日本の遥か北、北極圏にも近い北欧の国々。冬のオーロラ観賞と並び、北欧観光のハイライトとなる「フィヨルド」は、氷河によって削り出された入り江や湾のことで、壮大な自然が作り出す奇跡のような景観は訪れる人を圧倒します。船や鉄道からの眺望や、展望台から見下ろす絶景など、フィヨルドは様々な表情を魅せてくれることでしょう。今回は「ノルウェー」「スウェーデン」「フィンランド」「デンマーク」「アイスランド」の観光スポット30選をご紹介。おとぎの国のような美しい街並みやサンタクロースに会える村など、北欧ならではの観光地ばかりです。
目次
- ゲイランゲルフィヨルド(ノルウェー)
- ソグネフィヨルド(ノルウェー)
- ハダンゲルフィヨルド(ノルウェー)
- ブリクスダール氷河(ノルウェー)
- ブリッゲン地区(ノルウェー)
- ベルゲン鉄道(ノルウェー)
- フロム鉄道(ノルウェー)
- オスロ(ノルウェー)
- ロフォーテン諸島(ノルウェー)
- ストックホルム市庁舎(スウェーデン)
- ドロットニングホルム宮殿(スウェーデン)
- ガムラスタン(スウェーデン)
- ゴットランド島(スウェーデン)
- ヘルシンキ(フィンランド)
- タンペレ大聖堂(フィンランド)
- ナーンタリ(フィンランド)
- トゥルク(フィンランド)
- ロヴァニエミ サンタクロース村(フィンランド)
- コペンハーゲン(デンマーク)
- ニューハウン(デンマーク)
- チボリ公園(デンマーク)
- ストロイエ(デンマーク)
- アマリエンボー宮殿(デンマーク)
- クロンボー城(デンマーク)
- フレデリクスボー城(デンマーク)
- ストロックル間欠泉(アイスランド)
- グトルフォス(アイスランド)
- シンクヴェトリル国立公園(アイスランド)
- ヨークルサルロン氷河湖(アイスランド)
- ブルーラグーン(アイスランド)
No.01 ゲイランゲルフィヨルド(ノルウェー)
ゲイランゲルフィヨルドは、標高約1500mの山々に囲まれた全長約16kmのフィヨルドで、2005年にはネーロイフィヨルドとともに世界遺産に登録されました。両岸にそびえ立つ切り立った崖や、深い青色の水面、雪解け水による滝が魅力で、水上からフィヨルドの壮大さを体感できるクルーズ船が人気です。船上からは「7人姉妹の滝」と呼ばれる7本の細長い滝が並ぶ幻想的な滝なども見物できます。フィヨルド全体が見渡せる「フリーダルスユーべ展望台」や標高約1000mの場所にある「ダルスニッバ展望台」からのパノラマビューは圧巻です。
No.02 ソグネフィヨルド(ノルウェー)
「フィヨルドの王様」と称されるソグネフィヨルドは、全長約204km、最深部で約1308mと、ヨーロッパ最大級の規模を誇ります。フィヨルドの両側には険しい山々がそびえ立ち、ダイナミックな景観を形成しています。フィヨルドは細く枝分かれしており、その支流の「ネーロイフィヨルド」は最も狭い場所で幅250mしかないフィヨルドで、世界遺産にも登録されています。ソグネフィヨルド観光のハイライトでもあるフロムの村にはクルーズ船やフロム鉄道が発着し、世界中から観光客が訪れます。
No.03 ハダンゲルフィヨルド(ノルウェー)
ハダンゲルフィヨルドは全長179kmと、ノルウェーで2番目に長いフィヨルドで、美しい自然、果樹園、滝、そしてアウトドアアクティビティが魅力のエリアです。「フィヨルドの楽園」と呼ばれ、特に春から夏にかけては、山の緑と雪解け水の滝が見事なコントラストを生み出します。ハダンゲル地方はノルウェー最大規模の果樹栽培地で、春には果樹園が花で覆われます。牧歌的な風景を楽しみながら、地元の農家やカフェで、特産品を味わうのもおすすめです。
No.04 ブリクスダール氷河(ノルウェー)
ブリクスダール氷河はヨステダール氷河から分岐した美しい氷河で、そのダイナミックな風景を目の前で見ることができることから、世界中から多くの観光客が訪れます。氷河の麓までの道は整備され、ハイキングコースとしても人気があり、氷河の近くまでアクセスできます。道中には氷河から流れ出る水が作り出す迫力満点の滝も。青白く輝く氷河が谷間に広がる風景は、静寂で神秘的な雰囲気が漂っています。
