サイクリングの聖地!しまなみ海道の魅力13選

更新日:2024年12月26日

しまなみ海道サイクリング(イメージ)

しまなみ海道サイクリング(イメージ)

しまなみ海道サイクリングロードは、海峡を横断できる約70kmの自転車道です。瀬戸内海に浮かぶ島々と橋の造形美が織りなす絶景を満喫でき「サイクリストの聖地」として世界からも注目されています。今回はしまなみ海道サイクリングをテーマに、おすすめ情報をご紹介。広島県の尾道から始まり、向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島を経て四国本土の愛媛県今治まで、島々の魅力や見どころをお届けします。

しまなみ海道マップ

※タイトルの「13選」は目次の★印のついている観光スポットを示しています。

No.01 サイクリングの魅力

しまなみ海道と自転車(イメージ)

しまなみ海道と自転車(イメージ)

サイクリングは車やバイクと違い、エンジンの力を借りずに自分の力だけで自分のペースでのんびりと走れることがメリット。移り変わる風景の中で気軽に止まり、ふらりと写真を撮影できる点も魅力です。風を切って走る爽快感や、目的地に到達したときの何とも言えない達成感が味わえるのが醍醐味です。またサイクリングは有酸素運動としても取り入れやすく、病気のリスク減少といった研究結果もあるようです。

No.02 サイクリングの装備

しっかりとした装備で臨みましょう(イメージ)

しっかりとした装備で臨みましょう(イメージ)

安全なサイクリングのためにも、ヘルメット着用が推奨されています。服装は、体温調節ができるように速乾性と保温性に優れたインナー、雨風に耐えられるアウターがあれば便利です。ボトムスは、ハーフパンツやカーゴパンツなどの動きやすいタイプがオススメです。ペダリングに支障がないように裾の広がったパンツは避けましょう。レンタサイクルを利用する場合は、飲み物、タオル、急な雨天用のカッパが必須。それ以外はバックパックに入る程度の最小限の荷物にまとめておくのがおすすめです。

No.03 しまなみ海道とは?

しまなみ海道・多々羅大橋(イメージ)

しまなみ海道・多々羅大橋(イメージ)

しまなみ海道は広島県尾道市と愛媛県今治市を、7つの橋で結ぶ全長約70kmの自動車専用道路です。新尾道大橋以外の橋は、自転車・歩行でも横断できるのが特徴で、ナショナルサイクリングルートとして国の指定を受けました。その中でも、しまなみ海道を最短で渡る推奨コースにはブルーラインが引かれていて、サイクリストの道標となっています。ルート上から見える瀬戸内海に浮かぶ島々の多島美と、美しい橋が織りなす絶景が魅力です。

No.04 しまなみ海道サイクリングってよく聞くけど何がすごい?

しまなみ海道(イメージ)

しまなみ海道(イメージ)

しまなみ海道は、サイクリングの聖地といわれ、世界中のサイクリストが訪れる国際大会も開催されています。潮風を感じながら、自転車で海の上を走る非日常的体験が、しまなみ海道のサイクリング最大の魅力。しまなみ海道を渡りきる「ブルーラインコース」やヒルクライムを満喫できる「絶景のマウンテンコース」をはじめとする様々なサイクリングコースがあり、それぞれ難易度が異なるので、何度でも挑戦したくなるでしょう。民宿やガソリンスタンドなどに設置された「サイクルオアシス」と呼ばれる休憩スポットがあり、給水やトイレの利用も可能です。

No.05 ★広島県・尾道からスタート!

尾道の町並みとロープウェイ(イメージ)

尾道の町並みとロープウェイ(イメージ)

しまなみ海道サイクリングのスタートは尾道から。自転車に乗る前にストレッチを行い、全身の筋肉をほぐしてから出発しましょう。尾道は市街地に商店街、北部の山には風光明媚な千光寺や、本堂と多宝塔が国宝に指定される浄土寺があります。山頂に登ると尾道の町並みや造船ドックが広がる尾道水道、その向こうに続く島々を望む景色が見どころです。尾道の次に目指すのは向島ですが、尾道大橋は道幅が狭く、自動車の交通量が多いことから、渡船で向島に渡るルートが推奨されています。

No.06 ★島の魅力・向島

向島行の渡船(イメージ)

向島行の渡船(イメージ)

ブルーラインを走る最短ルートであれば、距離にして約7㎞。住宅街を抜けると海沿いの道に変わるため、爽快な気分を味わえるでしょう。また、向島は一周が約18km、約2時間で回ることができるので、寄り道しながら走るのもおすすめ。兼吉地区は、老舗のラムネ・サイダーの製造所やパン店、浜辺のレストランカフェといったスポットが充実しています。島内には、映画やアニメのロケ地として活用された場所が点在しており、ロケ地巡りも楽しめます。島の南部には、国立公園高見山があり、展望台から瀬戸の島々を一望できます。

No.07 ★島の魅力・因島

因島大橋(イメージ)

因島大橋(イメージ)

