上海は中国で2番目に人口が多い大都市です。「都市の中の山水」とよばれている「豫園（よえん）」、旧租界時代の欧風建築が残る上海随一の観光エリア「外灘（わいたん）」、高さ492m中国で最も高い超高層ビル「上海ヒルズ」、「南京路」や「田子坊」などの人気の商店街など、西洋と東洋、新と旧が混在し、観光地としても見どころ満載です。

「東洋のベニス」と称された・蘇州。最も有名なのは「拙政園（せっせいえん）」「留園（りゅうえん）」「獅子林（ししりん）」「滄浪亭（そうろうてい）」などの世界遺産・蘇州古典庭園です。その他にも、唐代の詩人張継（ちょうけい）が詠んだ漢詩「楓橋夜泊（ふうきょうやはく）」で有名な「寒山寺」、旧市街の風情が残る「山塘街（さんとうがい）」など、昔ながらの中国の街並みをお楽しみください。

7000年前からの居住や農耕の跡が残る街・無錫。中国で4番目に大きな湖・「太湖」はジャンク船での遊覧をお楽しみ頂けます。琵琶湖の面積の約3倍もあり、まるで海のようです。「無錫旅情」の歌碑があり、スッポンの頭の形に似ている「鼈頭渚（げんとうしょ）公園」も有名です。

大逆流で有名な銭塘江の北岸に位置し、「世界で最も美しく華やかな土地」と讃えられた杭州は政治、経済、文化、交通の中心で、浙江省の省都です。緑茶の産地で「龍井茶（ろんじんちゃ）」が有名です。観光地には、銭塘江の高波を鎮めるために作られた「六和塔」、中国の四大美人の1人・西施に例えられた「西湖（せいこ）」などがあり、江南地域でも人気の観光地です。

紹興といえば、「紹興酒」。「紹興酒工場」には5年～30年物の紹興酒があり、ここにきて紹興酒を飲まなければ紹興に来たとは言えません。また、近代中国の生んだ偉大な作家・魯迅で有名な「魯迅（ろじん）記念館」、その他にも街中には五千余りの色々な風格を持った石橋が存在し、「石橋の博物館」ともいわれています。

1300年以上の歴史を持ち、当時から生活様式が全く変わらない水郷古鎮・烏鎮。現在は江南水郷の有名な観光地でもあり、小舟の遊覧や石橋、石畳の路地裏散策など、当時の面影を深く残した街並みをゆっくりお楽しみください。

朱家角・周荘は上海から約1時間程度、気軽に行ける水郷古鎮です。200年以上も前の街並みがそのままに残っており、街中の細い通路をめぐり、石橋から水路を望めば、かつて大いに繁栄した中世中国の水郷都市へタイムスリップすることができます。朱家角では古鎮の東西を走る大きな水路（漕港河）に架かる橋「放生橋」が有名です。

江南水郷古鎮の中でも穴場スポット。しかし、水郷の規模は大きく、明や清代に建てられた民家が多く残っており、保存状態も良いため「生きた千年の町」と称えられています。「トム・クルーズ主演の映画「M:i:III」でロケ地に使われ、一躍有名になりました。特色はなんといっても「弄堂」と呼ばれる路地の数の多さノスタルジックな雰囲気が漂うお勧めスポットです。

昆山市南の無数の疎水と湖沼に囲まれた地にある神秘的な古鎮・錦渓。龍のごとく続く「文昌閣」からの長廊や、そこから見る「五保湖」の風景は特に美しい。また、湖の中心に浮かぶ宋時代皇帝の愛妃・陳妃が水葬された「陳妃水墓」なども有名。錦色に輝く美しい水郷古鎮をお楽しみ頂けます。

春秋時代の越の伝説の美女「西施」ゆかりの地。越は呉王夫差に西施を差し出すと、夫差は越の思惑通りに西施に溺れて国を傾けてしまったという。そういう訳で、ここには木材がたくさん集まり、「木の港」という意味の「木涜」という地名が付けられたそうです。「厳家花園」「古松園」などが見所。最近は少しずつ観光地化されていますが、素朴な古鎮風景が楽しむことができます。