日本屈指の観光地として、近年は海外からの訪問客も多い北海道。夏は冷涼な気候で過ごしやすく、冬はさっぽろ雪祭りや北海道ならではの風物詩が盛りだくさん!北の大地の雄大な大自然を、ぜひその目に焼き付けて下さい。
No.01 旭山動物園
他の動物園では類を見ない“行動展示”を用いて、広く知られるようになった旭山動物園。夜の動物の生態が垣間見れる「夜の動物園」、冬の風物詩である「ペンギンの散歩」など普段見ることのできない動物の一面を垣間見る事が出来るイベントが人気です。札幌からは車で約2時間。旭川駅からはバスで約40分でアクセスすることができます。
スタッフのおすすめPoint!
旭山動物園では、動物たちが水中で泳ぐ様子を観察することもできます。アザラシやホッキョクグマ、ペンギンなどもキュートなのですが、中でもイチオシなのはカバ。間近で見る水中のカバは「大迫力!」の一言です。また、動物の食事風景を見ることができる「もぐもぐタイム」に合わせて園内をまわるのもオススメです。
No.02 富良野・美瑛
テレビドラマやCMのロケ地としても有名な富良野・美瑛エリア。北海道のほぼ真ん中に位置しており、札幌からは車で約2時間。旭川からはJRも運行しています。有名な富良野のラベンダー畑や美瑛のマイルドセブンの丘、最近ではMacの壁紙に使われ一躍その名が広まった美瑛の青い池など。一度はその目で見ておきたい観光スポットがたくさんあります。
スタッフのおすすめPoint!
夏の時期の紫色に染まったラベンダー畑。綺麗に並んだポプラの木やカラフルなレインボーが伸びる四季彩の丘。富良野・美瑛エリアには、このような王道スポットの他にも、魅力溢れる場所がたくさんあります。中でもオススメなのが美瑛白金の青い池。神秘的なミルキーブルーの水面は、口コミで人気観光スポットになりました。冬季にはライトアップがされ、より幻想的な雰囲気になります。
No.03 洞爺湖
湖の面積は日本で9番目。周辺には昭和新山、有珠山など火山が多いことから、温泉地としても知られています。また2009年には、洞爺湖有珠山ジオパークが「世界ジオパーク」に認定。地質学的に貴重な遺産を保護しながら科学振興及び観光事業に活用し、地域活性化を図ることが可能な地域であると認められました。
スタッフのおすすめPoint!
函館からも近く、「定番の函館観光のほかに、もうちょっとどこかへ行きたい!」という人にもオススメの洞爺湖。一通り散策した後は、2008年・主要国首脳会議の会場にもなった「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」でゆったりとした時間を過ごすこともできます。過ごしやすい気候の夏、温泉が気持ち良い冬と、一年を通じて楽しめるスポットです。
No.04 知床
北海道東部に位置する知床半島。その先端の知床岬から知西別岳一帯と周辺の海洋区域約60,000ヘクタールが「知床国立公園」となっており、このエリアを含む周辺が、2005年に世界自然遺産に登録されました。札幌からだと車で約6時間かかるため、比較的近い女満別空港や中標津空港まで飛行機でアクセスし、そこから車を利用するのがオススメです。
スタッフのおすすめPoint!
2005年には、世界自然遺産にも登録された豊かな自然が残る場所。有名な知床五湖周辺では、整備された遊歩道を歩くも良し、観光船に乗って知床半島を海から眺めるも良しと、様々な楽しみ方ができます。また、運が良ければヒグマなどの野生動物を見かけることもあります。知床は札幌や小樽、函館など北海道の西側の定番観光地にはもう行ってしまった、という人にオススメです。北海道の東側、道東こそ北海道らしさが溢れる大自然が多く残されています。
No.05 五稜郭公園
最寄り駅の函館市電・五稜郭公園前停留場から徒歩約15分。箱館奉行所の移転先として築造された五稜郭ですが、1866年(慶応2年)の完成からわずか2年後に幕府が崩壊。短期間箱館府が使用した後、箱館戦争で旧幕府軍に占領され、その本拠となりました。国の特別史跡に指定され、「五稜郭と箱館戦争の遺構」として北海道遺産に選定されています。
スタッフのおすすめPoint!
江戸時代末期に函館市郊外に建造された、日本でも珍しい洋式の城郭。訪れたことはなくても、この星型の地形を見たことがあるという人は多いのではないでしょうか。さて五稜郭といえば、明治維新後の戊辰戦争(箱館戦争)の舞台になったことでも有名な場所。五稜郭公園には五稜郭建造前からの歴史が詰まっており、歴史好きの人にもオススメのスポットとなっています。また春は桜、秋は紅葉と豊かな自然が楽しめるのも魅力のひとつ。隣接する五稜郭タワーからの景色は一見の価値ありです。
No.06 函館元町
夜景が有名な函館山のふもとに広がる函館元町。坂が多いことに加え、西洋文化を色濃く反映したレトロな町並みが観光客をひきつけています。有名な坂「八幡坂」、函館山ロープウェイの乗り口もこの函館元町にあります。
スタッフのおすすめPoint!
