都道府県別の人口数で第2位を誇る神奈川県。県内最大の都市である横浜、数多くの史跡が残る鎌倉、温泉地として有名な箱根など個性豊かなエリアが揃い、観光地としての魅力にも溢れています。
No.01 鎌倉
東京から約1時間、日帰りも可能な距離にある古都・鎌倉。鶴岡八幡宮や鎌倉大仏といったおなじみの神社仏閣のほか、静かな竹林が最近海外でも注目を浴びている報国寺、日本最古の禅寺である建長寺など、小・中規模のスポットも盛りだくさん。また目の前に広がる相模湾で採れた海の幸をふんだんに使った海産料理を、同じく相模湾の絶景を楽しみながらいただくのもおすすめです。
スタッフのおすすめPoint!
鎌倉は何度訪れても違った楽しみ方ができる人気の観光地!源頼朝ゆかりの神社である「鶴岡八幡宮」は、歴史ある有名スポットとしては外せません。鶴岡八幡宮へ続く「小町通り」は、雑貨屋や食べ歩きが楽しめる、にぎやかな商店街です。自然に触れたいならアジサイが有名な北鎌倉の「東慶寺」へ。四季折々の草花も楽しめます。お土産は「豊島屋」のお菓子「鳩サブレ―」がおすすめ。ここでしか買えない、鳩サブレ―型のキーホルダーも人気です。
No.02 横浜中華街
長崎、神戸に並び、日本三大中華街と称される横浜中華街。あまりにも飲食店の数が多く、そのどれもが高レベルのため現地で入る店を選ぼうとすると時間がかかってしまいます。一品料理にするか、点心で色々なメニューを試すか、食べ放題で量を重視するか、このあたりを予め決めておくといいでしょう。みなとみらい線の開通で、東京都心はもとより多摩地区・埼玉・千葉方面からのアクセスも至便になりました。
スタッフのおすすめPoint!
横浜中華街でまず最初に目を引くのは、通りの入口にある巨大な門です。全部で10基あり、すべて風水思想に基づいて建てられた牌楼なのだそう。それぞれに名前と意味があるので調べてみると面白いかもしれません。飲食店は、食べ歩きの定番である肉まんや小龍包から、四川料理や広東料理などの本格的な中華レストランもたくさんあります。占いやトリックアートなどが楽しめる「横浜大世界」は、さらに中華街を楽しめるエンターテインメント施設です。
No.03 箱根
かつては関東と東海を隔てる交通の難所、現在は箱根山の火山活動によって湧き上がる温泉を利用した一大温泉地、それが箱根です。箱根の象徴ともいえる芦ノ湖や、ロープウェイで手軽に楽しめる大涌谷の絶景を楽しんだら、箱根湯本温泉や強羅温泉、仙石原温泉などでゆっくりくつろぐというのが、定番のプランです。また相模湾からほど近い位置にあるため、山の温泉リゾートでありながら海の幸も充実している点に注目です。
スタッフのおすすめPoint!
箱根は首都圏から1~2時間ほどで気軽に行ける温泉地。今回は行くべき3つのスポットをご紹介します。1つ目は「箱根 彫刻の森美術館」。広い庭に彫刻が展示され、足湯もあるのでゆっくり散歩するのがオススメ。2つ目は白煙が噴き上がる「大涌谷」。地熱と火山ガスの化学反応によって作られる「黒たまご」も有名です。最後にご紹介するのは「芦ノ湖」。海賊船に乗って湖上遊覧を楽しめます。芦ノ湖、赤い鳥居、富士山がそろう絶景ポイントが見どころです。
No.04 横須賀
昔は大日本帝国海軍の本拠地、現在はアメリカ海軍と海上自衛隊の一大基地。町の各所に広大な造船所やその跡地が点在し、沖に目をこらせば、常にどこかを航行する戦闘艦の姿。横須賀は、今も昔も海軍の街です。アメリカをはじめとする海外との縁も深く、日本でありながらどこか異国情緒の漂うどぶ板通りなどの街が、そこかしこに広がります。現在おなじみのカレーライス、その原型となったといわれる横須賀海軍カレー発祥の地でもあります。
スタッフのおすすめPoint!
有名な海軍カレーは横須賀では絶対に食べておきたい一品。レトルト商品も販売しているのでお土産にもオススメです。横須賀でぜひ訪ねてほしい場所は、船を利用し、約10分程で行ける無人島「猿島」。かつて旧日本軍の要塞だった自然島で、軍施設の史跡が当時に近い状態で保存されています。「フランス積み」という方式のレンガ建造物は日本に数カ所しか現存しておらず、とても貴重なものとなっています。
No.05 湘南
神奈川の中央部、三浦半島から相模川河口にかけての沿岸部が湘南と呼ばれるようになったのは明治になってから。当初はいわゆるお雇い外国人や日本の皇族のための別荘地として開発されましたが、戦後には庶民でも楽しめるリゾート地として開放されました。首都圏から電車一本で行ける至近距離ながら、相模湾の砂浜と青い海が織りなす風景は本格マリンリゾートそのもの。海水浴、サーフィン、海釣りなどの様々なニーズに応えてくれます。
スタッフのおすすめPoint!
