屋久島は、鹿児島県に位置する島で、その独特の生態系と豊かな自然環境で知られています。世界遺産にも登録されており、特に縄文杉などの古代杉が有名です。年間を通じて多雨な気候が特徴で、島全体が豊かな森林に覆われています。屋久島は、登山やハイキング、自然観察などのアウトドア活動に最適な場所で、訪れる人々に感動を与える美しい自然景観あふれる観光地です。
※タイトルでご案内の「15選」は目次の★印のついている観光スポットを示しています
目次
- 縄文杉★
- 縄文杉までのルート上の見所(1) トロッコ道・小杉谷橋
- 縄文杉までのルート上の見所(2) 三代杉
- 縄文杉までのルート上の見所(3) ウィルソン株
- 縄文杉までのルート上の見所(4) 大王杉
- 縄文杉までのルート上の見所(5) 夫婦杉
- 宮之浦岳★
- 宮之浦岳までのルート上の見所 花之江河
- 白谷雲水峡★
- 白谷雲水峡の見所(1) 苔むす森
- 白谷雲水峡の見所(2) 太鼓岩
- 白谷雲水峡の見所(3) 飛流おとし
- 白谷雲水峡の見所(4) 二代大杉
- 白谷雲水峡の見所(5) 七本杉
- ガイド付きトレッキング・ハイキングの魅力
- 屋久島の気候
- トレッキングの服装や持ち物
- ヤクスギランド★
- 永田いなか浜★
- 千尋の滝★
- 大川の滝★
- トロ―キの滝★
- 西部林道★
- 紀元杉★
- 屋久島環境文化村センター★
- 志戸子ガジュマル公園★
- 中間ガジュマル★
- 屋久島観光センター★
- 屋久杉自然館★
- そのほか屋久島自然案内
No.01 縄文杉
1966年に発見された屋久島で最大の屋久杉であり、胸高周囲16.4mと、国内で確認できているスギの中では最大級の太さを誇ります。樹齢は約2000〜7200年にのぼり、縄文土器のような模様からその名がついたと言われています。背の低いずんぐりした姿は台風の影響を受けやすい地域で育つ屋久杉の特徴をよく表しており、1993年の世界遺産登録後は、日本のみならず世界中から縄文杉を訪ねてくる方が急増しました。多い時には一日に1000人もの登山者が訪れる、屋久島を訪れる際には必見のスポットです。
基本情報
■住所
〒891-4205 鹿児島県熊毛郡屋久島町
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/jz4fbdn1n4XFQn8g7
■アクセス(荒川登山口まで)
宮之浦港から「屋久杉自然館前」まで車で約40分、屋久杉自然館から荒川登山口バス停まで登山バスで約40分
屋久島空港から「屋久杉自然館」まで車で約20分、屋久杉自然館から荒川登山口バス停まで登山バスで約40分
※登山口から縄文杉までは徒歩往復約8~10時間です
■電話番号
0997-43-5900(屋久島町)
No.02 縄文杉までのルート上の見所(1) トロッコ道・小杉谷橋
約8kmに渡って続くトロッコ道は、かつて山中で伐採した木々を搬出するために使用されていました。今も、し尿搬出のために使用されており、トロッコ道沿いにはさまざまなコケや植物が自生しています。自然の中にある小杉谷橋からの眺望は美しく、欄干があるので比較的安心して渡れます。橋のすき間からは眼下を流れる安房川の巨岩が転がる河原も望め、高度感が楽しめます。
No.03 縄文杉までのルート上の見所(2) 三代杉
縄文杉までのトレッキングルートにある三代杉は、その名の通り3代にわたり生き続けてきた杉です。初代は約2000年で倒木し、その後倒木更新した2代目は約1000年で伐採され、現在は樹齢数百年といわれる3代目を見ることができます。三代杉そのものは一般的な杉と変わらない大きさですが、最も太い基部にはまだ2代目の幹を残しており、空洞になっている内部ではすでに若い杉が成長しています。この特徴的な形質から、未来に遺伝子を残す精英樹にも指定されました。登山者の休憩場所としても親しまれる、荒川歩道の象徴的存在です。
No.04 縄文杉までのルート上の見所(3) ウィルソン株
