立山黒部アルペンルートツアー・見どころ(黒部ダム・室堂)
立山黒部アルペンルート旅行・ツアーなら、クラブツーリズム!添乗員やスタッフがしっかりサポート。黒部ダムの観光放水、高山の植物観察、紅葉などのおすすめツアーをご紹介。ツアー検索・ご予約も簡単です。
立山黒部アルペンルートを動画でご紹介
立山黒部の見どころスポット
立山トロリーバス ついにラストラン!日本最後のトロリーバス
※立山黒部アルペンルートを通り抜けするツアーのみ対象です
2024年度をもって運行終了を予定している立山トンネルトロリーバス。「バス」と呼ばれますが、電力で走りながら一般道を走ることはなく電車線のあるところしか走らないため、法律上も「電車」に分類されるユニークな乗り物です。1996年の運行開始から1920万人以上のお客様に愛され、アルペンルートを支えてきた立山トンネルトロリーバスの最後の雄姿をぜひお楽しみください。
関電トンネル 開通60周年
※立山黒部アルペンルートを通り抜けするツアーのみ対象です
扇沢駅と黒部ダム駅を結ぶ関電トンネルは黒部ダムが竣工した翌年1964年8月1日に運行を開始。人々を黒部ダムへ運び続けて60年の節目の年を迎えました。ディーゼルバスの車体からエンジンを取り外した後、モーター・バッテリーを取り付けて作られた電気バスは、CO2を排出しないクリーンな乗り物です。関電トンネル内では、苦闘の末に突破した破砕帯を青い看板や照明で示しているとともに、現在も流れ出る破砕帯の水もご覧いただけます。
黒部ダム
7年の月日と述べ1,000万人の人手により完成した「世紀の大事業」黒部ダム。隣接する200段ほどの階段を行くと展望台に到着し、毎年6月26日から10月15日までの期間、ダムの観光放流が見られます。
室堂(むろどう)
立山三山をはじめ剣岳・大日連山など目前に仰ぐ、観光と登山の拠点です。「みくりが池」や「地獄谷」「立山玉殿の湧水」など見どころが数多く点在しているのも大きな特徴です。
弥陀ヶ原(みだがはら)
東西20km、南北3kmにわたって広がる溶岩台地の大高原です。夏には「チングルマ」や「イワカガミ」など高山植物が咲き揃い、秋は紅葉で人々の目を楽しませてくれます。
大観峰(だいかんぼう)
大観峰~黒部谷間を約7分で結ぶ360度大パノラマの動く展望台。後立山連峰や黒部湖などの雄大な景色をお楽しみください。
黒部ダム・観光放水の魅力
大迫力の観光放水を楽しむ
黒部ダム案内人 伊藤 元紀さん
黒部ダム周辺の観光案内を担当する関電アメニックス くろよん観光事業部を定年退職後、2022年2月より長野県大町市産業観光部観光課勤務。
高度経済成長期の電力不足を補うため建造された黒部ダム。当時、工事は困難の連続で、多数の殉職者を出した「世紀の大工事」の末につくられました。
関西の電力供給に大きく貢献するこのダムは、見どころ満載の観光スポットでもあります。特に、毎年夏から秋にかけて行われる「観光放水」に注目。毎秒約10~15tの水が音を立て流れ落ちる様子はまさに絶景です。
そんな観光放水の目的は、黒部峡谷の景観維持のため。黒部ダムには、夏になると下がる峡谷の水位を維持する役割があるそうです。
伊藤さんは「ダムや観光放水の役割を学ぶと、黒部ダムをより一層楽しめます。ぜひガイドの裏話に耳を傾けながら散策してみてください」と語ってくれました。
伊藤さんおすすめ!3つの観光放水おすすめ観賞スポット
(1)レインボーテラス
2016年につくられたテラスです。
放水に最も近づけるビュースポットで、風向きにより水しぶきがかかることも。
観光放水のダイナミックさを身体で感じられるので、ぜひここから見ていただきたいですね。
(2)ダム展望台
各展望スポットの中で最も高い場所にあるのが「ダム展望台」。
黒部ダム駅に到着後、220段の階段を上る必要があり、辿り着くまでがちょっと大変。
しかし、ここから見る立山連峰の大自然と黒部ダム観光放水の競演は圧巻。頑張って階段を上ったら感動もひとしおです。
(3)ダム堰堤
観光放水を真上から見られる「ダム堰堤」もおすすめです。
堰堤を歩いて、左・中央・右から……と、放水をいろいろな角度から見てみましょう。
天気が良い日かつ運が良ければ、虹が2~3本かかって見える位置が見つかるかもしれません!
立山黒部の季節の見どころ
4~5月の見どころ!雪の大谷
標高約2,450メートルにある富山県室堂(むろどう)駅から徒歩5分にある大谷は、吹きだまりのため積雪が多く、高さ20メートルを超えることがあります。この大谷を通る立山有料道路に積もった雪を除雪してできるのが、有名な「雪の壁」で、壁が連なる約500メートルの区間を「雪の大谷」と呼びます。そして雪の壁の中を歩くことができる「雪の大谷ウォーク」は4月15日(日)~6月中旬まで楽しめる春のイチオシイベントです。雪の大谷を歩き進むと壁の向こうには立山連峰の絶景が待っています! この時期だけの立山黒部アルペンルート「雪の大谷」で大自然の驚異を体感しませんか?
6月だけの見どころ!雷鳥ウォッチング
氷河期からの生き残りといわれ、長野・岐阜・富山の県鳥にもなっている「雷鳥」に出会ったことがありますか? 国の特別天然記念物に指定されている雷鳥に出会える確率がもっとも高いのは、縄張り争いの後、巣を守る様子が多く見られる6月。体長40cm前後で鳴き声は「グェ~~」というカエルのような声。 鳥にしては太い足を持ち、ハイマツという背の低い松林の中で生活します。 6月にアルペンルート内に宿泊するコースに参加すると、高い確率で雷鳥をご覧いただけます。
夏だけの見どころ!高山植物観察
夏のアルペンルートは、最高地点「室堂平」での高山植物観察がおすすめ。 雪解け水で満ちたその水面に立山の山々が映しだされ、周囲を囲うように設けられた散策コース沿いにたくさんの高山植物が咲き誇ります。運が良ければ高山植 物に混じって、ほわほわの毛におおわれたヒナ鳥を連れたライチョウの親子連れに逢えるかも。室道平に一年で最も多くの花が咲き、見渡す限りの緑のじゅうたんは下界の暑さを忘れてしまうほどの爽やかさです。
秋だけの見どころ!標高3,000m!圧巻の山岳紅葉!
アルペンルートの紅葉は標高が最も高い室堂では9月中旬から紅葉が始まります。 下界よりも速いスピードで季節が進むため、タイミングが良ければ「山の上は雪景色」「中腹は紅葉・黄葉」「麓は今から色づく緑樹」という、いわゆる「三段紅葉」を目の当たりにすることができます。 なかでも「立山ロープウェイ」から見下ろす「タンボ平の紅葉」は圧巻! どんなテレビドラマよりもドラマチックで記憶に残る「秋」を探しに出かけましょう!