神秘に満ちた絶海の孤島へ!イースター島おすすめ観光スポット 16選

更新日:2025年02月28日

イースター島(イメージ)

イースター島(イメージ)

チリ本土から、西に約3700km離れた南太平洋上の孤島イースター島はラパ・ヌイ国立公園として世界遺産に登録されている島です。巨大なモアイ像が約900体もあるといわれ、火山や洞窟といった見どころも目白押し。この記事ではイースター島のおすすめスポットをご紹介します。イースター島への行き方から基本情報、ラノララクやトンガリキをはじめとする人気の遺跡めぐり、鳥人伝説のオロンゴ岬、ラノ・カウのカルデラ湖など、イースター島旅行の参考にお役立てください。

No.01 イースター島とは

イースター島はチリ領の島で、北海道の利尻島とほぼ同じくらいの大きさ。オランダのヤコブ・ロッゲフェーンが、1722年キリストの復活祭(イースター)の日に西欧人として初めてこの島を訪れたことから「イースター島」と名付けられました。イースター島から約2000km以内に人の住む島が見られないことから「絶海の孤島」とも呼ばれています。イースター島を世界に知らしめたのは巨大なモアイ像の存在。島には約900体ものモアイ像が存在しているといわれていますが、建設された目的や製造方法、搬送手段など、多くの謎に包まれています。18世紀頃に起こった部族間抗争で破壊された跡も多数あり、倒壊したモアイ像の修復には日本のクレーン会社も協力したことで知られています。

No.02 イースター島への道のり

イースター島定期便MAP

日本からイースター島へは、定期便にて南米を経由する場合、最短でも2回乗り継ぎがあり、総所要時間は約34時間かかります。
クラブツーリズムでは「エアタヒチヌイ特別便」をご用意。往路はタヒチでおくつろぎ、復路は乗り継ぎが1回で約18時間のご案内が可能になりました!

No.03 イースター島の旅行情報

イースター島マップ

イースター島にはワクワクする見どころがいっぱい!

No.01 ラノララク(Ranoraraku)

ラノ・ララク(イメージ)

ラノ・ララク(イメージ)

ラノララクはイースター島南東部にある小高い山です。かつてモアイ像の製造工場があったとされ、島にある約900体のモアイ像のうち約4割がここに集結しています。製作途中のモアイや、運搬途中のモアイなど、個性豊かなモアイ像が点在しており、その中でも島内唯一の座ったモアイ像「モアイ・トゥク・トゥリ」は有名。このモアイ像から見下ろすトンガリキの景色は絶景です。山の中腹に遊歩道を通って、モアイを間近で見学できます。

No.02 トンガリキ(Tongariki)/アフ・トンガリキ

アフ・トンガリキのモアイ像(イメージ)

アフ・トンガリキのモアイ像(イメージ)

トンガリキは幅約100mのアフと呼ばれる祭壇に15体ものモアイ像が、海を背に並ぶ島内屈指のスポットです。ラパヌイ語で「王の港」という意味があり、島の発見者で「イースター島」と名付けたヤーコプ・ロッヘフェーンが最初にやってきた場所としても知られています。一体一体がとても大きい点が特徴で、重さは50t近く、高さは5~9mもあります。戦争や津波で過去に何度も崩壊の危機に瀕したアフ・トンガリキですが、日本のクレーン会社の協力により見事修復されました。

No.03 オロンゴ岬(Orongo)

オロンゴ岬(イメージ)

オロンゴ岬(イメージ)

イースター島の南西部に位置するオロンゴ岬は、ラノカウ火山の火口縁にあり、反対側は海の断崖となっています。ここは伝説の鳥人儀式が行われた舞台。岬から海に飛び込んで沖の小島まで泳いで渡り、鳥の卵を取って戻ってくるという競争により、島の首長を決めたと伝えられています。付近には、鳥人をはじめとする様々な模様が入った岩のレリーフや、石造りの家屋などの遺跡が点在しています。高所にあるため、ラノカウのカルデラ湖や海を臨む絶景も見事です。

No.04 タハイ儀式村(Ahu Tahai)

タハイ儀式村のモアイ像アフ・コテリク(イメージ)

タハイ儀式村のモアイ像アフ・コテリク(イメージ)

