歴史とアートと自然を満喫できる石川おすすめ観光14選

日本三名園として知られる金沢県の名勝「兼六園」。四季折々の花が植えられており、春には桜、秋には紅葉が見られます。毎週金曜・土曜の夜にはライトアップが行われるなどさまざなイベントがある兼六園ですが、冬の風物詩として有名なのが「雪吊り」です。雪吊りとは、樹木を雪から守るために縄を傘のように張り巡らすもので、東北地方で多く見られます。この雪吊りのライトアップが素晴らしいんです！周辺には「Fusion21」「Fumoroya Cafe」などランチにぴったりなカフェが充実しています。

石川県北部の能登半島では大自然が楽しめるドライブ観光がおすすめ。イルカの出現率が高い「七尾湾」には透明度の高い海が広がっていたり、「椿展望台」では海に沈む絶景の夕日が見られたりと、能登の自然を存分に感じられます。グルメは海鮮が絶品で、「お食事・寿し 高尾」では「能登丼」という能登の新鮮な海の幸（ウニ、中トロ、サザエなど）がふんだんに乗った贅沢な丼をいただけます。1日の終わりには、海沿いに沸く和倉温泉で、旅の疲れを癒してください。

金沢城は言わずと知れた金沢を代表する観光スポットで、高度な建築技術で建てられた日本最大級のお城です。明治時代に火災でほとんどが焼失し、その後木造城郭建築物として蘇りました。重要文化財である石川門は江戸時代から現存されている貴重な建築物で、金沢城のなかでも特に有名なスポット。春は桜の名所としても有名で、30分ほどで城内を回れます。付近には「蕎麦処 大藪」「金澤能登牛 牛や 榮太郎」などおいしいご飯屋さんも多いです。

「金沢21世紀美術館」はまるで公園のような開放的な美術館です。屋外は芝生が広がり、自由にくつろぐことができます。屋内には交流ゾーンと展覧会ゾーンがあり、交流ゾーンまでは無料で楽しめます。特に有名な作品、「スイミング・プール」は上から見ても下から見ても2度楽しめる作品となっています。ぜひ訪れて実際に鑑賞してみてください！カフェレストランもあり、目にも楽しいメニューがそろっています。ミュージアムショップではオリジナルグッズが販売されています。所要時間は1～2時間程度ですが、人気施設ゆえに大型連休などは混雑が予想されますので、ご注意ください。

「千里浜なぎさドライブウェイ」は、日本で唯一車で走れる砂浜で、波打ち際を颯爽と走る爽快感が味わえ、夜明け前には朝もやが出ることもあり、幻想的な光景が広がります。ドライブの際は、砂の色が濃く、海水を含んで固くなった部分を走行してください。砂が白く乾いた部分はタイヤが埋まってしまうことがあるので注意が必要です。のと里山街道 今浜IC、もしくは千里浜ICを降りてすぐアクセスでき、バイクや自転車でも走れます。「道の駅 千里浜」にはタイヤシャワーがあるので、車体が汚れても安心です。

「ひがし茶屋街」は、和の風情が漂う金沢の人気スポット。伝統工芸品や和菓子を扱うお店が多いので、お土産探しにもぴったり！着物レンタルもあり、思い出作りにもおすすめです。着付けや和装小物もセットに含まれているところが多いので、手ぶらで訪れてもOK！歩き疲れたら和カフェで小休憩しましょう。「懐華樓（かいかろう）」の金箔を使ったぜんざいや、フルーツを丸ごと包んだ大福が食べられる「菓舗 Kazu Nakashima」など写真映えするスイーツがたくさんあります。

「近江町市場」は金沢市民の台所として親しまれてきた、活気あふれる市場です。地元で採れた新鮮な魚介や野菜がずらりと並び、コロッケなどの食べ歩きグルメも販売されています。ほかに漬け物やお菓子などのお土産も購入できます。ランチで訪れる際のおすすめは、やっぱり海鮮。「山さん寿司」ではこれでもかとばかりにネタが盛られた豪華な海鮮丼が人気。「近江町市場寿し」は、回転ずしながら、熟練の職人が握ったお寿司が食べられる本格店です。

