「日本遺産(Japan Heritage)」に認定された地域の魅力をクラブツーリズムが紹介!日本の文化・伝統を感じさせるその町の唯一無二のストーリーを『日本遺産の地に生きる』特集で毎月ご紹介します。認定地域の詳細や、近隣観光地などをご紹介しています。
「日本遺産(Japan Heritage)」とは
文化庁が認定した、日本の文化・伝統を語るストーリー。2021年度までに104のストーリーが認定されました。魅力ある有形・無形の様々な文化財群を総合的に活用する取り組みを支援し、国内外への魅力発信や地域活性化を目的としています。
今月のピックアップ
鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~
【広島県・神奈川県・長崎県・京都府】
明治新政府が近代国家を建設するために掲げたスローガンの一つが富国強兵、その強兵の一翼を担ったのが海軍です。明治政府は西欧列強と対等に渡り合うため、艦艇の配備を進めるとともに、明治17年、横須賀に鎮守府を置いた後、同22年に呉と佐世保、同34年に舞鶴で鎮守府を開庁し、島国日本の周辺海域を分割して管轄する海の防衛体制を確立しました。近代日本の海防の要として共に歩んだ横須賀・呉・佐世保・舞鶴。西欧の先端技術を導入し、その技術を伝え、さらに新たな技術を創り出し、技術力を高め合うことで日本の近代化を推し進めました。数多くの軍港関連遺産の中には、現在でも稼働する施設が多くあり、当時の技術水準の高さを伺い知ることができます。