大航海時代に黄金時代を築いたポルトガル。国土は日本の4分の1ほどですが、その地に17もの世界遺産があります(2024年11月現在)。「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」や「ポルトの歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院」などに残る壮麗な建造物、ポートワインの名産地でもある「ドウロ川上流」や、リゾート地として有名な「マデイラ島の月桂樹林」など、様々な絶景を楽しみに世界中から人々が集まります。悠久の歴史と文化、美食の国でもある風光明媚なポルトガルをぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
目次
No.01 リスボン Lisboa
ポルトガルの首都であるリスボンは「丘の街」と呼ばれるほど坂道が多く、街の散策には、石畳の路地を走るレトロな車体のケーブルカーや、観光名所を走る「トラム」と呼ばれる路面電車が便利です。リスボン随一の賑わいを見せるエリアが交通機関の中心となっているバイシャ地区。コメルシオ広場から勝利のアーチをくぐり抜けると、レストランやショップが多く並ぶアウグスタ通りがあり、ロシオ広場まで続きます。世界遺産に登録されている建造物が点在するベレン地区やアルファマ地区などへ、ケーブルカーやトラムを利用して散策をお楽しみください。
No.02 ロカ岬
ロカ岬は、リスボンから約40キロ西に位置するユーラシア大陸の最西端にあたる場所です。ポルトガルの詩人カモンイスの「Aqui, onde a terra se acaba e o mar começa(ここに地が尽き、海が始まる)」という言葉で知られ、はるか彼方まで続く水平線を眺めながら「大陸の終わり」を感じられるスポットです。断崖絶壁から見下ろす大西洋の壮大な景観は圧巻。約140メートルの高さから見下ろす真っ青な大海原と、切り立った岩壁が作り出すドラマチックな風景に心を奪われます。
No.03 ベレン地区
ベレン地区はリスボンの西部、テージョ川沿いに広がる歴史的エリアで、ポルトガルの大航海時代を象徴する数々の歴史的建造物や文化遺産が集まる観光スポットです。16世紀に建設された防衛要塞であり、大航海時代の重要な遺産である「ベレンの塔」や、16世紀初めに建設が始まり、約100年の歳月をかけて完成した壮大な「ジェロニモス修道院」などの世界遺産も点在します。テージョ川沿いの美しい風景を眺めながら散策なども楽しめる人気のスポットです。
No.04 発見のモニュメント
発見のモニュメントは、リスボンのベレン地区にある大航海時代の栄光を讃えた記念碑で、1960年に、ポルトガルの歴史的な偉人エンリケ航海王子の没後500年を記念して建てられました。モニュメントは高さ約52メートルの船の形をしており、エンリケ航海王子が舳先に立ち、後方にはヴァスコ・ダ・ガマやマゼランなど32人の歴史的な人物を模した彫刻が並びます。モニュメント内のエレベーターで展望台に上がることができ、ベレン地区やテージョ川の素晴らしい景色を一望できます。
No.05 ジェロニモス修道院
世界遺産「ジェロニモス修道院」は、ポルトガルの大航海時代の栄華を今に伝える壮麗な修道院です。16世紀のポルトガルで発展した、航海の成功と富を象徴する「マヌエル様式」の代表作とされ、修道院の柱や壁、アーチ構造の華麗な回廊などには、ロープや海洋生物など、大航海時代を象徴するモチーフが美しく彫り込まれています。修道院は、マヌエル1世が探検家ヴァスコ・ダ・ガマとエンリケ航海王子の偉業を讃えて建設を命じたもので、建設費用は海外からもたらされた貿易の利益で賄われました。
No.06 ベレンの塔
