風情ある街並みを感じる！近江八幡の観光地15選

滋賀県の中央に位置する日本最大の湖。面積は滋賀県の約6分の1を占めるほどです。大津市北部の山上にあるスキー場「びわ湖バレイ」では、オープンテラスのカフェから眼下に広がる琵琶湖の雄大な景色を眺めることができます。海に面していない滋賀県では、夏になると湖水浴を楽しむ人が多いです。透明淡水の湖のため、海水のように水から上がっても体がベタベタしません。夏にはアクティビティやBBQ等のアウトドアを目的に、多くの観光客が訪れます。

織田信長が築城した城で、日本における本格的な天主の建築はこの安土城が始まりとされています。戦闘よりも権威を見せつけるために築かれており、従来の城とは性質が異なります。築城から6年で焼けてしまったため、現在では石垣と一部の建物跡が残っているのみとなります。天主があった山頂までは歩いて登ることができます。安土城跡にある摠見寺（そうけんじ）では、織田信長の印章にも用いられた「天下布武」が書かれた御朱印をもらえます。

戦国時代に豊臣秀次が八幡山城を築城した際、市街地と琵琶湖を連結するために造られた人工水路です。全長6kmに及び、城を防御する軍事的な役割と、物流のために琵琶湖の水運を利用する商業的役割を果たしました。最近は時代劇や映画のロケ地としても知られています。「あゆの店きむら」では、ふなと一緒に付け込まれたお米が入っている「ふなずしアイス」がいただけます。お堀沿いの木々は、春には桜、秋には紅葉と季節ごとに楽しめます。

琵琶湖に浮かぶ4つの島のうち、唯一人が住んでいる島です。島までは堀切港から船で約10分で行くことができます。島内には猫が多くいることから猫島とも呼ばれています。奥津嶋神社は島民からは「宮さん」と呼ばれ、親しまれている神社です。おみくじはありませんが、絵馬や御朱印があります。島内唯一のカフェである「カフェいっぷくどう」では、手作りのケーキやおいしいコーヒーをいただきながら、ゆっくり過ごせます。

日本三大水郷にも選ばれている近江八幡の水郷を船に乗ってめぐります。織田信長や豊臣英次が、日頃の疲れを癒すために宮中の遊びをまねたことが始まりとされています。船頭さんとの会話を楽しみながら、ゆっくりと自然の原風景を堪能できます。料金は2,000円～15,000円ほどでコースによって異なります。水郷めぐりをしながら食事を楽しめるコースもあります。また、貸切船の場合は事前の予約が必要です。

ヴォーリズ建築で建てられた小学校です。明治時代に開校し、大正時代に地元の近江商人が私財を投じ、田中松三郎氏の設計で現在の建物となりました。白いモダンな校舎が特徴的で、現在も学校として使われています。そのため、内部を見学することはできませんが、外観だけでも一見の価値があります。本校の前身である「八幡東小学校」と「八幡西小学校」は、現在は観光案内所となっており、内部を見学できます。こちらでも美しい洋風建築を見ることができます。

重要文化財にも指定されている近江八幡市旧市街の一角にある洋館街です。建築家であるウィリアム・メレル・ヴォーリズが、近江八幡で最初に設計した3棟の西洋館が現存しています。旧ヴォーリズ邸は、現在「ヴォーリズ記念館」となっています。滋賀県の指定有形文化財にも指定されており、館内にはヴォーリズが来日時に持参したピアノなどの遺品や資料が展示されています。入館は無料ですが、電話での事前予約が必要です。

JR近江八幡駅から北方に約2kmかけて、古い町並みが広がります。国の重要伝統的建造物保存地域に登録されており、近江商人のふるさととして保存運動が展開されています。江戸時代末期から明治にかけて建築された商家が残っており、ゆっくり散策するするのがおすすめ。通り沿いには郷土資料館や歴史民俗資料館もあり、近江商人の歴史に触れることもできます。近江八幡の風景がデザインされたマンホールがあり、探してみるのも良いかもしれません。

かつて織田信長が築城した安土城の近くにある湖です。現存する琵琶湖の内湖では最大の面積を誇ります。元々昭和17年までは安土山から北は琵琶湖と繋がっていました。ヨシ群を主体とする湿地には、動植物が多く確認され、ラムサール条約にも登録されています。水郷めぐりでは、群生するヨシの間を屋形船でゆっくりと進みます。春には美しく咲き誇る桜が、秋から冬にかけては枯れながらも風情のあるヨシ群を見ることができます。

奥びわ湖パークウェイにあるつづら展望台は、平成27年に「恋人の聖地」に制定された人気の観光スポットです。展望台からは琵琶湖が一望でき、絶景も楽しめます。ハート形のモニュメントに真っ赤な縁結びリボンを結んで愛を誓うスポットとなっています。モニュメントの周りには木製のベンチがあり、そちらには絵馬に赤いリボンが付いた絵馬リボン結び付けることができます。縁結びリボンと絵馬リボンは、展望台にあるお土産屋で購入できます。

元々は1877年に八幡東学校として建設された建物。西洋建築の様式と日本の伝統技術が取り入れられて建築されたもので、国の有形文化財に登録されています。子どもの教育充実を図るため、設立費用のほとんどが近江商人の寄付で賄われました。役所や電報電話局であった時代もありましたが、現在は観光案内所となっています。こちらではお土産や特産品も販売しています。2階にはフリースペースがあり、各種催しが開催されています。

「人と湖」をテーマにした、琵琶湖の生い立ちや人と生き物との関わりについて学べる博物館です。湖の生き物の生きた姿を見ることのできる水族展示は全国的にも珍しく、淡水生物の展示としては国内最大級です。ロシアに生息するバイカルアザラシなど、琵琶湖だけでなく世界の湖に住む生き物も見ることができます。館内の「ミュージアムレストラン にほのうみ」では、湖魚・地元野菜・近江米・近江牛など滋賀の食材を使った料理を提供しています。

1998年に佐川急便創立40周年を記念して開館した美術館です。「水に浮かぶ美術館」称されており、敷地の大部分を占める水庭に浮かんでいるような建物は見るものを圧倒します。グッドデザイン賞や日本建築学会賞など、数々のデザインや建築の賞を受賞しています。日本画家の平山郁夫、彫刻家の佐藤忠良、陶芸家の樂吉左衞門の展示館がそれぞれ設けられており、日本美術界を代表する巨匠の作品をゆっくりと見ることができます。