どこをとっても見どころ満載！九州の観光スポット12選

軍艦島とは、長崎港より南西約18kmの距離にある端島（はしま）の呼称。島にはかつて海底炭鉱があり、コンクリートの岸壁や鉄筋の高層アパートが立ち並ぶ様子が軍艦「土佐」に似ていたことから、「軍艦島」と呼ばれるようになりました。2015年に世界遺産に登録され、現在は島の西側の総合事務所付近が公開されています。日本最古の鉄筋コンクリート建築である「30号棟」等、廃墟ファンでなくとも見どころ満載。上陸クルーズや専門ガイド同行など多彩なツアーが用意されています。

大分市の隣、海に面した別府市に数百ある温泉の総称。別府市は源泉数、湧出量ともに日本一の「温泉都市」として知られています。自然湧出の源泉は「地獄」として観光名所化されており、バスの周遊ツアーも人気です。別府市によれば単純温泉、二酸化炭素泉など7種類もの温泉が湧いており、泉質ごとに効能があります。唐破風造（からはふづくり）の豪華な屋根を持つ「竹瓦温泉」では日帰り温泉を楽しめます。温泉で温まった砂をかけてくれる「砂湯」が名物です。

長崎にある、日本一広いテーマパーク。ヨーロッパの雰囲気が漂う園内には、チューリップ、バラ、あじさい、ひまわり、胡蝶蘭等四季折々の花が咲き誇ります。イルミネーションも有名で、園内各所でプロジェクションマッピングや「光の王国」等のイベントが開催されています。ほかにもプールやアートの展覧会など楽しみが盛りだくさん。お土産は「チーズの城」のチーズケーキやイラスト付きのランドグシャが定番。直営ホテルも4件あり、余裕をもって楽しめます。

福岡市中央区にある九州最大の繁華街。西鉄福岡（天神）駅を中心に、大丸をはじめとする百貨店やファッションビルが立ち並びます。特にデパ地下はお土産の宝庫！福岡三越地下2階で販売されている「あき津」の辛子明太子は、ダシが効いていると評判。定番のお菓子「鶴乃子」は、岩田屋本店の「石村萬盛堂」で購入できます。市営地下鉄天神駅と直結する地下街も充実。昭和通り沿いでは18:30あたりから屋台が営業を始め、ラーメンや焼鳥などの福岡グルメを味わえます。

樹齢数千年の縄文杉や白谷雲水峡などの美しい自然を擁し、日本で初めて「世界自然遺産」に指定された屋久島。トレッキングで訪れるなら、比較的雨が少なく新緑も美しい4月～5月（GW以外）がベストシーズンです。コースはレベルによって様々ですが、ビギナーは2時間ほどでめぐれる「ヤクスギランドコース」がおすすめ。ほかに「塚崎タイドプール」でのシュノーケリングや波のない宮之浦川でのスタンドアップパドル等アクティビティが満載！「平内海中温泉」など野趣あふれるお風呂もあります。

イカ漁が盛んな佐賀県の呼子町。港の側では100年もの間「呼子朝市」が続けられてきました。約200mある「朝日通り」に毎日30～50件の露天や店舗が並び、自家製イカの一夜干し、魚の干物、収穫したての野菜、果物などをリーズナブルな価格で手に入れられます。売り子のおばちゃんとの会話を楽しんだら、1935年創業の「よしや食堂」で朝食をいただくのもおすすめ。特に旨味たっぷりの「アラカブの味噌汁定食」は絶品！ほかにぶつ切りにしたゲソがたっぷり入った「イカバーガー」も必食です！

長崎港を見渡す丘陵地にある「グラバー園」。16 世紀後半に長崎へやって来たスコットランドの貿易商人トーマス・ブレーク・グラバーの邸宅が公園として開放されています。園内には9棟の伝統的建造があり、異国情緒満点。動く歩道が整備されているので、お子さまでも無理なく園内を回れます。「レトロ写真館」では、ドレスの貸し出しがあり、ヨーロッパの貴婦人の気分で写真を撮ってもらえます。お土産はガラス細工のビードロが人気。定番のカステラもアールグレイなど新しい味に注目です。

熊本城は、築城の名手・加藤清正が手掛けた国の重要文化財。堂々たる姿から、約400年にわたり熊本市のシンボルとして親しまれてきました。2016年の地震により大きな被害を受けましたが、現在は「特別見学通路」を設け、復旧期間中にしか見られない視点から熊本城の姿を閲覧可能です。ふもとの「桜の馬場 城彩苑」は、ミュージアムや食事処、お土産店が連なる複合施設。辛子蓮根や馬刺しなどのお土産も購入できます。

耶馬渓（やばけい）は、大分県中津市にある山国川中心とした渓谷。火山活動によってできた凝灰岩の山肌が侵食によって露出しており、「日本三大奇勝」「日本新三景」に選定されています。代表的な絶景ポイントは「一目八景（ひとめはっけい）」。展望台からは360度の奇岩のパノラマを楽しめます。同地は紅葉の名所としても知られており、11月上旬から赤の濃淡が美しい景観を楽しめます。渓谷付近では「溪石園」や「御霊神社」の参道も紅葉スポットです。

長崎県南部にある島原城は、1618年より7年の歳月をかけて築かれました。大小の櫓を要所に配し、安土桃山期の築城様式を取り入れた壮麗な姿は青い空によく映えます。一年を通してさまざまなイベントが開催されており、春は桜まつり、夏は水遊び、冬はイルミネーションを楽しめます。周辺には島原温泉が楽しめる「南風楼」、展望露天風呂が気持ちいい「HOTELシーサイド島原」等のホテルも充実。ゆったりと島原観光を楽しめます。

日向岬（ひゅうがみさき）は、宮崎県日向市の東側海岸沿いにある景勝地。美しいリアス式海岸は日豊国定公園に属しており、独特な地形と植生が保護されています。絶景スポットが多く、馬ヶ背（うまがせ）からは、太平洋の水平線を広く見渡すことができます。「願いが叶うクルスの海」は、展望台から見える海岸と岩礁が「叶」という漢字に見えることからこの名が付けられたデートスポット。近くにある細島灯台も「恋する灯台」に認定されています。