相模湾や稲村ヶ崎、由比ヶ浜などは、海水浴場として名高いだけでなく、屈指の夕景スポットとしても有名です。訪れる人を楽しませる浜辺の数々は、湘南の魅力のひとつ。そんな海辺の街を走るのが江の島電鉄です。他の列車に景色をさえぎられることなくゆっくりと進む癒しの電車は「江ノ電」と呼ばれ親しまれています。江ノ島の江島神社へ向かう参道付近には昔ながらの土産店や飲食店が立ち並び、焼きたてのたこせんべいや江ノ島名産の生しらす丼が味わえます。
No.06 川崎
東京と横浜の間に広がる川崎市。工業地帯としてのイメージが強かった川崎ですが、最近は川崎駅前の再開発などを経て週末をゆっくりと過ごせる観光地も充実してきました。ショッピングや映画を楽しむなら、川崎駅前のラゾーナ川崎プラザや、ラ・チッタデッラ。水と緑を手軽に満喫したければ、川崎市緑化センターや瀋秀園。都会の便利さと海の開放感を併せ持つ東扇島東公園で、東京湾の絶景を楽しむプランもあります。
スタッフのおすすめPoint!
自然も多く、ゆったりと過ごせるスポットの多い「川崎」。108体もの狐の像が壮観な「京浜伏見稲荷神社」はパワースポットとして注目を集めています。港から眺めるものとはひと味違う夜景を楽しめるのが「川崎マリエン」。地上51mの展望室から見下ろす、無機質な照明やコンテナのターミナルのオレンジ色の光に照らされた幻想的な工業地帯は、一風変わった魅力を感じることができます。
No.07 横浜
明治時代、首都圏への海の玄関口として開発された横浜は、国内・海外問わず多くの船舶が出入りする大規模港として発展してきました。そんな国際性を象徴するかのような、みなとみらい地区や中華街といった海沿いの観光地が有名ですが、多摩丘陵の地形を利用したズーラシアなど、内陸部ならではのスポットも多数点在します。
スタッフのおすすめPoint!
いち早く開港された歴史を持つ横浜。「港の見える丘公園」は横浜港からベイブリッジにかけてのみごとな夜景が有名ですが、「旧フランス領事館邸遺構」や「横浜市イギリス館」など、この地の歴史を感じさせる見どころも豊富です。多くの西洋館が立ち並び、古い異国の高級住宅街のような雰囲気を醸す「山手」の意匠を凝らした建築も必見。エキゾチックな港町のイメージとは異なる、日本庭園「三溪園」で和の趣を味わうのもオススメです。
No.08 みなとみらい
山下公園やランドマークタワー、横浜ベイブリッジといったおなじみのスポットが揃う、横浜でもっとも開けた地区のひとつです。JRやみなとみらい線といった鉄道網、また港内の要所を結ぶ水上バスなどの交通がきわめて充実し、また東京から日帰りが可能という立地も相まって、週末のみならず平日も多くの観光客でにぎわいます。クルーズ船に乗っての海からの眺めは、ぜひとも一度体験しておきたいものです。
スタッフのおすすめPoint!
パシフィコ横浜や赤レンガ広場を中心にさまざまなイベントが開催されている「みなとみらい」は神奈川における文化の先進地区。訪れるたびに進化する街並みや催しも魅力のひとつです。観光を締めくくる食事には、みなとみらいのシンボルともいわれる「横浜ランドマークタワー」の飲食店街がオススメ。中でも50ヵ国250種類以上のビールの味くらべのできる「世界のビール博物館」は人気が高く、各国のバーカウンターが再現された店内やお土産コーナーも必見です。
No.09 平塚
神奈川県のほぼ中央、湘南と呼ばれる地域の西部に位置するのが平塚です。都心への通勤圏でありながら、湘南でもっとも海の色が濃いと言われる平塚では、サーフィンやヨット、海釣りなどのマリンレジャーも盛ん。最近、7月上旬に平塚駅北側の商店街で開催される湘南ひらつか七夕まつり、冬季のいちご狩りなど、海以外のスポットにも注目が集まっています。
スタッフのおすすめPoint!
青い海と広大な緑に囲まれ、景勝地に恵まれた平塚。湘南平を含む「高麗山公園」のレストハウス展望台頂上からは、相模湾や富士山を望む、360度のパノラマ景観が楽しめます。また、坂東第七番札所として知られる「金目観音堂」の水神橋から望む丹沢・大山の夕景や土手から望む高麗山の景色は必見です。相模川~花水川までの約4キロにわたる「平塚砂丘」では、マリンスポーツを楽しみながら、伊豆大島や箱根連山の壮大な眺望をご覧いただけます。
No.10 丹沢
神奈川の西北部、静岡県や山梨県との境に沿った東西40km・南北30kmに及ぶ山地が丹沢です。一番高い山でも標高1600m代と、高さはそれほどでもありませんが、尾根や稜線が文字通り縦横無尽に広がり、きわめて複雑な地形を形成しています。小田急線や東名高速などを利用し、首都圏から手軽にアクセスできる地域もあるため、登山やハイキング、渓流釣りなどの名所として古くから親しまれています。
スタッフのおすすめPoint!
春は新緑、秋は紅葉の名所となる丹沢。ダイナミックな水流に映える赤い橋が美しい「洒水の滝」をはじめ、名スポットが満載です。登山ルートが豊富な「丹沢山」は「日本百名山(深田久弥著)」のひとつ。整備された歩きやすい登山道は初心者にもおすすめです。丹沢山脈の雄大な自然と、その奥にそびえる富士山は圧巻。散策を楽しんだ後には、秘湯感あふれる山間の温泉場、信玄の隠し湯とも呼ばれる「中川温泉」でおくつろぎください。
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