クラブツーリズム TOP「旅の友」Web版【中部・東海版】ツアー同行レポート 見て、学んで、仲間と歩く旧東海道

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「旅の友」中部・東海版新年号に掲載。 ※東日本版、関西版は、記事内容が異なります

旅の友web版12月号

「旅の友」Web版1月号

見て、学んで、仲間と歩く旧東海道

熱田・宮宿から京都・三条大橋までを約1年かけて行く「旧東海道を歩く・西編」ツアー。全10回コースのうち、今回はその第8回となる三雲から石部宿を通り、上鈎池までを歩いた旅をご紹介します。今年は例年になく雨が多い10月でしたが取材時は晴天。さわやかな秋晴れの下、歴史を感じながら歩きました。歌川広重作『東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景』

旧東海道マップ
歌川広重作『東海道五拾三次之内 京師・三条大橋』ポイント

朝、名古屋駅をバスで出発し、今回のスタート地点・滋賀県の三雲へ。JR三雲駅でバスを降りた旅仲間の頬を心地よい秋風がなでていきます。「最近、雨続きだったので晴れて良かった。天気が良いと気分もいいです」と緑川勝男さんの表情も晴れやか。準備運動を終えたら、出発! 少し歩けば旧東海道沿いの名所だった「うつくし松」がある林や弘法大師伝説が残る「弘法杉」が見えてきます。ほかにも街道沿いには多彩な見どころが楽しめます。街道歩き旅の始まりは準備運動から!

旧東海道を横切る大沙川の堤上にある「弘法杉」。巨木のパワーにあやかろうと杉に手をあてる旅仲間
出発地点で準備運動をする旅仲間
旧東海道を歩く旅仲間。途中、往時の歴史を感じさせる古い建物が見られました
ところどころで小休憩をとります大沙川隧道を抜けて進む旅仲間

東海道51番目の幕府直轄の宿場・石部宿にて、ガイドの説明を聞きます途中で訪れた神社を見学する旅仲間街道沿いに点在する江戸時代の面影

熱々の洋食が並んだ昼食に舌つづみ歴史ガイドの多田さんと話す佐藤朝子さん(右)

歴史ガイドが同行で旅の魅力がより多彩に

ツアーには歴史ガイドが同行します。「歴史に詳しい方が同行しているので、ただ歩くだけでなく歴史も学べるのがいいです」と秋田治代さんをはじめ、多くの旅仲間から同じような声が聞かれました。旧東海道には、大小さまざまな史跡があり見落としそうな場所もありますが、そのつどガイドが教えてくれるので安心です。 ツアーは第1回からの参加で顔見知りとなった方々が多く終始、和気藹々とした雰囲気。歩きながら「次はどこを歩こう」「街道を歩きたいなら中山道もおすすめ」など会話が弾んでいました。人や物など、さまざまなものを繋いできた旧東海道。過去から現在、現在から未来へ、今も道は続いていきます。石部宿を抜けたら、のどかな田園風景の中を歩きます

『東海道名所図会』で紹介された田楽茶屋を再現した石部宿の田楽茶屋往時から変わらず秀麗な山容を見せる三上山。「近江富士」の名でも知られます寛永年間に建てられ、国指定重要文化財にも指定されている和中散本舗

約400年前、徳川家康が往来幹線として整備したのが「旧東海道」です。時を経て街道の様相は変わりましたが、今も「東海道」は日本の大動脈として多くの人や物が移動しています。新幹線などを利用すれば移動もあっという間にできてしまいますが、あえて「歩く」ことで見えてくるものがあると思います。魅力あふれる旧東海道をぜひ歩いてみませんか。街道沿いの名所が彫られた東海道五十三次図を使って説明をする多田ガイド

街道沿いの家の軒先に掛かるかつての屋号
稲荷大社の前でガイドの説明に耳を傾けます
第8回のゴール地点・上鈎池の下にある鈎の陣所跡にて記念撮影

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