ウィルソン株は約400年前、島津藩政時代に伐採された切り株といわれています。大正時代に屋久杉を調査し、ソメイヨシノ等とあわせて西洋文化圏に紹介したアメリカの植物学者・ウィルソン博士にちなんで「ウィルソン株」と名付けられました。推定樹齢は2000年ともいわれ、巨木の伐採後に次世代の杉が育つ「切り株更新」の模様を呈しているのも特徴です。大きな空洞になっている内部には祠が祀られており、湧き出した泉が清らかな流れを造っています。株の中から見上げたハート型に切り取られた空は、フォトスポットとしても有名です。
No.05 縄文杉までのルート上の見所(4) 大王杉
縄文杉の手前、ウィルソン株からは約45分の急斜面に立つ屋久杉「大王杉」は、根元の上下に5.3mの落差を持ち、縄文杉の発見以前は最大の屋久杉とされていました。台風地帯での成長を示す縄文杉らしい樹形をしており、凹凸の激しい幹は江戸時代に利用できない巨木として切り残されたことを示しています。推定樹齢は3000年。以前は根元の上端を踏んで通り抜けることができましたが、踏圧により根が傷むことが危惧され、1996年に展望デッキが設置されました。
No.06 縄文杉までのルート上の見所(5) 夫婦杉
3mほど離れた2本の巨木の枝が、地上から10mの高さでつながっていることから「夫婦杉」の名がつきました。幹同士が融合しやすい杉は根元から合体する例が多く、この高さでのつながりは珍しいとされています。夫婦が手をたずさえたような姿は雄大ながらどこかほほえましく、秋になるとマルバヤマシグレとナナカマドの紅葉が美しく色づきます。
No.07 宮之浦岳
屋久島の中央に位置する標高1936mの山岳で、九州最高峰として「洋上アルプス」の異名で知られています。山体は花崗岩で、島の骨格をなす山々は女性的な山容を持ちます。豊富な雨量を誇る宮之浦岳には、ヤクザサやシャクナゲが群生しており、6月上旬になると淡い紅白色の花が山肌を彩ります。山頂では開聞岳や種子島までをのぞむ大パノラマが望めるほか、古くから島の信仰の中心とされてきた彦火火出見尊を祀る一品宝寿大権現に参拝することもできます。
基本情報
■住所
〒891-4408 鹿児島県熊毛郡屋久島町中間
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/pDuyBH5YyB8uDRqZ9
■アクセス(淀川登山口まで)
鹿児島港から宮之浦港まで高速船で約1時間45分~2時間30分、宮之浦港から車で約1時間30分
屋久島町から路線バス乗車、「紀元杉」バス停下車後徒歩約25分
■駐車場
あり
■電話番号
0997-43-5900(屋久島町観光まちづくり課)
No.08 宮之浦岳までのルート上の見所 花之江河
花之江河は屋久島の最南端に位置する高層湿原で、珍しい高山植物や清流、ミズゴケなどが湿原らしい幻想的な風景を造っています。温暖な気候ながらも湿原ができるための寒さは有しているという、屋久島ならではの風景といえるでしょう。淀川登山口から往復約5時間で訪れることができ、宮之浦岳や黒味岳登山の途中にあります。島の南部の集落から始まる各登山道(尾之間歩道、湯泊歩道、栗生歩道など)の合流ポイントでもあり、この地から宮之浦岳への登山道が一本化されていきます。
No.09 白谷雲水峡
白谷雲水峡は、「人と森林のふれあいの場」として1979年に屋久島自然休養林に制定されました。樹齢1000年を超える屋久杉や原生的な森を楽しめるほか、春は太鼓岩からの眺望が美しく、宮之浦岳のパノラマも楽しむことができます。宮之浦から車で25分、バスも運行しているため、体力に自信がない方でも気軽に屋久島の原生林を観賞できるスポットとして人気を集めています。
基本情報
■住所
〒891-4200 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/qf1oPNuWgRBLZCqW7
■アクセス
宮之浦港から車で約25分
安房港から車で約55分
屋久島空港から車で約40分
※宮之浦港から路線バスもご利用できます。詳細は現地へお問い合わせください
■駐車場
あり
■電話番号
0997-43-5900(屋久島町観光まちづくり課)
No.10 白谷雲水峡の見所(1) 苔むす森
苔むす森は、歩みを進めるごとに深まる原生林・白谷雲水峡を代表する森です。ひとたび足を踏み入れれば苔に覆われた巨樹や天然水の流れが目に飛び込んでくるほか、ヤクザルやヤクシカなどの森の住人にも出会うことがあります。半日程度の散策で神秘的な空間を体験できる、屋久島の代表的な観光スポットです。