No.05 ブリッゲン地区(ノルウェー)
1979年に世界遺産に登録されたブリッゲン地区。港町ベルゲンを象徴するエリアで、14〜16世紀頃にハンザ同盟によって移り住んだ、ドイツのハンザ商人たちが使用していた歴史的な建物が今も残っています。赤や黄色、オレンジなど色彩豊かな木造建築が、ベルゲン湾沿いに並ぶ風景は可愛らしく散策も楽しめます。ブリッゲン地区のあるベルゲンには、ハンザ商人の暮らしなどを学ぶことができる博物館や、新鮮なシーフード料理が味わえる魚市場などもあり、観光客が多く訪れるエリアとなっています。
No.06 ベルゲン鉄道(ノルウェー)
1909年に完成したベルゲン鉄道は、ノルウェーの首都オスロとベルゲンを結ぶ鉄道で、ノルウェーの多様な自然と壮大なフィヨルド観光が楽しめます。車窓からは、迫力ある深い谷や美しい渓流、荒涼とした大地に、ハルダンゲルヴィッダ高原の氷河や雪景色などを望むことができます。標高約1222mに位置するフィンセ(ベルゲン鉄道最高地点)や、 フロム鉄道への接続駅で、フィヨルド探訪の拠点となるミュルダールなど、途中の駅にも異なる魅力があります。
No.07 フロム鉄道(ノルウェー)
フロム鉄道は、ノルウェーのミュルダールとフロム村を結ぶ全長約20kmの鉄道で、世界有数の急勾配と絶景を楽しめることで知られています。鉄道沿いにはいくつもの滝があり、特に有名なショース滝では列車が停車して間近でその迫力を体感できます。夏には滝のそばで、ノルウェーの妖精をモチーフにした踊り手が、音楽に合わせて伝統的なダンスを披露します。ミュルダール駅からフロム駅までの約1時間の鉄道の旅、息を呑む風景が次々に現れるノルウェーならではの旅をお楽しみください。
No.08 オスロ(ノルウェー)
ノルウェーの首都オスロは、美しいフィヨルドと山々に囲まれた緑の多い港町で、毎年12月にノーベル平和賞授賞式がオスロ市庁舎で行われることでも知られています。エドヴァルド・ムンクの「叫び」など、ノルウェーを代表する作品が展示されている「国立美術館」や、200点以上の彫刻が点在するヴィーゲラン彫刻公園を含む広大な公園で、オスロ市民の憩いの場となっている「フログネル公園」。17世紀末に建設された、壮麗な祭壇やパイプオルガンが魅力の「オスロ大聖堂」など、ノルウェーの文化と魅力を存分にご堪能ください。
No.09 ロフォーテン諸島(ノルウェー)
ノルウェー北部の北極圏内に位置する風光明媚な「ロフォーテン諸島」。大きく4つの島からなり、島と島の間は橋で結ばれ、海上に険しい山々が突き出たような「海のアルプス」と称される景色は壮観です。ロフォーテン諸島でも特に美しい街と知られているのが、モスケネス島にあるレイネの街。 赤い木造の漁師小屋(ロルブー)が海沿いに並び、ロフォーテン諸島らしい景観が広がります。ロフォーテンの象徴ともいえるタラの干物は、世界的にも有名で、2~4月頃には乾燥場でタラが吊るされている風景を見ることができます。
No.10 ストックホルム市庁舎(スウェーデン)
スウェーデンの首都ストックホルムを象徴する「ストックホルム市庁舎」。毎年12月10日に行われるノーベル賞授賞式の晩餐会が開かれる場所として世界的に有名です。市庁舎の内部は絢爛豪華な装飾が施されており、特に「青の間」と「黄金の間」は圧巻です。高さ約106mの塔の頂上には金色の三王冠(スウェーデンの国章)が付いており、塔に登るとストックホルムの街並みやメーラレン湖を一望できます。特に夕暮れ時は、街全体が暖かな色彩に染まる絶景スポットです。
No.11 ドロットニングホルム宮殿(スウェーデン)
ドロットニングホルム宮殿は、ストックホルム郊外に位置するスウェーデン王室の公式居住地で、1991年に世界遺産に登録されています。17世紀に建設が始まり、フランスのヴェルサイユ宮殿を模して造られた壮大なバロック様式が特徴で、宮殿正面のシンメトリックなデザインが目を引きます。宮殿は湖と緑深い森に囲まれ、宮殿前に広がるバロック様式の庭園や、自然を残したイギリス風庭園には、美しい花壇や噴水、彫刻が配置されています。訪れることで、スウェーデンの歴史と王室の伝統を深く体感することができる、特別な場所です。
