ヨーロッパの雰囲気を楽しめる観光地マカオ15選

更新日:2020年07月31日

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西洋と東洋の文化が混在している中に、独自の文化がプラスされているマカオ。観光するなら世界遺産聖ポール天主堂跡や聖ヨセフ聖堂をぜひ。ヨーロッパの美しい教会エリアを歩き回れば、神聖な気持ちになれそうです。

No.01 聖ポール天主堂跡

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17世紀に建てられた、マカオの象徴とも呼ぶべき壮麗な石造りの教会。1835年の火災により正面部分と階段を残して焼失しましたが、現存部分にはキリスト教の戒律を要約した精巧な彫刻が施されており「石の説教」と呼ばれています。彫刻の魔竜の顔は徳川家康を模しているといわれ、キリシタン弾圧でマカオに追放された江戸時代初期の日本人が建設に関わっていたという説も。夜間はライトアップされて、いっそう神秘的です。

No.02 聖ヨセフ聖堂

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1758年に建設されたバロック様式の教会。小窓から優しく光が降りそそぐドーム天井の館内は音響効果にすぐれ、国際的な音楽祭の舞台となることも多いそうです。また、祭壇には戦国時代に日本を訪れた宣教師「フランシスコ・ザビエル」の右腕の骨が安置されています。この骨はザビエルが布教に励んだ日本に埋められる予定でしたが、禁教令のために断念してこの地に納められたのだとか。日本との不思議な縁を持つこの教会、30分ほど時間をかけて拝観したいですね。

No.03 タイパ・ハウス・ミュージアム

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マカオ半島と大きな橋で結ばれたタイパ島は、かつての宗主国であるポルトガル人の別荘地でした。彼らが暮らしたヨーロッパ風の邸宅群を保存して公開する博物館がタイパ・ハウス・ミュージアムです。オレンジ色の屋根とミントグリーンの外壁が印象的なタイパ・ハウスは棟ごとに展示内容が異なり、20世紀初頭のマカオの上流階級の暮らしぶりを今に伝えます。夕日の名所として知られ、結婚式などの記念撮影のために現地の人も数多く訪れます。

No.04 ロウ・リム・イオック庭園

19世紀後半に中国人富豪の盧廉若(ロウ・リム・イオック)氏が、中国本土から庭師を招いて造りあげた蘇州様式の大庭園。現在は一般開放され、誰もが気軽に散策できます。中央の池に架かる曲がりくねった「九曲橋」は庭園のシンボル。園内にはベンチやあずま屋もあるので、観光で疲れた足を休めるのにうってつけです。太極拳や胡弓の練習をする地元の人々の姿も見られ、中国ムードの中、憩いのひと時が過ごせます。

No.05 聖ドミニコ教会

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1587年に創建、17世紀に改修された歴史ある教会。淡黄色の外壁に緑の扉を持つコロニアル・バロック様式の建築で、正面外装にはスタッコ(化粧漆喰)による華麗な文様が描かれており必見です。繁華な通りに建っていますが一歩中に足を踏み入れれば、そこは私語もはばかられるほど厳かな宗教的空間。内部は博物館にもなっており、キリスト教関連の貴重な展示品の見学もできます。名実ともにマカオを代表する教会建築です。

No.06 ザ ヴェネチアン マカオ リゾートホテル

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タイパ島にある欧風リゾートホテル。敷地内にはゴンドラが行き交う水路があるなど、その名の通りヴェネチアを思わせる設計が特徴です。自慢のカジノはマカオ最大級の規模。ラスベガス資本の経営とあって清潔で健全な雰囲気なので、安心して楽しい時間を過ごせます。館内には本格的なイタリア料理を味わえる「Portofino」をはじめ、中華、和食、インド料理などの各種ダイニングや、上品なラウンジも。総部屋数は約3000で無料Wi-Fiも完備しています。

No.07 モンテの砦

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17世紀にイエズス会によって標高約50mの丘の上に築かれた要塞の跡地。階段があるのでふもとから歩いても行けますが、丘の斜面に建つ博物館のエスカレーターを利用して最上階から外へ出れば容易に頂上に出られます。軍事要塞だけあってマカオ全土はもちろん、中国の広州まで見渡せる眺望は見事。現在でも残る何門もの大砲が、かつてここでポルトガルとオランダがマカオをめぐり戦った歴史を静かに物語っています。