No.11 白谷雲水峡の見所(2) 太鼓岩
白谷雲水峡の最奥にある花崗岩の巨石・太鼓岩は、岩を叩くと太鼓のような音が鳴ることから名付けられたといわれています。幻想的な深緑が美しい「苔むす森」を経由して往復4〜5時間で到着できる、屋久島を代表するトレッキングポイントで、標高1050mから望む山脈のパノラマは圧巻です。季節ごとに移り変わる風景も美しく、特に山桜や新緑が美しい絨毯を広げる春の景色も人気を集めています。
No.12 白谷雲水峡の見所(3) 飛流おとし
飛流おとしは白谷雲水峡にある観光スポットで、標高は約800m、管理棟より10分程度登ったところに位置しています。滝の高さは約40mで、花崗岩の節理に添って出来たトイ状の形をしています。雨によって滝の下部の岩盤が少しずつ浸食された、雨の多い屋久島らしい滝の形状を見ることができます。橋の上からは冷たい風が感じられ、特に夏場は天然のクーラーのような心地よさがあります。
No.13 白谷雲水峡の見所(4) 二代大杉
屋久島の森林は大半がかつて伐採されており、今でもいたるところで切り株や倒木が見られます。その切り株や倒木を土台として、新たに成長した杉が「二代杉」です。初代の切り株の上に落ちたタネが発芽して成長した2代目の杉は、樹高32m、胸高周囲4.4m。根の部分は土台となっている初代の切り株が腐ったため空洞になっています。切り株の上に新しい世代の杉が育つことを「切り株更新」といい、屋久島の森林における世代交代の特徴になっています。
No.14 白谷雲水峡の見所(5) 七本杉
樹高は約18mと背は高くありませんが、何本もの杉が連なるように育つことの多い屋久島の中では珍しい、一本立ちの屋久杉です。強風で損なわれた主幹の上部を補うようにして、上部に生える七本の枝が立ち上がって樹冠を形成することで日照を確保しています。台風常襲地帯である屋久島で倒れることなく長寿を保つ、代表的な屋久杉といわれています。
No.15 ガイド付きトレッキング・ハイキングの魅力
一生に一度は訪れたい屋久島は、大部分が深い原生林で覆われている神秘の島です。世界自然遺産登録され、貴重な動植物の宝庫である屋久島を、現地に精通したガイドとお歩きいただくことで深く歴史や自然を味わうことができます。また、歩行のペース配分のバランスや、難所のサポート、悪天候時の状況判断など、専門知識をもつガイドが同行することで、安心してトレッキングやハイキングを楽しんでいただけることも魅力です。一生に残る最高の思い出、感動を味わっていただくのに、ガイド付きツアーがおすすめです。
No.16 屋久島の気候
屋久島はエジプトのカイロやアメリカのニューオーリンズと同じ北緯約30°に位置しており、黒潮の影響で温暖な気候となっています。一方で、山岳部では北海道と同じ亜寒帯の気候を持ち、日本列島の自然植生が詰め込まれたような自然豊かな島となっています。また屋久島は「ひと月に35日雨が降る」と例えられるほど雨が多い島で、年間降水量は東京の2~3倍ともいわれています。特徴的な屋久島の気候を理解し、しっかりと準備をしたうえで、壮大な屋久島の自然をお楽しみください。
No.17 トレッキングの服装や持ち物
屋久島の登山を安全かつ快適に楽しむためには、服装と持ち物の準備が大切です。雨が多い屋久島の急な天候変化に対応できるよう、雨具や防寒対策も重要です。気温や運動量に合わせて調整できるよう重ね着できるような服装がおすすめです。虫や植物から肌を保護するためにも長ズボン(またはハーフパンツとタイツ)を選び、ストレッチ性や速乾性に優れたものを選ぶことが大切です。また雨具に加え、水分補給用のペットボトル飲料を多めに用意することや、紫外線対策のための帽子やタオルも忘れずに。
No.18 ヤクスギランド
ヤクスギランドは、安房から16km、標高1000~1300mに広がる自然休養林です。270.33haの広大な森には5つの散策道があり、仏陀杉や母子杉などの巨木や、くぐり杉やひげ長老などユニークな名前の屋久杉を観察できます。屋久杉の豊かな自然を感じながら森と人の歴史を学べるほか、清らかな小川や緑豊かな苔、四季折々の植物が楽しめます。登山初心者向けの遊歩道も整備されているので、家族連れや自信のない方でも屋久島の自然を存分に感じられるスポットです。