ジェロニモス修道院とともに世界遺産に登録されている「ベレンの塔」は、16世紀にマヌエル1世の命令で築かれ、リスボンの港を守るための防衛要塞として機能していました。塔はテージョ川の河口に位置し、大航海時代には航海を終えた探検家たちを迎え入れる場でもありました。塔は、航海や海をテーマにした独特なデザインが目を惹くマヌエル様式の装飾が施されています。塔の上部にはテラスがあり、リスボンの街やテージョ川を見渡せる絶景が楽しめます。
No.07 シントラ Sintra
シントラはリスボンから約25キロに位置する町で、かつては貴族の夏の避暑地でした。深い緑に包まれた山間に、美しい宮殿や庭園が点在することから「おとぎの国」とも称されています。町を象徴する「ペーナ宮殿」は、19世紀に建てられた色鮮やかな宮殿で、丘の上にそびえるように建っています。神秘的な雰囲気の「レガレイラ宮殿」には「イニシエーションの井戸」と呼ばれる螺旋状の階段があり、洞窟や庭園を探索できます。シントラは町全体が世界遺産に登録されており、石畳の道やカフェなどが並ぶ街並みの散策もおすすめです。
No.08 ペーナ宮殿
ペーナ宮殿はシントラを象徴する宮殿で、ヨーロッパでも指折りの幻想的な城として知られています。赤や黄色のカラフルな外壁が特徴的で、山の上にそびえ立つその姿は、まさにおとぎ話に出てくるような風景を作り出しています。宮殿は19世紀にフェルナンド2世が建設したもので、ゴシック、ルネサンス、マヌエルなど多様な建築スタイルが組み合わされています。彩り豊かな宮殿は、まるでファンタジーの世界に迷い込んだような写真が撮れると評判のスポットです。宮殿のテラスからはシントラの街や大西洋まで見渡せる絶景が広がります。
No.09 ムーアの城跡
ムーアの城跡はシントラの山中にある歴史的な要塞で、7~8世紀にムーア人によって築かれ、12世紀にアフォンソ・エンリケス王によってより落城されました。城壁からはシントラの美しい街並みや包み込むような緑深い森、遠く大西洋まで一望でき、特に晴れた日には、眼下に広がる風景が壮観です。現在も石造りの堅牢な城壁や塔が残されており、城壁の上を歩きながら、中世の面影と歴史に思いを馳せることができます。
No.10 ファドのライブ鑑賞
「ファド」は、ポルトガルを代表する伝統的な民族歌謡で、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。哀愁を帯びたメロディーと情熱的な歌詞で、愛や別れ、郷愁の想いといった感情を表現します。ファドはリスボンが発祥といわれており、ファドを聴かせる店は「カーザ・ド・ファド」と呼ばれます。店はリスボンのアルファマ地区やバイロ・アルト地区に多く集まっており、伝統的なポルトガル料理を楽しみながらファドを鑑賞することができます。
No.11 ポルト Porto
ポルトガル北部に位置するポルトは、首都リスボンに次ぐ2番目に大きい都市です。世界遺産に登録された歴史地区には、駅構内のアズレージョが見事な「サンベント駅」や14世紀に建造された「サンフランシスコ教会」、「カテドラル」など荘厳な建造物が多く点在します。ドウロ川の南岸に位置するヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区にはポートワインのセラーが軒を連ね、見学やテイスティングなどが楽しめます。ワイナリー上空には2011年に開業したロープウェイが行き来し、上空からドウロ川沿いの風景を堪能できます。
ポルトまで来たなら、国境を越えてスペイン北西部の「サンチャゴ・デ・コンポステーラ(サンティアゴ・デ・コンポステーラ)」まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。この地は9世紀初頭に、キリスト教の弟子のひとりである聖ヤコブの遺骨が発見されたことから、「ローマ」「エルサレム」と並ぶ、キリスト教の三大巡礼地に数えられています。1000年以上の歴史を持つ巡礼の道には、現在も多くの巡礼者の列が続きます。
No.12 ポルト歴史地区
