ニューイングランドの観光情報

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「ニューイングランド」とは、ボストンのあるマサチューセッツ州の他、メイン、ニューハンプシャー、バーモント、ロードアイランド、コネチカットのアメリカ北東部の6州を統合した呼び方で、例年10月中旬～下旬は美しい紅葉・黄葉の名所として知られており、世界中からもたくさんの観光客が訪れます。

ニューイングランドらしい可愛らしい町並みが点在するバークシャー地方。秋になると色鮮やかな景色に変わります。絵本から抜け出たような、心躍る紅葉が皆様をお待ちしています。
アメリカの市民生活を描いた画家ノーマン・ロックウェルの美術館もあり、「芸術の秋」もお楽しみいただけます。

マサチューセッツ州はニューイングランド地方の政治・経済・文化・観光の中心的なエリアです。州都ボストンがあることで知られていますが、実は郊外の町にも魅力が溢れております。アメリカ独立戦争の戦いの始まった町「レキシントン」や若草物語の作者の暮らした家の残る「コンコード」、17世紀に魔女裁判の行われた町で、現在はハロウィンの聖地ともなっている「セーラム」、そしてイギリスの移民船メイフラワー号の上陸したアメリカ発祥の地として知られる「プリマス」、JFケネディーの別荘があり美しい小さな町がある「ケープ・コッド」など、まだまだ知られていない場所が多くございます。

メイン州はニューイングランド地方の北東部を占める広大な州となっています。清涼な雰囲気の「メインビーチズ」や「ポートランド」、そして日本でもトートバックで人気のL.L.Beanの本店があることで知られている「フリーポート」は、観光客に人気の町となっております。またニューイングランド地方で唯一の国立公園「アケディア国立公園」があり、アメリカで最初に日の出を見ることのできるキャデラックマウンテン等アウトドア好きにも人気の州となっております。

ニューハンプシャー州は、州のほとんどを森林と湖が占める自然の別天地で、ニューイングランドを代表する紅葉の名所であるホワイトマウンテンズと湖水地方がございます。特に「カンカマガス・シーニック・バイウェイ」は、州内屈指の紅葉街道となります。またアメリカでも最も急勾配な登山鉄道である「コグ・レイルウェイ」は山頂まで往復3時間で、世界で初めて誕生した登山鉄道とも言われております。

バーモント州は、6州の中でも最も紅葉の美しい地方といわれており、その町のひとつ「バーリントン」は全米で最も住みたい町にも選ばれたこともある美しい場所です。バーモント州の観光で忘れることのできないのは「サウンド・オブ・ミュージック」のモデルとなったトラップ一族が経営する「トラップ・ファミリー・ロッジ」です。ここはトラップ一家が、アメリカ亡命後に暮らした場所で、現在は宿泊もできる施設となっています。このロッジでは、春は花・夏は避暑・秋は紅葉・冬はスキーと四季折々の楽しみ方ができます。

ロードアイランド州は、全米で最も小さな州として知られており、海洋都市ニューポートの町が有名です。この町は黒船来港で知られているペリー提督の出身地であり、夏には黒船祭りが開催されております。また約50年にわたってヨットの最高峰のレース「アメリカズカップ」も開催された場所としても知られております。ニューヨークの富豪達が競って建てた別荘地「ニューポートマンションズ」は観光地となっています。

コネチカット州は、ニューヨークから車で1～3時間の近さで、全米で最も平均所得の高い州と言われております。またアメリカを代表する2人の作家を生んだ州として知られております。『トムソーヤの冒険』や『ハックルベリー・フィンの冒険』など名著を残したマーク・トウェインが住んでいた家が「ハートフォード」という町に残されています。またこの町には『アンクル・トムの小屋』を残した女流作家ハリエット・ビーチャ―・ストウの家も残されており、このどちらも現在は博物館として見学することができます。

※写真は全てイメージです
※写真提供はマサチューセッツ観光局