たんちょう釧路空港やJRの特急電車が止まる釧路駅があったりと、交通の便が良く北海道の中でも訪れやすい釧路は観光におすすめ。釧路湿原でカヌー体験や、タンチョウを目の前で見れる公園を訪れるのがおすすめ。
No.01 釧路湿原
日本最大級の広さを誇る湿原で面積は約2万8000ha。東京23区がすっぽり収まってしまうほどの大きさで、その中を釧路川がゆったりと蛇行しながら流れています。天然記念物のタンチョウをはじめ、エゾシカ、キタキツネなどの野生動物、「幻の魚」ともいわれるイトウなどの魚類、そのほか数多くの動植物が生息しており、1980年に日本初のラムサール条約登録湿地に指定されました。広大だけに楽しみ方も多彩。展望台から眺める感動の大パノラマ、乗馬や釧路川を下るカヌー体験など、いろいろな方法で大自然を満喫できます。
基本情報
■住所
〒088-0001 北海道釧路市(釧路町・標茶町・鶴居村)
■車でのアクセス
釧路空港より釧路市湿原展望台まで約20分
JR釧路駅より釧路市湿原展望台まで約30分
釧路空港より温根内ビジターセンターまで約25分
JR釧路駅より温根内ビジターセンターまで約40分
※2020年4月現在の情報
No.02 くしろ湿原ノロッコ号
車では入ることのできない釧路湿原内をのんびりと走る北海道の人気観光列車。車窓には春から夏は緑輝く湿原の大パノラマ、秋には色とりどりの紅葉が楽しめます。また野生動物に出合った時や見どころに差しかかった時などには、極端にスピードを落としたり、停止したりといったユニークなサービスもあり人気を集めています。さらに見どころでは車内アナウンスによるガイドが行われ、釧路湿原の魅力をより深く知ることができるのもうれしいところです。列車は春から秋の期間限定で運行されており4月~6月、9月下旬~10月10日の期間中は例年1日1往復。ハイシーズンの夏場(7月~9月下旬)は1日2往復しており、例年10月中旬まで運行されています。
基本情報
■運賃/くしろ湿原ノロッコ号(全区間指定席 ※一部自由席車両あり)
指定席を利用の場合は乗車券のほかに指定席の料金が必要となります
例:釧路~塘路間
乗車券:大人640円、子供320円/指定席:大人530円、子供260円
※2020年4月現在の情報
No.03 釧路市動物園
国内最東端の動物園として、北海道内で4番目に開設。「タンチョウ保護増殖センター」を含めると敷地面積は47.8haで国内最大級を誇り、敷地内には遊園地も備えています。園内には北海道に生息する動物たちを集めた「北海道ゾーン」があり、ヒグマやシマフクロウ、タンチョウなどを観察することができます。そんな園内でひときわ人気の動物がホッキョクグマの「ミルク」。遊具を持って立ち上がる動きが人間のようだとインターネットの動画サイトなどで話題となりました。
基本情報
■住所
〒085-0201 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番
■電話番号
0154-56-2121
■車でのアクセス
釧路空港より約11分
JR釧路駅より約27分
■営業時間
4月10日~10月14日 9:30~16:30
10月15日~4月9日 10:00~15:30
■休園日
12月~2月の毎週水曜日(祝日にあたる日を除く)、12月29日~1月2日(年末年始)
■入園料
一般580円/中学生以下無料
※2020年4月現在の情報
No.04 阿寒湖
阿寒摩周国立公園内にあるカルデラ湖で、北海道を代表する観光地のひとつ。東岸に雄阿寒岳がそびえる景色は雄大で、一年を通して美しい表情を見せてくれます。湖上には4つの島(大島、小島、ヤイタイ島、チュウルイ島)があり、その中のチュウルイ島ではマリモの展示観察センターがあり世界的にも希少な特別天然記念物である球状の「阿寒湖のマリモ」が見られます。また湖畔の南岸には温泉街があり、観光客や釣り人たちで賑わっています。温泉街には無料の足湯も点在しているので、散歩がてらお気に入りの足湯を見つけにいくのもおすすめ。
基本情報
■住所
〒085-0467 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉2丁目6-20
■電話番号