ポルトの歴史地区、特にリベイラ地区は中世から続く街並みがそのまま残され、ポルトの伝統や文化を肌で感じられる場所です。ドウロ川を見渡す丘の上に立つ「カテドラル(大聖堂)」を囲むように、赤い屋根の家々が連なり、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。歴史地区には、世界遺産に登録された中世やルネサンス期の建築が数多く残っており、金泥細工が施された「サン・フランシスコ教会」や、アラベスクタイルの装飾が美しい「ボルサ宮」など数々の歴史建築をめぐることができます。
No.13 レロ書店
ポルトにあるレロ書店は、世界で最も美しいといわれる書店の一つとして知られており、多くの観光客が訪れる人気スポットです。レロ書店の象徴ともいえるのが、中央にそびえる赤い螺旋階段です。美しい曲線を描きながら二階へと続き「天国への階段」と称されるこの階段は、店内全体を幻想的に引き立てています。美しい木彫りの本棚や装飾が施された天井、そして温かみのあるライトが空間を彩り、さながら魔法の国を訪れたかのような雰囲気を醸し出しています。
No.14 サンベント駅
20世紀初頭にポルト歴史地区の修道院跡に建造された「サンベント駅」。ポルトガルの伝統的な青と白の装飾タイル「アズレージョ」で覆われた壁面が魅力のフォトジェニックなスポットです。アズレージョは2万枚以上使われており、駅の構内に広がる大きな壁画が壮大なスケールで描かれています。このタイルアートは、ジョアン1世のポルト入城や、15世紀大航海時代の先陣を切ることとなったセウタ攻略など、ポルトの歴史や文化、戦争や祝祭の様子などを描写しています。
No.15 ドンルイス1世橋
「ドンルイス1世橋」は、ポルトの象徴的なランドマークで、ドウロ川を渡る2重構造の美しい鉄橋です。1886年に完成したこの橋は、ギュスターヴ・エッフェルの弟子であるテオフェロ・セイリグが設計しました。そのため、橋はエッフェル塔と同様に鉄を使った優美なアーチ構造が特徴で、建築好きにも見ごたえのある構造です。上層の橋の全長は約395メートルと非常に大きく、迫力ある外観が目を引きます。上層は特に眺めが良く、ドウロ川に沿って広がるリベイラ地区のカラフルな家々や、美しいドウロ川の風景を一望できます。
No.16 ドウロ川
ドウロ川は、スペインからポルトガル北部を横切り大西洋に注ぐ美しい川で、ポルト地方の風景に欠かせない存在です。ドウロ川流域は、ポートワインの生産地として有名で、ドウロ川上流のアルト・ドウロと呼ばれるエリアにはブドウ畑が段々畑のように広がり、川沿いの急峻な斜面を利用して栽培されています。ここで生産されるポートワインは、川を利用してポルトまで運ばれ、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアで熟成されます。ドウロ川ではクルーズが楽しめ、ドン・ルイス1世橋などの橋巡りや、上流の渓谷を遊覧するコースも運航されています。
No.17 ギマランイス Guimaraes
ギマラインスはポルトガル北部に位置し、12世紀にポルトガル王国を建国したアフォンソ・エンリケスの生誕地であることから、「ポルトガル発祥の地」と称される歴史豊かな町です。ギマラインスの旧市街は、その美しい中世の町並みが保存されており、2001年に「ギマラインスの歴史地区」として世界遺産に登録されています。15世紀に建てられた「ブラガンサ公爵館」や、10世紀に建設されたアフォンソ・エンリケス生誕の地「ギマラインス城」など、まるで中世にタイムスリップしたかのような雰囲気が楽しめます。
No.18 アヴェイロ Aveiro
アヴェイロは「ポルトガルの水の都」と呼ばれる美しい都市です。街には複数の運河が流れ、カラフルな「モリセイロ」と呼ばれる伝統的な船が行き交います。この船はもともと海草を集めるためのものでしたが、現在では観光船として使用されています。運河沿いの美しい景色を楽しむことができます。アヴェイロの街中や運河沿いには、アール・ヌーヴォー様式の建物が多く、歴史的な雰囲気が漂っています。白壁に美しいアズレージョが施された旧駅舎やカテドラルなど、歴史建築をめぐってみてはいかがでしょうか。
