〜好奇心の玉手箱〜
「キュリオス」は、「好奇心」「骨董品」という意味を持つシルク独自の言葉。
舞台は19世紀の産業革命の時代を彷彿させながら、近未来を感じる雰囲気。目に見えない世界が存在すると信じているシーカー(主人公)が、あちこちから集めた骨董品などのコレクションの中から間に合わせのアイテムで作った機械の世界に足を踏み入れるところからストーリーが始まる。
風変りなキャラクターたちが主人公の想像力を刺激しようと、詩やユーモアで世界をひっくり返そうとした時、骨董品たちが目の前で命を宿していく。想像力を信じて自分の心を解き放つ時、私たちは不思議の世界へと通じる扉を開けることができるかもしれない。
「キュリオス」は2014年の開幕以来、モントリオール、シカゴ、ニューヨークなどで300万人以上を動員している。日本では、2018年2月に開幕した東京公演で観客動員数45万人を突破しており、まさに30周年記念公演にふさわしい内容になっている。