和倉温泉は海沿いに沸く金沢屈指の温泉街です。その歴史は古く、1200年頃に一羽のシラサギが湯脈を発見したのが始まりとか。泉質は塩分が豊富で殺菌効果が高く、保温効果や美肌効果が期待できます。地元の人からも愛される源泉100%の「総湯」やインフィニティ露天風呂が自慢の「金波荘」、夕景が美しい「多田屋」、あこがれのお宿「加賀屋」などおすすめの温泉施設がたくさんあります。周辺には観光地が多く、能登島大橋やのとじま水族館へ車でのアクセスが便利です。

「白米千枚田」は小さな田んぼが1,004枚重なった棚田で、奥能登を代表する絶景スポットです。春は田植え、夏は新緑、秋には黄金色、冬は雪景色と四季折々の表情を見せてくれます。特に夕日の評価が高く、沈みかけた日の光が日本海と田んぼに反射してきらめくさまはまさに絶景。10月から3月にはイルミネーションイベントも開催されます。また、近くの「道の駅千枚田ポケットパーク」では千枚田のお米を使ったおにぎりなど地元の食材を使ったメニューがそろいます。

富士山、立山と並ぶ日本三名山である白山。美しい花畑があるため、「花の山」とも呼ばれています。白山国立公園では、高山植物を観察しながら登山を楽しめます。初心者や日帰りの方は「別当出合」から「「甚之助避難小屋」を登るコースがおすすめ。片道約2時間で登頂できます（白峰から出発地点の別当出合までは車で40分ほどかかります）。9月の週末限定でホワイトロード駐車場にオープンされる「絶景カフェ」では、雄大な自然の中でコーヒーがいただけます。

「妙立寺」は、昔から武運長久と庶民の安穏の祈願がされており、現在では開運の祖師として祀られているお寺です。しかし人気の理由はご利益以外にも。妙立寺は別名「忍者寺」と呼ばれており、お寺の中には隠し階段や落とし穴、金沢城への抜け道になっていた井戸など、忍者が使うような仕掛けがあちらこちらに見られるのです！拝観料は大人1,000円、子供700円で、電話での予約が必須となっています。行楽時期には混雑が見込まれますので、早めの予約をおすすめします。

江戸時代にタイムスリップしたかのような気分が味わえる「長町武家屋敷通り」。かつての加賀藩の藩士が住んでいた屋敷があった地域で、昔ながらの土塀や石畳が当時の面影を感じさせます。当地では、冬になると雪や寒さから土塀を守るための「こも掛け」が行われます。雪が降ると屋敷が雪化粧され、風情ある街並みに。「鮨 歴々」や「ご飯処や甘味処も多く、ひと息ついて散策の疲れを癒せます。長町武家屋敷休憩館に行けば、観光ボランティアガイドの「まいどさん」に案内してもらえます。

「鶴仙渓」は山中温泉にある渓谷で、「こおろぎ橋」から「黒谷橋」までの約1㎞続いています。春になると桜公園にはさまざまな種類の桜が咲き誇り、冬には松尾芭蕉が俳句に詠んだと言われる雪化粧が見られます。斬新なS字の形をした「あやとりはし」が人気。付近では4月～11月限定で「川床」がオープンし、料理の鉄人・道場六三郎さん監修のスイーツがいただけます。また夜間は年間を通してライトアップが行われているので、一味違った景色を楽しめます。

「のとじま水族館」は、魚や動物たちとふれあえるのが魅力の参加型水族館で、カワウソのエサやりやイルカなどとふれあいが楽しめます。展示には工夫が凝らされており、例えば「のと海遊回廊」ではプロジェクションマッピングが投影され、海中散歩をしているような感覚を味わえます。イベントも盛りだくさんで、特に「イルカ、アシカショー」の迫力満点の演技が人気を集めています。夏季には「夜の水族館」が開催され、日中とは違った雰囲気が味わえるのでおすすめです！