子供から大人まで楽しめる！木更津の観光地15選

千葉県木更津市と神奈川県川崎市を結ぶ東京湾アクアラインにあるパーキングエリアが「海ほたるP・A」です。360度を海に囲まれたその姿は、東京湾に浮かぶ豪華客船のようです。ショッピングやグルメも充実している海ほたるP・Aの最大の魅力は、5階の展望デッキから見える東京湾の景色。海に沈む夕日や、輝く東京湾の夜景は必見です。土日や連休は駐車場に入れないほど混雑するため、比較的人の少ない平日の夕方に訪れるのがおすすめです。

東京湾アクアラインは、東京湾の中央部を横断する長さ約15.1kmの有料道路です。海底と海上の両方を走る世界でも珍しい道路で、最も深いところでは海面下約57mにも及びます。所要時間は約15分ですが、「海ほたるP・A」がレジャー施設として人気なこともあり、週末は渋滞が発生しやすいです。特に週末の午前中の下り（千葉方面）と、週末の午後の上り（川崎方面）は激しい渋滞になるので、注意が必要です。

店舗数首都圏1位を誇る三井アウトレットパーク木更津は、東京湾アクアラインを使えば東京から約45分でアクセスが可能です。リゾート感あふれるパーク内には、アパレルや雑貨、フードなど国内外の人気ブランド約270店が並んでいます。ブランドものの商品がアウトレット価格で手に入るため、少し背伸びしたショッピングを楽しんでみてはいかがでしょうか。土日は木更津金田IC付近が混雑するため、電車や路線バスを利用するのがおすすめです。

江川海岸は、東京湾に唯一残る自然の干潟を利用した潮干狩り場です。3月から9月にかけて、アサリやハマグリを採ることができます。大型駐車場や更衣室、休憩所（有料）が完備されています。熊手や網等の道具も貸し出しているため、潮干狩りに適した服装であれば、手ぶらで楽しめます。潮の満ち引きによって潮干狩りができるかどうかが決まるので、お出かけの際は公式Webサイトで潮見表カレンダーを確認してください。

鳥居崎海浜公園から中の島大橋を渡った先にある「中の島」。島内にある中の島公園では、3月から7月にかけて潮干狩りを楽しめます。晴れた日には、東京湾の深い青と中の島大橋の鮮やかな赤のコントラストが美しいです。8月に行われる「木更津港まつり花火大会」では、中の島大橋を背景に、大輪の花火が打ち上げられる様子をすぐ近くで見られます。木更津ならではの風情を味わいに行ってみてはいかがでしょうか。

JR内房線の袖ケ浦駅から徒歩25分の場所にある袖ヶ浦海浜公園は、東京湾とアクアラインが一望できる8ヘクタールもの巨大な公園です。園内にはピクニック広場や展望塔、バーベキュー場などがあり、家族連れに人気を集めています。高さ約25mの展望塔からは、昼間は海ほたるP・Aや富士山が見え、夜には袖ケ浦の工業地帯の幻想的な夜景が広がります。海沿いのプロムナードで、潮風を感じながら景色を眺めるのもおすすめです。

太田山公園は、JR木更津駅東口の正面から見える緑豊かな公園です。日本武尊（やまとたける）と弟橘媛（おとたちばなひめ）の悲恋にちなんで「恋の森」とも呼ばれています。園内には展望台「きみさらずタワー」があり、木更津市内はもちろん、東京や横浜まで見渡せます。ほかにも、けん玉や竹トンボ等、懐かしい遊びが体験できる古民家「旧安西家住宅」や、重要文化財を所蔵する「木更津市郷土博物館」があります。また桜の名所としても知られており、春には約400本の桜が咲き誇ります。

金田海岸潮干狩場は、東京湾アクアラインの木更津金田ICより車で約5分と、木更津で最もアクセスの良い潮干狩り場です。4月から7月にかけて、アサリやハマグリが採れます。熊手や網といった道具は貸出があり、水洗トイレや休憩所（有料）も完備されているので安心です。海岸に設けられた専用スペースでバーベキューができるのも魅力の一つ。器具レンタルや食材の事前注文も受け付けており、手ぶらで楽しめます。

2016年にオープンした「キサラピア」は、高さ60mの大観覧車が目印の、親子で楽しめる遊園地です。3歳以上（身長95cm以上）から乗れる「トゥモローコースター」や回転ブランコ「オーシャン・スインガー」などのアトラクションがあります。入園料は無料で、乗り物ごとに有料のチケットが必要になります。三井アウトレットパーク木更津が隣にあるため、ショッピングの帰りや休憩代わりに立ち寄るのもおすすめです。

木更津東ICを出てすぐの場所にある道の駅「木更津うまくたの里」。木更津をはじめとした千葉各地の名産品が、約2,000点も集まっています。店内には千葉の名産であるピーナッツを使った、ここでしか買えない商品がたくさん。農産物直売所のコーナーもあり、新鮮な野菜をリーズナブルな価格で購入できます。カフェレストラン「＆TREE」では、バウムクーヘンやピーナッツ味のご当地ソフトクリームを販売しており、ファミリーに人気です。

三井アウトレットパーク木更津に程近い牛込海岸では、3月中旬から7月下旬にかけて潮干狩りを楽しめます。遠浅のため、干潮時には沖合数百メートルまで干潟になる絶好のスポットです。アサリを中心に、アオヤギ、ツメタ貝、ニシ貝などが採れます。無料大型駐車場をはじめに、更衣室や売店、休憩所（団体のみ）も完備されており、潮干狩り初心者の方におすすめです。営業日時は変動するため、公式サイトの潮見表を確認するのをお忘れなく。

高さ25mの橋の上から東京湾と市内を一望できる「中の島大橋」は、TVドラマ「木更津キャッツアイ」で描かれた「赤い橋の伝説」に登場し話題となりました。その伝説とは、「赤い橋を若い男女がおんぶして渡ると、二人は結ばれる」というもの。この伝説が評判となり、今では「恋人の聖地」に選定されています。橋のたもとには、タヌキのカップル像が設置されており、その脇にあるフェンスに南京錠を付け、永遠の愛を誓うのが定番となっています。

かずさアカデミアパークは、先端技術などの研究・開発施設や、ホテルやコンサート会場といったリゾート施設などが集まった複合地帯です。その中にある「オークラアカデミアパークホテル」は、室内プールやテニスコートなどを完備しており、周辺には果物狩りや潮干狩りが楽しめる観光施設があることで人気です。「かずさアカデミアホール」には様々な用途で使える会議施設があり、ビジネスの場としても活用されています。

JR木更津駅の東口から徒歩15分の場所にある「矢那川公園」は、その名の通り市内の中心を流れる矢那川沿いの自然豊かな公園です。桜の名所として知られており、春には川沿いに植えられた約100本のソメイヨシノが咲き乱れます。毎年4月ごろ「矢那川桜まつり」が開催され、焼きそばやフランクフルトなどの出店で賑わいます。開花中には桜のライトアップも行われており、闇の中に浮かぶ花の美しさは一見の価値ありです。

江戸時代初期に了念（りょうねん）という僧侶が創建した證誠寺（しょうじょうじ）は、木更津市で唯一の浄土真宗のお寺です。ここには、野口雨情作詞の童謡「証城寺の狸囃子（しょうじょうじのたぬきばやし）」で有名な「たぬきばやし」の伝説が残っています。毎年10月には、市内の児童が小たぬきや和尚さんに扮して踊る「狸まつり」が開催されています。甘茶の無料配布やバザーも行われているので、ぜひ足を運んでみてください。