No.12 ガムラスタン(スウェーデン)
ガムラスタンはストックホルムの旧市街で、狭い石畳の小道やカラフルな建物など、中世の趣深い街並みが広がります。13世紀に遡る歴史を持つこのエリアには、スウェーデン王室の結婚式や戴冠式が行われてきた壮大な「ストックホルム大聖堂」や、高い尖塔が印象的な「リッダーホルム教会」など見どころも多く、スウェーデン王室の公式居住地である「ストックホルム王宮」では、衛兵交代式の見物ができることもあります。街の中心にある「大広場」に面したカラフルな建物はガムラスタンを象徴する風景で、写真スポットとしても人気です。
No.13 ゴットランド島(スウェーデン)
ゴットランド島はバルト海に浮かぶスウェーデン最大の島です。12~15世紀頃にハンザ同盟の貿易港として栄え、現在も教会などの遺構が数多く残っています。城壁に囲まれた島の中心都市「ヴィスビー」は、中世の雰囲気を色濃く残す世界遺産の街で、まるでアニメの世界のような景観が広がります。街のシンボルでもある「サンタ・マリア大聖堂」は13世紀に創建され、現在も当時の姿のまま佇んでいます。ゴットランド島には島特有の石灰岩でできたラウクと呼ばれる奇岩群が点在し、特にファロ島には見応えのある景観が広がります。
No.14 ヘルシンキ(フィンランド)
ヘルシンキはフィンランドの首都であり、北欧らしい洗練されたデザインと豊かな自然が魅力の都市です。市内には公園も多く、国民的作曲家ジャン・シベリウスを称えた「シベリウス公園」や、街の中心部にある「エスプラナーディ公園」など、多くの観光客や家族連れで賑わいます。ヘルシンキ観光のハイライトでもある「テンペリアウキオ教会」は、大きな岩をくり抜いて作られた教会で、別名「ロックチャーチ」と呼ばれています。真っ白な外観とドームが美しい「ヘルシンキ大聖堂」や美術館めぐりなどもぜひお楽しみください。
No.15 タンペレ大聖堂(フィンランド)
タンペレ大聖堂はタンペレ市にある、フィンランド独自のナショナルロマン主義を代表する教会です。20世紀初頭に建てられ、赤レンガの屋根と石材を多用した重厚感のあるデザインが特徴です。教会内には、フィンランドの国民的画家ヒューゴ・シンベリによるフレスコ画が数多く描かれており、美しいステンドグラスや壮大な祭壇画にも圧倒されます。天井には天使の羽を模した装飾が施されており、教会内はまるで美術館のよう。伝統的な教会美術の枠を超えた独創的な作品を見ることができます。
No.16 ナーンタリ(フィンランド)
ナーンタリは、フィンランド南西部に位置する小さな港町です。ナーンタリにはフィンランド大統領の夏の別荘「クルタランタ」があり、その美しい景観や観光スポットから夏のリゾート地として人気があります。ナーンタリ最大の観光スポットが「ムーミンワールド」です。街の北西に位置するカイロ島にあり、島全体がテーマパークになっています。美しい自然と一体となって再現された物語の世界をお楽しみください。
No.17 トゥルク(フィンランド)
トゥルクはフィンランドでも古くから栄えた都市であり、かつての首都として栄えた歴史と文化が豊かに息づく街です。13世紀頃に建設されたフィンランド最大級の中世の城「トゥルク城」や、ゴシック様式の建築が特徴的な「トゥルク大聖堂」など、中世の趣を色濃く残します。市内を流れるアウラ川の南側には美術館や博物館が点在し、フィンランドの歴史や文化を学ぶことができます。川沿いにはカフェやレストラン、歴史的な建物が並び、美しい景色を眺めながらのんびりとした時間を楽しめます。
No.18 ロヴァニエミ サンタクロース村(フィンランド)