島の中心地・ハンガロアにほど近いタハイは、モアイ像と生活施設の遺跡が残っており、タハイ遺跡やタハイ儀式村とも呼ばれています。どっしりした5体のモアイが並ぶアフ・バイウリ、真ん中にそびえるアフ・タハイ、帽子をかぶって大きな目がついているアフ・コテリクが建てられています。かつての部族闘争により破壊されて目が奪われたモアイ像ですが、アフ・コテリクだけは目が再現され、マナ(霊力)を持つと言われる瞳を間近で眺めることができます。

No.05 アキビ(Akibi)/アフ・アキビ

アフ・アキビの7体のモアイ像(イメージ)

アフ・アキビの7体のモアイ像(イメージ)

イースター島にあるモアイのほとんどは、海を背にして海岸に立っています。ところがアキビにある7体のモアイは、草原の中で海に向かって立つ珍しい配置です。アフ・アキビとも呼ばれるこのモアイが建設されたのは1500年頃ともいわれ、赤色凝灰岩でできた帽子はかぶっていません。島の伝説に登場するホツマツア王とともに来島した、7人の従者や王子を祀っているともいわれています。モアイ像のまなざしは、広大な太平洋に向かっており、春分の日と秋分の日には正面に沈む夕日を見つめる位置に立っています。

No.06 アナケナ海岸(Playa De Anakena)

アナケナビーチ(イメージ)

アナケナビーチ(イメージ)

イースター島の北岸に位置するアケナナ・ビーチは、ホツマツア王が上陸したといわれる海岸です。砂浜の一角には二基の祭壇があり、アフ・ナウナウと呼ばれる7体のモアイが並びます。地中に埋められていたことから、風化が進んでいない状態で再建されました。そのため、くっきりと彫刻が残り、プカオと呼ばれる帽子を載せられたモアイもあります。また、アケナナ・ビーチは島内で唯一、遊泳できるスポットでもあり観光客だけでなく島民にも人気。トイレや露店もあり、モアイ像めぐりのお立ち寄りスポットとしておすすめです。

No.07 ハンガロア村(Hanga Roa)

ハンガロア村(イメージ)

ハンガロア村(イメージ)

ハンガロア村はラパ・ヌイ語で「大きな湾」を意味します。20世紀初頭、スコットランドの畜産会社に島を貸出しした際、ここに島民が集められたことが村の始まりといわれています。島民の大半がこの村で暮らしており、学校や病院、銀行、警察、島で唯一のサッカースタジアムといった公共施設が点在。観光の拠点となるホテルやレストランのほか、メインストリートには土産物店や市場、雑貨店が並んでいます。食事やショーを楽しんだり、おみやげを買い物したり、自由時間を満喫できるエリアです。

No.08 プナパウ(Puna Pau)

イースター島のプカオの製造工場プナ・パウ(イメージ)

イースター島のプカオの製造工場プナ・パウ(イメージ)

プナパウは、モアイ像が頭に載せるプカオの石材が採掘された場所です。このエリアは火山性の赤色凝灰岩が豊富で、切り出し途中の未完成なプカオがあちらこちらに散らばっています。大きさも形も様々なプカオを見つけながら、散策してみましょう。プナパウの小高い山からは、ハンガロア村を一望できることも魅力。いにしえの人々が見た風景に思いを馳せながら、古代の神秘を体験できるスポットです。

No.09 テピトクラ(Tepitokura)

テ・ピト・クラ(イメージ)

テ・ピト・クラ(イメージ)

イースター島の北東部の海岸にある遺跡、テピトクラ。「光のへそ」を意味し、円形の石垣に囲まれた直径75㎝ほどの丸い石を中心に、4つの石が配置されています。ホツマツア王が石を置いたという説もあり、現在ではパワースポットとしても注目を集めています。ここにあるモアイはPAROと名付けられ、高さ約10mもある島内最大級の大きさですが、モアイ倒し戦争で倒されたまま残っています。

No.10 ラノカウ(Rano Kau)

ラノ・カウ 火山湖(イメージ)

ラノ・カウ 火山湖(イメージ)

イースター島には3つの火山があります。島の南西部に位置するラノカウは、2番目に爆発した火山です。最大の特徴は、直径約1.6kmにおよぶ巨大なクレーター。ここに水がたまってカルデラ湖となり、真水の少ないイースター島内の貴重な水源のひとつとなっています。湖面に緑豊かな植生が広がり、神秘的な美しさを生み出しています。ラノカウの頂上からは紺碧の海の絶景を眺められ、イースター島の大自然のパワーを実感できるでしょう。

