クラブツーリズム TOP「旅の友」Web版【中部・東海版】ツアー同行レポート 気軽に現地集合・解散でお食事会 古きよき伝統にふれる「御懐石 志ら玉」

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「旅の友」中部・東海版11月号に掲載。 ※東日本版、関西版は、記事内容が異なります

旅の友web版11月号

「旅の友」Web版11月号

連載企画 ツアー同行リポート 2016年8月25日取材 今月のテーマ おいしいは楽しい

名古屋の歴史を静かに見守る料亭 御懐石 志ら玉
志ら玉の館内を彩る風雅な掛軸(左)、趣深い通路(中)、調度品(右)
古民家を移築して造られた志ら玉の玄関
普段、個人では入りにくいレストランや老舗料亭、旬の食材や匠の技が織りなす逸品……。「憧れの美食探訪」はこだわりの食を楽しむツアーです。今回は名古屋市の上飯田で55年の歴史を紡ぐ料亭「御懐石 志ら玉」でのお食事会をご紹介。暖簾をくぐれば、そこはもう風情あふれる別世界!
心落ち着く古民家の空間で、伝統の和のごちそう
11:45〜現地集合 カラカラカラと木の引き戸を開けると、大きく立派な梁、帳場が設えられた玄関。170年前の町屋造の空間は一歩入っただけで、古きよき時代に誘われたようです。集合した旅仲間は、食事の前に京都から移築した300年前の茶室「笑庵」を見学。普段なかなか見る機会のない伝統的な建築物に興味津々。
現地でスタッフが旅仲間をお出迎え
茶道具などの解説を聞きながら笑庵を見学
美食探訪のツアーはおひとり参加が多いのも特徴。食事が進むと自然と会話も弾みます
創業当時から愛される麦とろを手に。森彰さんご夫妻 大場惠子さんはおいしいお料理とお酒に舌鼓
12:00〜お食事会 志ら玉の特徴は茶道に通じたおもてなし。今日は茶道の礼儀作法を知らない方でもカジュアルに楽しんでいただけるよう、茶懐石をベースにした会席料理をいただきます。旬の食材を巧みに取り入れた料理は彩りも華やか。奥ゆかしくも風味豊かな味わいは、多くの食通を虜にした老舗料亭ならでは。「2回目だけど、やっぱりおいしい」と、旅仲間もにっこり。
8月25日・お食事会 お品書き 御懐石 志ら玉先付 いちじく 胡麻クリーム又 鰻白焼き向付 海老 蛸 スズキ 盛合わせ 醤油 山葵
煮物 鱧 松茸 冬瓜 柚子焼 鮎干物 酢蓮根八寸 海老寿司 もずく 枝豆 銀杏 地豆鉢 角煮 里芋 茄子
止 手打ち蕎麦 葱 山葵御飯 むぎとろ 香物水菓子 メロン キウイ マンゴ 寒天菓子 水羊羹 薄茶
14:00〜現地解散 おいしい料理に箸が進めば、お話しにも自然と花が咲きます。初めは面識がなくても、相席の方とすっかり仲良くなられた方も。「また次回、お会いしましょう」と笑顔が広がります。ほっと心落ち着く古民家で、素朴ながらも季節を感じる料理をいただいて。まるで田舎のおじいさん、おばあさんの家に里帰りしたような、心癒されるお食事会となりました。帰りに志ら玉の中庭を鑑賞される方も。8月の濃い緑が映えて風情たっぷり志ら玉の玄関で若女将と一緒に記念写真
一口コラム 懐石と会席。似て非なる料理の違いをご存知ですか。茶道から発祥した料理が懐石といわれ、俳人たちの句会から生まれた料理を会席と呼びます。懐石はお茶をおいしくいただくために作られ、「全部食べきる」「できたてをその都度運ぶ」「季節感やお祝いなどメッセージを込める」といった決まりがあります。お茶にルーツがあるせいか、料理もどこか侘び寂びな雰囲気。会席はお酒に合う料理として発展。宴席にふさわしいように、料理も器も華美に装飾されていきました。
志ら玉 若女将より なつかしい古民家に昔ながらのお料理。茶懐石を基本に、気軽に楽しんでいただけるお料理もお楽しみいただけます。大切に守り継いできた古きよき日本の味を、ぜひご賞味ください。 若女将 柴山尚子

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