタイムを家族と楽しむスターの姿もよく目撃されています。青い海とサーファーたちの様子が眺められる名物の桟橋マリブ・ピアは、美しい夕景や幻想的な月明かりも楽しめる絶景スポットです。
No.08 エンゼルス・スタジアム
日本人選手もたびたび所属、真っ赤なユニフォームでおなじみのMLBチーム、ロサンゼルス・エンゼルスの本拠地です。屋根のない開放式で天然芝、広めのファールグラウンドに充実した周辺設備と、現在のMLBスタジアムで主流のボールパーク様式を踏襲しています。センターバックスクリーンには、映画のセットのような大きな岩が設置。ホームチームの選手がホームランを撃つと、巨大な炎の柱と花火を吹き上げます。
スタッフのおすすめPoint!
1966年オープン、遊園地のような明るい雰囲気いっぱいの球場です。売店では、選手の出身地にちなんだ期間限定の特別メニューも人気で、アメリカのローカル料理やアジア料理、ラテンアメリカ料理など、来るたびに違う味覚が楽しめます。エンゼルスの試合がない日は、普段立ち入ることのできないフィールドやダグアウト(ベンチ)、監督のインタビュールームなどに入れるスタジアムツアーがおすすめです(開催日時はエンゼルスの公式HP参照)。
No.09 ファーマーズマーケット
時代の最先端を行く大都会であるロサンゼルスでは珍しい、素朴さと日常感覚が売りのショッピングセンターです。元々は近所の農民が、新鮮な野菜と果物を持ち寄って始めた市場が、現在では農家以外の地元の人々、そして観光客までが集まるようになりました。売り物のメインは、地元の人々が普段口にする食材や、日常生活で使う各種消耗品。ここで買い物をするだけで、現代のアメリカのリアルな生活空間を体験できます。
スタッフのおすすめPoint!
80年以上の歴史をもち、安くて新鮮な地元食材に出合えるほかハチミツやジャム、お菓子などお土産にしたい食材や雑貨もたくさんそろっています。歩き疲れたら、マーケット内に多数ある飲食店へ。例えば老舗のひとつBennett`s Ice Creamは、1946年のオープン時と同じ作り方にこだわったアイスクリームが地元でも人気です。オレンジの産地カリフォルニアならではの搾りたてオレンジジュースもぜひ。
No.10 ゲティーセンター
石油王ジャン・ポール・ゲティがかつて所有していた邸宅の敷地に1997年開館した、比較的新しい美術館です。中世から現代までの西洋絵画のほか、装飾写本や彫刻、工芸品、また19世紀から撮影された写真など、多数の作品が収蔵されています。また白い石灰岩を多用した建物は、それ自体が現代美術といえる高いアート性を持っています。夕日をながめながらのディナーを満喫できるレストランも併設されています。
スタッフのおすすめPoint!
駐車場からトラムに乗って丘の上へ。芸術的な白い建物が立つ広大な敷地に、西洋絵画を中心に彫刻、家具、写真などの豊富なコレクションを誇ります。トラムも入場料も無料で、モネやゴッホ、セザンヌらの名作を間近に観賞でき、定期的に展示内容が変わるのも人気の理由。ロサンゼルスの町や太平洋を見渡す眺望や、カリフォルニアや地中海などの多彩な植物が植えられた庭園、オリジナル雑貨が充実したミュージアムショップもおすすめです。
かつてに比べ格段に治安がよくなったロサンゼルスですが、スキッド・ロウやコンプトンなど危険なエリアも残っています。絶対立ち寄らないようにしましょう。
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