0154-67-3200(阿寒観光協会)
■車でのアクセス
JR釧路駅より約80分
釧路空港より約60分
※2020年4月現在の情報
No.05 摩周湖
摩周岳の噴火によりできた世界屈指の透明度を誇るカルデラ湖。透明度が高いのは流入する川がなく、絶壁に囲まれた湖岸が人を寄せ付けないためといわれています。「霧の摩周湖」とも呼ばれるほど霧が多く、湖の全景を見られる日は少ないですが、晴天時は「摩周ブルー」と称されるコバルトブルーの美しい湖面が広がります。湖の眺望を楽しむにはやはり展望台から見るのがおすすめ。湖には異なる表情が見られる3つ展望台があり、その中で最もポピュラーで唯一レストハウスがあるのが「摩周湖第一展望台」(有料)。また中島を中心に見られる「摩周湖第三展望台」、さらに摩周湖の裏側にある隠れた名スポット「裏摩周展望台」があります。
基本情報
■住所
〒088-3201 北海道川上郡弟子屈町
■バスでのアクセス
JR摩周駅より阿寒バスで約25分、「摩周湖第1展望台」下車
■車でのアクセス
釧路空港より約90分
※2020年4月現在の情報
No.06 和商市場
函館朝市・札幌二条市場とともに、北海道三大市場のひとつに数えられる市場です。釧路では最も歴史がありJR釧路駅の前にあるためアクセスも抜群。鮮魚をはじめカニや塩干、青果、精肉、茶、加工品、日用品など約60店舗が並びます。市場の名物は白飯に好みの魚介類を買って載せ、オリジナルの海鮮丼が作れる「勝手丼」。近年は「釧路のウナギ」として親しまれているカラスハモを使った「はも丼」も市場の新たな名物となっています。また港町の市場ならではで、魚介類や水産加工物は品揃えが多く鮭節、さんまジャーキーなど、他では見られない商品や店オリジナルの加工品も盛りだくさんです。
基本情報
■住所
〒085-0018 北海道釧路市黒金町13丁目25
■電話番号
0154-22-3226
■車でのアクセス
釧路空港より約30分
■列車でのアクセス
JR釧路駅下車。徒歩で約10分
■営業時間
4月~12月 月~土8:00~18:00/日曜営業の場合は8:00~16:00(但し12月の日曜営業は 8:00〜18:00)
1月〜3月 月~土8:00~17:00 (日曜営業なし)
※2020年4月現在の情報
No.07 湿原アクティビティ
釧路湿原国立公園ではカヌーに乗って冒険気分を味わったり、馬とたわむれながらのんびり散歩したりと、さまざまな体験ができます。また湿原内だけでなく、周辺も自然の恵みが豊か。湿原の眺めを楽しんだ後は「達古武(たっこぶこ)オートキャンプ場」や「山花公園オートキャンプ場」をはじめとするキャンプ場を訪れるのもおすすめ。キャンプ場周辺は緑豊かな森と野鳥が生息する湖があり、まるで童話の世界を思わせます。雄大な自然の中で過ごす時間は飽きることなく、周辺散策だけでも充分に楽しめます。北海道ならではの手付かずの大自然の中で過ごす、ちょっと贅沢な体験をしてみませんか。
基本情報
(達古武オートキャンプ場)
■住所
〒088-2141 釧路郡釧路町達古武
■電話番号
0154-40-4448
■車でのアクセス
釧路駅より約30分
■駐車場
あり
■開設期間
5月1日~10月31日
■休業期間
11月~4月
■料金
基本料金 大人100円/小・中学生50円(キャンピングサイト[オートサイト]1泊1,290円/[フリーサイト]1泊640円)
※2020年4月現在の情報
No.08 釧路市博物館
春採湖畔にある総合博物館。建物のデザインは地元出身の建築家・毛綱毅曠氏によるもので、タンチョウが両翼をひろげたようなユニークな外観が目をひきます。館内は氷河期の使者マンモスの巨大な骨格標本に始まり「マンモスのふみしめた大地」「タンチョウをはぐくむ釧路湿原」「海霧につつまれた自然と人びとがおりなす歴史」をテーマとし、釧路の自然と歴史に関連した展示が続きます。4階のアイヌ文化常設展示「サコロペの人々」が2020年4月にリニューアルし、アイヌ政策推進交付金事業の一環として展示多言語化および映像展示が導入されました。また 「春採湖の昆虫観察会(6~9月の第2土曜日)」や「春採湖畔草花ウオッチング(5~9月の第3土曜日)」などのイベントも行われています。
