添乗先が決まった時点で、「旅の友」や「WEB」、「チラシ」などで大まかなツアー内容は把握し、事前勉強が終わった状態にしておくことが大切です。
打ち合わせ時間は約２時間。決められた時間の中で会社でしかできないこと、自宅でもできることを整理して打ち合わせを進めていきます。
食事場所や土産店、バス会社など、正しく手配できているかを電話で確認し、それと同時に現地のリアルタイムな情報も収集します。
お客様から何を聞かれても答えられるよう準備します。

添乗員はお客様より前に集合場所にスタンバイ。
お客様がすぐにわかるよう、ツアータイトルを明記したクラブツーリズムのプラカードと旗を準備します。
毎回デビューした頃のような気持ちでドキドキしながらお客様をお待ちします。笑顔は決して忘れません。
受付の際にはツアーバッジ（シール）や地図などをお渡しし、お客様をバスまでご案内します。
千葉乗車の方が揃ったら、次の集合場所へバスで移動します。

第二集合場所を出発したら、あらためてバス車内でご挨拶します。
挨拶は明るく、元気よく、さわやかに！そして今日1日お客様に楽しんでいただけるよう、わかりやすく丁寧に、行程や注意事項などをお伝えします。

最初の休憩地に到着。

お客様がお手洗いやお買い物をされている間に、乗務員さんと打ち合わせをします。
朝の集合場所でも打ち合わせはしていますが、時間に限りがあるため、手短に済ませています。
そのため、このタイミングで1日の流れ、駐車場の場所、お客様の乗降・誘導方法など詳細に相談し、ご協力いただきたいことはしっかりと伝えます。
乗務員さんは大切なパートナー。一緒に旅を盛り上げるために必要不可欠な方です。

乗務員さんとの打ち合わせが終わったら、次に訪れる場所（観光地や土産店など）に途中経過の連絡をします。

お客様は思い思いの時間を過ごし、くつろいでいます。
その間、添乗員は専用タブレットにて行程や道路状況などを確認します。

最初の観光地に近づいてきました！
事前に調べておいた現地の情報などをお客様にお伝えします。

スムーズに参拝していただけるよう、雨引観音に到着してからの動きを車内でご案内しておきます。
下車後は境内まで誘導し、参拝後はバスの前でお客様をお迎えします。

偕楽園の駐車場でお弁当屋さんと待ち合わせ、昼食用のお弁当を受け取ります。個数の確認と精算をしている間、お客様にお待ちいただいているため、スピーディーかつ正確に行わなくてはなりません。お弁当タイムは偕楽園の園内でも、バスに戻ってきてからでもOK！お好きな時間にお好きな場所でお召し上がりいただきます。
続いて偕楽園の入場券を購入してお客様にお渡しします。
『チケットをもらっていない方はいらっしゃいますか？』
入場券が確実に全員に渡るよう、大きな声で確認します。

駐車場から偕楽園の入口までは徒歩10分ほど。早足の方から足の悪い方までいらっしゃるので、何度も何度も後ろを確認しなから入口まで誘導します。
もちろんはぐれないよう、駐車場から入口までの行き方をバス車内でもわかりやすく説明しておきます。
入口までご案内したら
『行ってらっしゃいませ！楽しんできてください』
笑顔でお客様を送り出します。

集合時間が近付きお客様が駐車場に戻り始めました。
『お弁当のゴミ、もらいますよ』
ゴミの回収も添乗員の役割です。

鳥居から海が綺麗に見える神社です。

『お写真お撮りします』
お客様の旅の思い出のお手伝いも大切な仕事です。

本日最後の立ち寄り先となります。
お客様が買い物を楽しんでいる間、軽食のジャンボ明太子おにぎりをピックアップします。
事務所で支払いと、おにぎりの個数を確認して受け取ります。

『ジャンボおにぎり、お召し上がりください。まだ温かいですよー』
お客様がバスに戻られる際、コミュニケーションを取りながらお渡しします。

お客様がくつろがれている中、専用タブレットで渋滞状況を確認します。
今日は日曜日。やはり常磐道が渋滞しているので、乗務員さんと相談して成田まわりのルートに変更することにしました。
『おくつろぎのところ、申し訳ございません。行きは常磐道で向かいましたが、渋滞しているようですので帰りは成田まわりに変更させていただきます。次のお手洗い休憩は酒々井PAとなりますので、そちらまでゆっくりとお過ごしください。』
お客様への説明も忘れてはいけません。

事故もなく無事、千葉に到着しました。
バスを降りてきたお客様に『ありがとうございました』と心を込めてご挨拶します。
『楽しかったー』
笑顔で帰られるお客様を見送ったら業務終了です。

行き先は同じでも毎回違うお客様との出会いがあります。お客様の笑顔を見ることが一番の喜びです。何年経っても新人の時の気持ちを忘れずに活動しています。