No.19 コインブラ Coimbra
コインブラはポルトガル中部、モンデゴ川のほとりに位置し、1139年のポルトガル建国時から1255年まで首都として栄えた町です。1290年に創立された、ヨーロッパでも有数の名門コインブラ大学があり、大学の中心にあるジョアニナ図書館は華麗な金泥細工が施されています。2013年には、コインブラ大学のキャンパスのあるアルタ地区とソフィア地区が、世界遺産に登録されています。このエリアには、カテドラルや聖堂、旧大学の校舎などが点在しており、中世から続く学問と文化の中心地としての雰囲気を感じられます。
No.20 コスタ・ノヴァ Costa Nova
コスタ・ノヴァは、アヴェイロ近郊にある美しいビーチリゾートで、カラフルなストライプの家々と海岸が魅力の街です。カラフルな縞模様の家々は、元々は漁師たちの家や倉庫として使われていましたが、現在ではリゾートハウスやおしゃれなカフェとして利用されています。コスタ・ノヴァは大西洋に面しており、長く広がる白い砂浜には、多くの人々が海水浴を楽しみに訪れます。ビーチ沿いから見るサンセットは、海に沈む太陽と赤く染まる空が美しく、周辺のレストランでは地元で獲れた魚介を使った料理が楽しめます。
No.21 オビドス Obidos
オビドスは、城壁に囲まれた中世の街で、その美しい街並みは「谷間の真珠」と称されています。13世紀にオビドスを訪れたディニス王が王妃イザベルに街を贈り、以後1834年まで、この町は代々王妃の直轄地となりました。オビドスの街には、石畳の道と白い壁にカラフルな花が飾られた家々が並び、歩くだけで絵本のような美しさを楽しめます。14世紀に完成した城門「ポルタ・ダ・ヴィラ」には聖書の場面を描いた美しいアズレージョが施されており、夜間にはライトアップも楽しめます。
No.22 エヴォラ Évora
ポルトガル南部アレンテージョ地方に位置する古都「エヴォラ」。街全体が「エヴォラ歴史地区」として世界遺産に登録されており、16世紀に日本からポルトガルに派遣された「天正遣欧少年使節」が訪れたカテドラルには、当時のパイプオルガンが残ります。エヴォラのシンボルともいえる「ディアナ神殿」は、2世紀頃に建設されたローマ遺跡で、古代ローマ時代の栄華を今に伝えています。神殿のコリント式の柱が残っており、ヨーロッパで最も保存状態が良いローマ遺跡の一つとされています。
No.23 モンサント Monsanto
モンサントは、かつて「ポルトガルで最もポルトガルらしい村」として選ばれたこともある、スペインとの国境近くにある小さな村です。山の中腹に広がる村には巨大な花崗岩が点在し、その岩を壁や天井として組み込んだ家々が作り出す不思議な光景は、モンサントならでは。丘の上からは村全体が一望でき、特に夕暮れ時には美しいパノラマが広がります。モンサントでは、毎年5月に「十字架の祭典」が開催され民族舞踊などが行われます。
No.24 ファティマ Fátima
ファティマは、ポルトガル中部の小さな町で、1917年に起こった「ファティマの奇跡」によって、聖母マリアの出現が伝えられ、多くのキリスト教巡礼者が訪れるようになりました。ファティマの中心的な巡礼地である「聖母ファティマ聖堂(バジリカ)」は、聖母マリアが現れたとされる場所に建てられました。敷地内には聖母が3人の羊飼いの子供たちに現れたとされる場所に建てられた「出現の礼拝堂」や巨大な広場などがあり、祈りと静寂の場として巡礼者たちに愛されています。
No.25 アルコバサ修道院
アルコバサ修道院は12世紀に創設された修道院で、ポルトガル初代国王アフォンソ1世が王国の地位を固めるため、この修道院をシトー会に寄進しました。修道院の内部はゴシック様式のシンプルで荘厳な美しさがあり、特にその大聖堂は圧倒的なスケールと静謐な雰囲気が特徴です。その壮麗さや歴史が評価され、1989年に世界遺産に登録されています。修道院にはペドロ1世とイネスの悲恋物語が語り継がれ、修道院の翼廊には二人の白亜の棺が足を向け合うかたちで置かれています。