基本情報
■住所
〒891-4311 鹿児島県熊毛郡屋久島町荒川
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/f47nMtFpLPtL6io68
■アクセス
屋久島空港から車で約50分
宮之浦港から車で約60分
安房港から車で約40分(路線バス利用可)
■駐車場
あり
■電話番号
0997-42-3508(屋久島レクリエーションの森保護管理協議会)
No.19 永田いなか浜
ウミガメの産卵地として知られる永田いなか浜には、永田川から運ばれた風化花崗岩の白砂が造った砂浜が約800mにわたって続いています。2005年にはラムサール条約登録湿地にも指定されました。太平洋を回遊しながら生活しているウミガメは、古くからここに上陸し、産卵を行っていたといわれています。今でも5月から7月にはアオウミガメやアカウミガメが産卵を行います。産卵や孵化のシーズン中は浜への立ち入りが制限されていますが、観察会に参加することで産卵を観察できます。
基本情報
■住所
〒891-4201 鹿児島県熊毛郡屋久島町永田
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/gHB7iVQ2RKzq9FSV9
■アクセス
宮之浦から車で約28分
安房から車で約54分
中野橋バス停下車、徒歩約3分
■駐車場
あり
■電話番号
0997-43-5900(屋久島町観光まちづくり課)
No.20 千尋の滝
屋久島の多量の雨が形成する川は、岩や山を削りながら海へ注ぎます。千尋の滝はモッチョム岳の花崗岩を鯛之川が刻むことで形成されました。千人が手を結んだくらいの雄大な滝であることから「千尋の滝」と名づけられ、60mの高さから滝が落ちる壮大さは屋久島を代表する滝だといえるでしょう。雨の降った後など増水しているときは、さらに迫力のある滝の姿を見ることができます。展望場所から眺めるとやや遠くはなりますが、その雄大さは十分に満喫できます。
基本情報
■住所
〒891-4202 鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/vyPZkKx8TnXUh9cM8
■アクセス
宮之浦港より車で約50分
屋久島空港より車で約35分
■駐車場
あり
■電話番号
0997-42-1505
No.21 大川の滝
大川の滝は「日本の滝百選」にも選ばれており(平成2年4月28日選定)、88mの断崖から豪快な水しぶきをあげて滑り落ちるダイナミックな景観が魅力です。滝壺の真下まで歩いて行けるため、圧倒的な水量を間近で眺められるほか、夏は冷たい水しぶきに涼を求める多くの登山客でにぎわいます。栗生集落から西部林道へ向かって車で約10分の位置にあるほか、県道下の駐車場からはバリアフリーになっているため、車いすの方でも安心して訪問することができるスポットです。
基本情報
■住所
〒891-4409 鹿児島県熊毛郡屋久島町栗生
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/PvwayTSrXdyNy6vV6
■アクセス
安房から時計回りに車で約49分
宮之浦から車で約75分
■駐車場
あり
■電話番号
0997-43-5900(屋久島町観光まちづくり課)
No.22 トロ―キの滝
急斜面の多い屋久島では、滝がいくつもの谷を下って海に注ぐ珍しい景観が見られます。特にトローキの滝は直接海に注ぎ落ちることで知られており、満潮時には6mほどの落差が、干潮時には約8mまでに変化します。「トローキ」は滝が落下する「轟き(とどろき)」が語源だといわれており、滝壺がそのまま海の入り江になっている様子は、見ごたえ抜群です。モッチョム岳や赤い橋とのコントラストも美しく、写真映えするスポットとしても人気です。
基本情報
■住所
〒891-4402 鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/4TQ9WfDhyyfNzYiD6
■アクセス