基本情報
■住所
〒085-0822 北海道釧路市春湖台1-7
■電話番号
0154-41-5809
■バスでのアクセス
釧路駅より約15分「市立病院」下車(徒歩5分)
■入館料
大学生480円/高校生250円/小・中学生110円
■休館日
月曜日 ※4月~11月3日は開館し、翌平日を振替休館 ※それ以外は休館
■開館時間
9:30~17:00
※2020年4月現在の情報
No.09 千代の浦マリンパーク
海や漁業とふれ合う場を提供することにより、水産業への理解とその振興に資することを目的に作られた公園。園内には海水が流れる遊具や多目的広場、釣り護岸(釣り公園)など、さまざまな施設があり、釣り好きな人はもちろん多くの地元民や観光客から親しまれています。ここではウサギアイナメやカレイなどの魚が1年を通して釣ることができ、初心者からベテランまで幅広い釣り人が集まる人気の釣り場でもあります。また休憩棟内にはバーベキューコーナーがあり、事前予約すれば無料で利用することができます。
基本情報
■住所
〒085-0823 北海道釧路市千代ノ浦1
■電話番号
0154-31-4557
■バスでのアクセス
釧路バス白樺線18「千代の浦」下車
■駐車場
あり(無料)
※2020年4月現在の情報
No.10 阿寒湖温泉
特別天然記念物のマリモで有名な阿寒湖の南岸にある道東屈指の温泉地で、約30軒のホテルや旅館、土産物店が集まっています。温泉街の東にある共同浴場「まりも湯」は源泉を持つ日帰り入浴施設。平素は地元の人たちの憩いの場になっていますが、観光シーズンには行楽客の利用も多いので初めての人も安心。湯をゆっくり楽しみたい人は、早めの時間に行くのがおすすめ。またニュー阿寒ホテル、あかん湖鶴雅ウイングスでも日帰り入浴が楽しめます。温泉街はアイヌ文化の発信地にもなっており、阿寒湖アイヌコタンではアイヌ文化を体験できるほか、民族衣装の貸し出しによる記念撮影も人気です。
No.11 阿寒国際ツルセンター
1996年に建設され、タンチョウを保護し、日々研究員らがその生態や行動の研究を行っている施設です。タンチョウは日本では、折り鶴や昔話のモデルとして親しまれてきましたが乱獲などで数が減り、現在絶滅危惧種に指定されている貴重な鳥のひとつです。野生ではなかなかその姿を見ることができませんが、施設の野外飼育場では一年中自然に近い形で見ることができるうえ、撮影することもできます。また館内にはタンチョウの生態を学べる展示コーナーや映像コーナー、キッズスペース、ライブラリーなどもあり、大人から子供まで楽しく学べるようになっています。
基本情報
■住所
〒085-0245 北海道釧路市阿寒町上阿寒23-40
■電話番号
0154-66-4011
■車でのアクセス
JR釧路駅より車で約42分
釧路空港より車で約28分
■入園料
大人(高校生以上)480円/小・中学生250円
■営業時間
9:00~17:00 ※タンチョウ観察センターは8:30~16:30(11月~1月は16:00まで)
※2020年4月現在の情報
No.12 釧路フィッシャーマンズワーフMOO
アメリカのサンフランシスコにあるフィッシャーマンズワーフに由来して建てられた釧路の人気観光施設です。港町・釧路ならではの海産物がお得に買えるので、旅行のお土産物を探すのにおすすめのスポット。館内は物販ゾーンが中心で、1階は市場ゾーンとイベント広場があり、2階は屋台村「港の屋台」が、3階はレストランゾーンとなっています。ここでのおすすめグルメは「さんまんま」。脂ののったサンマを、炊き込みご飯や大葉と共に巻き付けて焼いている釧路名物です。また「ザンギ」も忘れてはなりません!しっかり味が染み込んだ北海道版の唐揚げは、ぜひ押さえておきたい逸品です。
基本情報
■住所
〒085-0016 北海道釧路市錦町2-4
■電話番号
0154-23-0600
■アクセス
JR釧路駅より徒歩約10分
■営業期間
(物販)6月~9月 10:00~19:00、7月~8月 9:00~19:00
(飲食)11:00~22:00 ※1月1日は全館休業
※2020年4月現在の情報
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