因島でブルーラインがひかれているのは、島を西に回る高低差の少ないルート。白い恐竜が目印の因島アメニティ公園を通り過ぎ、四季折々の花に囲まれた因島フラワーセンターや除虫菊畑をめぐって生口橋まで約12kmのサイクリングを楽しめます。因島は中世に活躍した海賊・因島村上家の本拠地が存在した島でもあり、その歴史は因島水軍城や城跡でたどることができます。また、絶景スポットの白滝山や白亜の灯台と3つの塔屋が設置された大浜埼灯台は記念写真の撮影にもぴったりです。

No.08 ★島の魅力・生口島

レモン谷周辺(イメージ)

レモン谷周辺(イメージ)

生口島は、アップダウンが少なくなだらかな道なので、初心者から上級者まで様々なサイクリストが訪れます。国産レモンの発祥地、生口島と大三島との間にかかる多々羅大橋のたもとには、レモン畑が一面に広がる『レモンの谷』があります。また島全体を美術館に見立てて「島ごと美術館」として島のあちらこちらに現代アートのオブジェが展示されています。瀬戸田地区はサイクリストが集うカフェ・ショップをはじめ、食堂、テイクアウトのお店などのグルメスポットも豊富にある注目のエリアです。

No.09 ★島の魅力・大三島

サイクリストの聖地・記念碑(イメージ)

サイクリストの聖地・記念碑(イメージ)

大三島には北側外周・南西側外周・島一周といった3コースがありますが、初級者におすすめなのが北側外周コースです。スタートは、多々羅大橋のふもとにある、多々羅しまなみ公園から。サイクリストの聖地碑が建っていて、記念撮影にもぴったりです。そこから島を横切るサイクリングロードを走り、標高約73mの三村峠を越えていった先には大山祇神社があります。さらに進んで海沿いを走り、宮浦港や大見港、遠くに見える大久野島など景色の変化を満喫しながら爽快なサイクリングを楽しむことができます。

No.10 ★島の魅力・伯方島

塩ソフトクリーム(イメージ)

塩ソフトクリーム(イメージ)

塩づくりの歴史が有名な伯方島。サイクリングロード沿いにある「道の駅 伯方S・Cパーク」では、伯方の塩ラーメンと伯方の塩ソフトクリームといった伯方の塩グルメを食べることができます。メインルートを走っていると約3kmで通り過ぎてしまう島ですが、島内各地には桜の名所や、塩田跡に加えて、干潮時のみ見られる大角豆島への砂州など絶景ポイントが点在。しまなみ海道の中で一番小さく、高低差の少ない島なので、寄り道におすすめの島です。

No.11 ★島の魅力・大島

伯方島から望む見近島・大島大橋越しの大島(空撮・イメージ)

伯方島から望む見近島・大島大橋越しの大島(空撮・イメージ)

尾道から走ってくると最後の島にあたる大島。人気の観光として、宮窪町には宮窪漁港や村上海賊ミュージアムが、吉海町にはよしうみバラ公園や亀老山があります。大島でのサイクリングは、峠道を超えて島を縦断するルートで慣れない方にはやや厳しいといえるでしょう。窪峠は標高79m、長くてきつい坂が続き、休憩スポットや日陰も少ないため、歩きながらでも進めるよう、時間のゆとりをもって臨みましょう。最後の難関は、標高約307mの亀老山のヒルクライム。頂上の亀老山展望公園まで約3kmの道のりを頑張って登ると、見事な絶景が待っています。

No.12 ★ついにゴール!愛媛県・今治へ到着

来島海峡大橋とモニュメント(イメージ)

来島海峡大橋とモニュメント(イメージ)

しまなみ海道サイクリング最後の橋である来島海峡大橋。この三連吊り橋の全長約4kmを渡ると、いよいよ四国本土です。橋のたもとには中央レンタサイクルターミナルを併設する「サンライズ糸山」というレストラン兼宿泊施設があります。ここから今治市街までの約6kmがラストスパート。ゴールのJR今治駅には、自転車のメンテナンスを行うことができる施設や、B級グルメ焼豚玉子飯があり、サイクリングの疲れをいやしてくれます。

No.13 ガイド付きサイクリングの魅力

地元ガイドがより深くご案内します(イメージ)

地元ガイドがより深くご案内します(イメージ)

爽快な景色や、島ごとの魅力あふれるしまなみ海道は一人でも充分楽しめますが、地元ガイドによる解説を聞きながらサイクリングするとより楽しめます。思わず通り過ぎてしまうようなちいさなポイントでも解説を聞くことで思わず「へえ」と言ってしまうポイントがしまなみ海道には溢れており、そんな小さな発見がサイクリングをより楽しくしてくれます。

No.14 ★観光地・白滝山五百羅漢

五百羅漢(イメージ)

五百羅漢(イメージ)