宮之浦港より車で約40分
屋久島空港より車で約25分
屋久島交通栗生方面行きバスで「鯛ノ川」バス停下車、徒歩約5分
■駐車場
なし(向かいのぽん・たん館をご利用ください)
■電話番号
0997-43-5900(屋久島町観光まちづくり課)
No.23 西部林道
屋久島の西側に位置する西部林道は約20kmにわたる人家のない道路で、そのうち約15㎞は世界遺産自然遺産地域に含まれています。屋久島固有の野生動物のクシマザルやヤクシカを含む多様な動植物が生息しているほか、道路沿いは照葉樹林が広がる「緑のトンネル」と呼ばれる美しい景観を楽しめます。海岸近くの亜熱帯から山岳の亜寒帯まで、多様な植生が一度に見られることも西部林道の大きな魅力です。舗装はされていますが、大型車両は通行できません。観光バスが入れないことから、穴場のイチオシ観光エリアともいわれています。
基本情報
■住所
鹿児島県熊毛郡屋久島町(永田灯台入口から大川の滝周辺を結ぶ沿岸道路)
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/bL7yQSrF5LPPx1NMA
■アクセス
宮之浦から永田側西部林道入り口まで車で約41分
安房から栗生側西部林道入り口まで車で約47分
■駐車場
あり
■電話番号
0997-43-5900(屋久島町観光まちづくり課)
No.24 紀元杉
ヤクスギランドより車で15分、標高約1200mに位置する紀元杉は、樹高19.5m、胸高周囲8.1mと車窓から見ることができる屋久杉の中でもトップクラスの大きさを誇る巨木です。推定樹齢は3000年といわれていて、ヤマグルマやナナカマドなどさまざまな植物が着生しています。樹勢がしっかりとしていて力強さを感じさせる紀元杉は、森の中で圧倒的な存在感を放っています。樹上に育つ植物たちも見どころで、特に石楠花の開花時期は美しい風景を楽しむことができます。
基本情報
■住所
〒891-4404 鹿児島県熊毛郡屋久島町安房林道沿い
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/ZzjAcS5jG8DHTG2UA
■アクセス
宮之浦港より車で約1時間15分
屋久島空港より車で約50分
屋久島交通ヤクスギランド行きバス終点下車、紀元杉までは約6キロ(バスについては12月~2月は運休)
■駐車場
あり
■電話番号
0997-43-5900(屋久島町観光まちづくり課)
No.25 屋久島環境文化村センター
宮之浦港入口にある屋久島環境文化村センターは、屋久島の自然や文化を知ることができるほか、周辺の観光案内や、お土産の購入も楽しめる施設です。自然と共生する新しい地域づくりをめざす「屋久島環境文化村構想」を推進する拠点施設でもあり、大型スクリーンの迫力ある映像で屋久島の自然をダイナミックに紹介しています。また展示ホールでは屋久島の海から里、森、山頂へ順を追って分かりやすく紹介しているほか、屋久島の代表的なお土産がほぼすべて揃う物産館、宮之浦港を望む前面ガラスの喫茶コーナーもあります。
基本情報
■住所
〒891-4205 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦823-1
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/beUVyFKrozzenWDP7
■アクセス
宮之浦港から徒歩約5分
安房港からバスで約40分、タクシーで約30分
屋久島空港からバスで約25分、タクシー約20分
■駐車場
あり
■電話番号
0997-42-2900
No.26 志戸子ガジュマル公園
熱帯地域原産の常緑樹であるガジュマルは、大きな根から支柱状の枝が伸びた特徴的な形状をしています。志戸子海岸横にある志戸子ガジュマル公園では、樹齢500年以上ともいわれる巨大なガジュマルをはじめ、亜熱帯の植物が多く見られます。大きなガジュマルの木があちらこちらに立ち並び、熱帯の植物が茂る園内はまさにジャングルのよう。遊歩道が整備されているため、小さなお子様や足腰に自信のない方でも、雄大なガジュマルの姿を気楽に観賞することができます。
基本情報
■住所