No.08 セナド広場

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各地とのシャトルバスが数多く発着しているマカオの中心地。ピンクや黄色のパステルカラーに彩られたコロニアル建築が立ち並び、波模様の石畳「カルサーダス」が敷き詰められた光景はかつての宗主国・ポルトガルの街並みを感じさせます。夜になると建物や噴水がライトアップされ、ロマンティックなムードは倍増。周辺にはポルトガル料理や中華料理をはじめ、たくさんの飲食店があるのでランチやディナーのお店選びは目移りして大変! 朝食を出す店も多いので、中国風のお粥や麺料理、ヨーロッパ風のパンなどお好みでどうぞ。

No.09 マカオタワー

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高さ338mを誇るマカオ一の高層建築。塔内には展望台やレストラン、ラウンジなどの各種施設がそろいますが、何といっても有名なのが世界一の高さ(233m)から飛び降りるバンジージャンプ! よそでは絶対に味わえないスリルと爽快感が楽しめます。ほかにも展望台の外縁部を命綱付きで歩く「スカイウォークX」や、展望台から塔の頂上まではしごを使って登る「タワークライム」など、驚きのアクティビティが満載。どれも一生に一度は体験してみたいものばかりです。

No.10 マーコミュウ

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漁師の神様・阿媽(アマ)を祭る世界遺産「媽閣廟(マーコミュウ)」は1488年に建てられたマカオ最古の純中国風寺院。ポルトガル人が最初に入植した場所と伝えられる“バラ岬”にあり、寺名が「マカオ」という名の由来になったといわれています。廟内には4つのお堂があり、航海安全のほか健康長寿や商売繁盛、恋愛成就など、ありとあらゆるご利益をもたらしてくれるとか。マカオを訪れた際はぜひとも立ち寄りたいパワースポットです。

No.11 ザ・パリジャン・マカオ

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20世紀のフランスをモチーフにデザインされたラグジュアリーホテル。シャンセリゼ通りを再現したような一流ブランド店が並ぶストア街や、おしゃれなフレンチ、中華のレストランもあります。そして何より目を引くのが敷地内にそびえる2分の1スケールのエッフェル塔! 夜は華麗なイルミネーションに彩られ、宿泊客をあの「ベル・エポック(麗しき時代)」へといざないます。約3000の客室はもちろん無料Wi-Fi完備しています。

No.12 マーガレット・カフェ・イ・ナタ

日本でも90年代末にブームになったマカオの名物スイーツ「エッグタルト」の人気店です。経営者のマーガレットさんはエッグタルトを考案した英国人アンドリュー・W・ストウ氏の元夫人。新鮮な卵を使ったあま~いタルトをオープンテラスで味わえます。価格も日本円で大体1個100円台と手ごろなので、ついつい食べ過ぎてしまうかも。時間帯によっては混雑することが多いので、比較的すいている早朝がねらい目です。

No.13 福隆新街

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マカオでもひときわ中国色が色濃く感じられる町。道の両側には中華風の透かし彫りが施された赤い格子戸を持つ家屋がずらりと並び、ここがかつて遊郭や賭博場が集まる歓楽街だったことを偲ばせます。今ではすべてレストランやお土産店に変貌しましたが、当時の街並みの雰囲気はバッチリ残っているので写真スポットとして人気。ノスタルジックで少し猥雑なアジアの雰囲気に浸りたい方はぜひどうぞ。

No.14 ギア要塞

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17世紀にオランダの侵攻を防ぐためポルトガルが築いた要塞の跡。マカオ最高標高(91m)の丘の上にあり、徒歩でも行けますがロープウェイを利用するのがおすすめです。要塞内には今も点灯している西洋式灯台と聖母教会があり、中でも教会の天井や壁に描かれた約400年前のフレスコ画は必見。キリスト教関連の画題が中国風の色彩と筆使いで描写されており、東西文化が融合した宗教美術の傑作として貴重です。

No.15 三寶冰室

近年、マカオ旅行者の間でひそかなブームとなっているのがレトロな喫茶店めぐり!この「三寶冰室(サンポウビンサ)」はその代表で、店内は鮮やかな緑色の壁に真紅のメニュープレートやカラフルなポスターがいくつも貼られ、エネルギッシュな中華風の下町ムードが満載です。ねらい目は観光客が少ない朝食の時間帯。ボリュームたっぷりのハンバーガーや日本のインスタントラーメンをアレンジした創作料理など、マカオの庶民の味が朝からたっぷり堪能できます。


「東洋のラスベガス」として有名なマカオですが、今回ご紹介した世界遺産を含め、30もの歴史的建造物や広場を有する世界遺産の宝庫でもあります。昼は世界遺産、夜はカジノという旅も良いですね!

  • 掲載内容は記事公開時点のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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