No.11 イースター島博物館(Museo Antropologico P. Sebastian Englert)

イースター島博物館外観(イメージ)

イースター島博物館外観(イメージ)

イースター島博物館は小規模ながらも貴重な遺物が多数、展示されています。見どころは、ほぼ原形を保った状態で現存するモアイの目の展示。島の考古学者、セルジオ・ラプ氏らによってアフ・ナウナウのモアイ像の修復作業中に偶然発見されたものです。解読されていない象形文字のロンゴロンゴ文字が刻まれた板や、モアイを切り出した石器など、この島で発掘された唯一無二の重要な遺物が勢ぞろい。モアイ見学と併せてぜひ訪れてみませんか。

No.12 アフ・フリアウレンガ(Ahu Huri A Urenga)

アフ・フリアウレンガ(イメージ)

アフ・フリアウレンガ(イメージ)

イースター島にある多くのモアイ像は、海岸付近に複数で内陸部を向いて立っています。アフ・フリアウレンガでは、島のメインストリートに近い林の中の小高い丘に、1体だけでひっそりと佇んでいるモアイがあります。4本の手を持つモアイとして知られ、雄々しく堂々とした存在感が漂う姿が特徴です。アフ・フリアウレンガの背景に横たわるのはオリト山。モアイを切り出す道具や武器を作るために使用された黒曜石が産出した山として有名です。

No.13 アカハンガ(Akahanga)/アフ・アカハンガ

アカハンガの倒れたモアイ(イメージ)

アカハンガの倒れたモアイ(イメージ)

イースター島では18世紀に食料危機に端を発した部族間抗争が起きました。相手部族のモアイを倒して目を粉々に破壊する攻撃が行われたことから、モアイ倒し戦争とも呼ばれています。アカハンガでは、海沿いにモアイの祭壇が横たわり、13体のモアイが立っていましたが、モアイ倒し戦争によりすべて倒壊しました。一度も修復されなかったため、現在もうつぶせになったモアイが倒れたままで残っています。モアイの帽子プカオもところどころに転がり、破壊規模の大きさをうかがえます。

No.14 ビナプ(Vinapu)

ビナプ(イメージ)

ビナプ(イメージ)

マタベリ空港の東端近くにあるビナプに残るアフは、他のものとは随分と様子が違っています。島のほとんどのアフは大まかに石を積み上げてあるのに対し、ビナプのアフは緻密に組み合わせて磨かれている状態。その精巧な石積みの技術力には驚かされます。ビナプのモアイは、今では全て倒された状態で周辺に散乱し、女性と思われるモアイ像が残っています。

No.15 バイフ(Vaihu)

パイーナ(イメージ)

パイーナ(イメージ)

バイフには、モアイ倒し戦争によりうつ伏せに倒された8体のモアイが残り、アフの周囲にはモアイの帽子プカオも転がっています。石を円形状に並べたパイーナと呼ばれる遺跡もあり、葬儀が執り行われた祭儀場跡とも考えられています。古代の人々の生活や信仰を近くで感じることができる貴重なこの場所を、ゆっくりと散策してみてください。

No.16 アナ・テ・パフ(Ana Te Pahu)

アナ・テ・パフ(イメージ)

アナ・テ・パフ(イメージ)

イースター島には洞窟が無数に点在しています。中でもアナ・テ・パフは島内きっての大きさで、食料の保管場所として利用されてきたほか、19世紀に西洋人が来襲した際には島民が身を隠した場所だと伝えられています。洞窟の入り口付近は、バナナなどの植物が生い茂る自然豊かなエリア。アボカドの木が洞窟内から生えているのが特徴で、外に向かって伸びる姿が不思議な光景を作り出しています。内部は800~900mもあるといわれ、足を踏み入れると真っ暗な空間のため、足もとに気を付けて洞窟探検をお楽しみください。


イースター島のおすすめ観光スポットはいかがでしたでしょうか。個性豊かなモアイ像や紺碧の海を背景にした風景、火山島ならではのスポットなど、まさにイースター島でしか体験できない観光名所に溢れています。人生に一度は世界遺産イースター島に訪れてみませんか。


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