No.26 バターリャ Batalha
ポルトガル中部に位置するバターリャは、世界遺産「バターリャ修道院」で知られる歴史ある町です。この修道院は、ポルトガルの独立をかけた1385年の「アルジュバロータの戦い」で、ジョアン1世が聖母マリアに祈りを捧げた後、隣国カスティーリャ王国に勝利したことから、聖母に感謝して建設されました。「バターリャ」という町名も「戦い」を意味しており、ポルトガルの歴史の転換点となった地です。「バターリャ修道院」は、ポルトガルを代表するゴシック・マヌエル様式で、華麗なレリーフや「未完の礼拝堂」などの美しさは圧巻です。
No.27 ナザレ Nazare
ナザレは大西洋沿いに位置する海辺の町で、世界中からバカンス客が訪れる人気リゾート地です。ナザレの名前は、8世紀頃にこの地を訪れたロマノという僧が携えていた聖母像が、イスラエルのナザレのものだったことに由来します。その後、この聖母像が騎士を救った奇跡の話が広がりました。この伝説の像が祀られている「ノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会」はバロック様式の荘厳な聖堂で、ナザレを代表するスポットです。ナザレは、崖上のシティオ地区からの眺望が素晴らしく、展望台からは街並みと海岸線を一望できます。
No.28 トマール Tomar
トマールは、12世紀にサンタレンの戦いに勝利したテンプル騎士団に与えられた街で、現在も歴史的な雰囲気が色濃く残ります。世界遺産に登録されている「キリスト教修道院」は、12世紀から17世紀まで増改築が続けられ、建築様式は時代とともにゴシック、ルネサンス、マヌエル様式などが融合し、ポルトガルの建築の発展を感じさせます。12世紀に建てられたテンプル騎士団聖堂は16角形の円堂になっており、聖堂の西壁にあるマヌエル様式の窓には、ロープや鎖といった大航海時代を象徴するモチーフが施されています。
No.29 マデイラ島
マデイラ島は、ポルトガル本土から約1000キロ離れた大西洋に浮かぶ美しい島です。「大西洋の真珠」とも称されるこの島は、緑豊かな山々と峡谷が広がる自然の宝庫で、世界遺産に登録されている月桂樹林や、「レヴァダ」と呼ばれる水路沿いのハイキング、マデイラ島最高峰ピコ・ド・ルイボへのトレッキングなどのアクティビティも人気です。マデイラ島の中心都市フンシャルは、歴史的建築と自然が調和する美しい街で、植物園やカラフルな食材が並ぶ「ラヴラドーレス市場」なども見逃せないスポットです。
No.30 アゲダの傘祭り
ポルトガル中部の小さな町、「アゲダ」で開催される芸術祭の一環として始まった「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」。メインストリートや広場の上に何千もの傘が吊るされ「アゲダの傘祭り」と親しまれています。カラフルな傘が夏の空を覆い、その影が壁や地面に映し出される様子は幻想的で、まるでアートの中を歩いているような気分にさせてくれます。この光景は写真映えも抜群で、訪れた人々は思わずカメラを向けずにはいられません。傘祭りの期間中は街全体が「アートギャラリー」に変わり、様々なアート作品などが展示されます。
「大航海時代に栄華を極めたポルトガル 美景と世界遺産!おすすめ観光スポット30選」はいかがでしたでしょうか。中世のノスタルジックな趣あふれる世界遺産や、伝統民謡や美食などを楽しみに、ポルトガルには世界中から観光客が訪れます。地方の小都市にもそれぞれの歴史があり、個性豊かな伝統や文化を見ることができます。ぜひポルトガルに訪れてみてください。
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