〒891-4204 鹿児島県熊毛郡屋久島町志戸子133−1
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/FPopZe9jURqNvMoXA
■アクセス
宮之浦港から車で約15分
安房から車で約40分
「志戸子」バス停下車、徒歩約7分
■駐車場
あり
■電話番号
0997-43-5900(屋久島町観光まちづくり課)
No.27 中間ガジュマル
屋久島の南西部にある中間集落には、町指定文化財にも指定されている巨大なガジュマルがあります。県道から中間の集落に入ってすぐ、「中間橋」のたもとにある巨大なアーチ状のガジュマルは、トンネル状になった幹の部分をくぐりぬけたり、写真撮影をすることもできます。のんびりした南国の雰囲気を今なお残す中間集落では、二本のガジュマルでできた門をはじめ、台風対策の知恵を駆使した興味深い建築物も観賞することができます。
基本情報
■住所
〒891-4408 鹿児島県熊毛郡屋久島町中間86
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/VNV1ttx2oS7ijGuq6
■アクセス
バス停「中間」から徒歩約2分
■駐車場
あり(2台)
■電話番号
0997-43-5900(屋久島町観光まちづくり課)
No.28 屋久島観光センター
宮之浦港入口バス停そばにある屋久島観光センターは、屋久島の特産品を5000点以上そろえたおみやげ市場です。おみやげ購入だけでなく、おすすめ観光スポットや交通状況をはじめ、屋久島に関する情報が一度に手に入ります。2階には屋久島の名物がそろうレストイン屋久島があり、郷土料理の瀬飯や、各種トビウオ料理などを楽しむことができます。登山用品のレンタルやバスチケットの販売もしているので、屋久島に訪れたら最初に訪れるのがおすすめです。
基本情報
■住所
〒892-4205 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦799
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/n32TBYxUQVstk8ju9
■アクセス
バス停「宮之浦港入口」目の前
■駐車場
あり
■電話番号
0997-42-0091
No.29 屋久杉自然館
屋久島自然博物館では、屋久杉や屋久島の自然について学ぶことができます。大雪で折れた縄文杉の展示や各種体験コーナーもあり、屋久杉のすべてを知ることができる博物館といわれています。屋久島の植物や森林の成り立ちなどをジオラマやCGを駆使して解説しており、屋久島の森を歩く前にぜひ観ておきたい博物館です。屋久杉の長寿の秘密や人と森とのかかわり、屋久島の自然がよくわかる展示や映像も多く、ミュージアムショップではオリジナルの書籍やグッズも販売しています。
基本情報
■住所
〒891-4311 鹿児島県熊毛郡屋久島町安房2739-343
■周辺地図
https://maps.app.goo.gl/KTmtLjm18uuTmzbs9
■アクセス
宮之浦港から車で約35分
■駐車場
あり
■電話番号
0997-46-3113
No.30 そのほか屋久島自然案内
屋久島には大型動物が少なく、日本の中ではポピュラーなキツネやウサギ、リスといった動物もいません。その一方でヤクシカ、ヤクイヌ、ヤクシマノネコなど多数の固有動物が暮らしています。また低地が亜熱帯・高地は冷温帯~亜寒帯に属する屋久島では、固有の植物も多く、屋久島に自生する植物1350種のうち40種が固有種です。屋久島の特徴的な生態系は、自然科学の分野でも非常に重要視されています。屋久島に訪れた際は、屋久島でしか見られない動植物との出会いもお楽しみください。
今回は、『屋久島』の見どころ、観光スポットの中でも特に、トレッキング、ハイキングに焦点をあて、ご紹介いたしました。
屋久島の大自然の中でじっくり身を置くことで感じる非日常は長く記憶に残ることと思います。
訪れたことのない方はもちろん、以前訪れたことのある方も、ぜひ屋久島に足を運んでみませんか?
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