函館は元々、横浜、長崎と共に日本最初の国際貿易港として栄えた地。西洋文化の影響を受けた建築物が数多く残り「カトリック元町教会」、「函館ハリストス正教会」などの教会のほか、国の重要文化財にも指定されている「旧函館区公会堂」も見所のひとつです。旧函館区公会堂は、日本の建築物には見られないような青と黄色が美しい西洋建築物で、館内を見学することも可能です。
No.07 小樽
港町として発展し、海鮮グルメ目的に訪れる観光客が多い小樽。札幌からは車で1時間足らずと近いこともあり、札幌からの日帰り観光も可能です。最大の見所は、小樽のシンボル的存在である小樽運河。夜には運河に沿って立ち並ぶ石造りの建築物や街灯の灯りが水面に映り、ロマンチックな雰囲気を演出してくれます。
スタッフのおすすめPoint!
小樽は、北海道を代表する港町。かつて石炭の積み出し港として栄えた小樽の港には、今でも大型客船が停泊することがあります。さて小樽と言えば、最大の魅力はやっぱり新鮮な海の幸。中でも大きなボタンエビやウニを使ったお寿司は、記憶に残る美味しさです。高級店はもちろん、回転寿司でもレベルの高いお寿司をいただくことができます。
No.08 札幌場外市場
新鮮な魚介類を味わえる札幌市中央卸売市場 場外市場までは、JR札幌駅の隣の桑園駅から徒歩約9分。場内はタラバガニ、毛ガニ、ズワイガニ、花咲ガニ、メロン、ジャガイモ、トウモロコシなど、北海道の美味しい食材でいっぱい。自分へのお土産として、自宅へ発送するのもオススメです。
スタッフのおすすめPoint!
仕入れ先は、すぐ隣の札幌市中央卸売市場。札幌場外市場では、新鮮な食材を揃えた約60軒の店舗が軒を連ねています。海鮮だけでなくフルーツや野菜、北海道銘菓などを取り扱っているお店もあり、この場外市場でお土産の買い物をすませることもできます。中でもイチオシのお店は「海鮮市場 北のグルメ」店内にある「海鮮食堂 北のグルメ亭」。こちらでは、ボリューム満点の海鮮丼を中心に、お刺身・カニ・焼き物などをリーズナブルな価格で味わえます。またこの「海鮮市場 北のグルメ」で購入した食材を、料理人がその場で調理してくれるのもこのお店の魅力です。
No.09 支笏湖
支笏湖は、約4万年前に支笏火山が噴火し、その火口の下の陥没地に水がたまることで造られた日本屈指のカルデラ湖です。斜面が急な山々に囲まれた湖の周辺には今でも豊かな自然環境が残り、四季折々の美しい景観を保っています。アクセスしやすい場所にありながら、北海道ならではの大自然を満喫できるスポットとして人気を集めています。
スタッフのおすすめPoint!
冬には「支笏湖氷濤まつり」、夏には「支笏湖湖水まつり」、秋には「支笏湖紅葉まつり」と、支笏湖では季節によってイベントが開催されています。中でもオススメなのが、冬の「支笏湖氷濤まつり」の時期。このまつりは毎年10万人以上を動員する冬の北海道の代表的なイベントで、透明度が高い支笏湖の湖水を使った氷像がカラフルにライトアップされる様子は、感動的な美しさです。
No.10 釧路湿原
北海道の東南に位置する釧路湿原までは、札幌から車で約4時間。また電車も通っており、釧路駅からはバスで約40分、釧路湿原駅からは徒歩でのアクセスも可能です。湿原内に整備されている遊歩道を散策するもよし、くしろ湿原ノロッコ号に乗車して鉄道から湿原を眺めるもよしと、色々な楽しみ方ができます。
スタッフのおすすめPoint!
国立公園にも指定されている日本最大の湿原内には、寒地性・高山性の植物をはじめ700種類以上の植物が生息。また動物は哺乳類39種、鳥類約200種、両生・爬虫類9種、魚類38種、昆虫類約1,100種が生息しています。夏は湿原内の散策や、植物の観賞に最適。冬は湿原内に生息するタンチョウが雪原に映え、周辺の湖沼ではワカサギ釣りを楽しむ人々で賑わいをみせます。また、湿原内を走行するJR釧網本線では、夏期は「くしろ湿原ノロッコ号」、冬期は蒸気機関車が牽引する「SL冬の湿原号」が運行され、湿原の雄大さを感じることができます。
雪まつりや流氷など冬の見所が多い北海道ですが、夏の北海道もまた乙なもの。今回ご紹介した紫の染まるラベンダー畑や青い池などは、冬には見ることのできない景色です。ぜひ皆さんも、北海道の短い夏を満喫してみませんか?
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