白滝山は、しまなみ海道の因島に位置し、古くから修験者たちの修行地として知られています。仁王門から山頂に至るまでに、大小約700体の五百羅漢が並び、その光景は圧倒的。これらは江戸時代後期、地元の豪商によって清らかな世界を表現するために建てられたものといわれ、村上海賊の当主が創建に関わったとされる観音堂とともに、山頂に独特の雰囲気を醸し出しています。展望台からは、瀬戸内の眺望が広がり、石仏と海を背景にした絶景の写真撮影も楽しめます。

基本情報

■所在地
〒722-2102 広島県尾道市因島重井町
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/PoiHB7gyQoTUQzdp6
■電話番号
0845-25-0016(重井公民館)

No.15 ★観光地・耕三寺

耕三寺は、実業家の耕三寺耕三が母の菩提寺として建立した寺院です。左右対称の伽藍配置を基本としており、独特な「耕三寺式伽藍配置」といわれています。境内は、サクラやツツジ、アジサイ、サルスベリと、様々な花木にあふれ、四季折々の風景を満喫できるのが魅力。15棟の堂塔は国登録有形文化財に指定され、色鮮やかな装飾が施された建築物も見どころです。約5000㎡の広い庭園には、大理石で造られたモニュメントが展示され、訪れる人々を魅了しています。

基本情報

■所在地
〒722-2411 広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/bbQCMedFTbQU4yyi6
■入園料
大人:1,400円/大学・高校生:1,000円/中・小学生以下無料
■営業時間
9:00~17:00
■電話番号
0845-27-0800

No.16 ★観光地・大山祇神社

大山祗神社は海・山・武人を司る神を祀り、商売繁盛・勝負運のご利益があるとして信仰を集めてきた神社です。古くは、源平合戦で活躍した源義経など、歴史に名を残した武人や偉人たちが参拝したと伝えられています。祈願や結願で奉納してきた貴重な武具類を宝物館で目にすることができます。境内とその周辺にある楠の古木も見どころです。特に境内の中心にある「乎千命御手植の楠」は樹齢2600年以上といわれ天然記念物に指定されています。

基本情報

■所在地
〒794-1393 愛媛県今治市大三島町宮浦3327
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/wXapdDZkTGqMa6AF6
■営業時間
17:00閉門 ※年中無休
■電話番号
0897-82-0032(大山祇神社社務所)

No.17 ★観光地・亀老山展望台

亀老山展望台(イメージ)

亀老山展望台(イメージ)

大島の南端に位置する亀老山(きろうさん)展望台は、しまなみ海道の中でも人気の高い絶景スポットです。大島と今治を結ぶ来島海峡大橋を一望でき、来島海峡の潮流や晴天時には石鎚山を堪能できます。展望台は、著名な建築家が周囲の自然と溶け込むように設計したもので、様々な角度から景色を楽しめるデザインとなっています。展望台への道のりは、くねった山間道で、平均斜度は8度、山頂付近では10度以上もあるので、自転車で行く場合は急坂に挑むための準備をしておきましょう。

基本情報

■住所
〒794-2115 愛媛県今治市吉海町南浦487-4
■周辺地図
https://g.co/kgs/dGmCKTX
■営業時間
年中無休
■電話番号
0897-84-2111(今治市役所吉海支所 住民サービス課)

No.18 ★観光地・村上海賊ミュージアム

村上海賊ミュージアム・外観(イメージ)

村上海賊ミュージアム・外観(イメージ)

村上海賊(村上水軍)ミュージアムは大島の宮窪地区にある博物館です。村上海賊に関する古文書や復元品をはじめ、能島村上家に伝わる甲冑、陣羽織、美術工芸品など歴史資料が展示され、海賊の暮らしや活躍を学ぶことができます。また、海をかけめぐった小早船(こはやぶね)の復元展示や甲冑、小袖の着付け体験もあり、当時の雰囲気を体感できるでしょう。展望デッキに上がると、能島城跡や瀬戸の美しい景色が広がり、見ごたえ満点です。

基本情報

■所在地
〒794-2203 愛媛県今治市宮窪町宮窪1285番地
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/FkW2CQXHHdw6bKdn8
■入園料
大人:310円/学生:160円/65歳以上:250円/18歳未満無料
■営業時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
■休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月3日
■電話番号
0897-74-1065

No.19 【おまけ】見どころいいとこどりのウォーキング

しまなみ海道の橋は歩いて渡るのもおすすめです(イメージ)

しまなみ海道の橋は歩いて渡るのもおすすめです(イメージ)

クラブツーリズムでは、しまなみ海道を歩いて渡るウォーキングツアーもご用意しています!橋のたもとまでバスで移動し、歩いて渡り切った先でまたバスが待機しているので、無駄な動きがなくいいとこどりで紡いで歩くことができるのです。サイクリングで爽快に疾走することももちろんおすすめですが、自分の足でじっくりと、橋の細部や景色を眺め歩いてみるのはいかがでしょうか?


しまなみ海道は、個性あふれる島々の自然や歴史をはじめ、ご当地グルメを味わったり、観光スポットを巡ったりする楽しさも満載。向かい風や坂道など大変な部分もありますが、走ったあとの達成感は格別です。そんなしまなみ海道サイクリングにチャレンジしてみませんか?


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