ロヴァニエミはフィンランド北部ラップランドの州都で、ラップランドの山に暮らすサンタさんが毎日降りてくる「サンタクロース村」が有名です。ここではクリスマスシーズンだけでなく、どの季節でもサンタさんと写真を撮ったりすることができ、サンタさんからのメッセージを届けてもらえる郵便局や、可愛らしいサンタグッズの買い物を楽しめます。サンタクロース村は北極圏ラインをまたぐように位置し、村内に北極圏到達証明書をもらえるスポットがあります。まるで童話の世界のような素敵な時間をお過ごしください。
No.19 コペンハーゲン(デンマーク)
デンマークを代表する童話作家アンデルセンゆかりの地「コペンハーゲン」はデンマークの首都で、北欧の中でも特に洗練された雰囲気と豊かな文化、歴史が融合した街として知られています。代表的な景観といえば、ニューハウンのカラフルな建物が並ぶ運河沿いの街並みです。オレンジ色の屋根の街並みが一望できる「救世主教会」や「コペンハーゲン市庁舎」など見どころも満載。カステレット要塞の北の岸辺にはアンデルセンの作品をモチーフにした「人魚姫の像」があり、世界中から観光客が訪れます。
No.20 ニューハウン(デンマーク)
ニューハウンはコペンハーゲンを代表する観光地で、17~18世紀に建てられた色鮮やかな建物が運河沿いに並ぶ、写真映えスポットとしても人気です。ニューハウンとは「新しい港」を意味し、童話作家アンデルセンが暮らした家も運河沿いに残っています。建物の多くは現在、レストランやカフェ、バーとして利用されています。テラス席で食事をしながら、入江に浮かぶ舟や、運河沿いの景色を楽しむ時間は格別です。
No.21 チボリ公園(デンマーク)
コペンハーゲンの中心部に位置する「チボリ公園」は、1843年開園の歴史ある遊園地です。クラシカルなメリーゴーラウンドやジェットコースター、コペンハーゲンの街並みを一望できるタワー型アトラクションなど、ノスタルジックな乗り物などが楽しめます。園内には季節の花々が咲き誇り、音楽フェスティバルなどのイベントが開催されることも。夜になると公園全体がライトアップされ、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだようなロマンチックな雰囲気が楽しめます。
No.22 ストロイエ(デンマーク)
ストロイエはコペンハーゲンにある世界初の歩行者天国で、観光客だけでなく地元の人々にも人気のショッピングストリートです。全長約1kmの通りは、コペンハーゲン市庁舎前広場からコンゲンス・ニュートー(王の新広場)まで続き、街歩きには最適です。通り沿いには歴史的な建物やブティック、カフェなどが並び、フォトジェニックな風景が広がります。ストロイエは高級ブランドからカジュアルなショップまで、幅広いお店が集まっています。市庁舎広場やニューハウンなどの観光名所とも近いため、観光の合間にぜひ立ち寄ってみてください。
No.23 アマリエンボー宮殿(デンマーク)
アマリエンボー宮殿は、コペンハーゲンにある王室の公式な住居で、デンマーク王室の象徴的な建物として知られています。元々宮殿は貴族のために建てられましたが、18世紀末にクリスチャンスボー城が火災で焼失した後、王室がここに移住しました。4つの宮殿はフレデリク5世の騎馬像が立つ八角形の広場を囲む形で立ち、そのうちの一つであるクリスチャン8世宮殿は、現在博物館として一般公開されています。王室衛兵による交代式は観光客にも人気があり、多くの人で賑わいます。
No.24 クロンボー城(デンマーク)
クロンボー城はコペンハーゲンの北にある港町ヘルシンゲルにある古城です。15世紀に戦略的な要地であるエーレスンド海峡の船の通行徴収のために建てられ、16世紀にフレデリク2世によってルネサンス様式の城に再建されました。堅牢な城壁や塔、豪華な装飾が施された城内は、中世ヨーロッパの建築美を感じさせます。クロンボー城はシェイクスピアの戯曲『ハムレット』の舞台「エルシノア城」として知られ、2000年に世界遺産に登録されています。
No.25 フレデリクスボー城(デンマーク)
コペンハーゲンの北西、ヒレレズに佇む「フレデリクスボー城」。クリスチャン4世によってルネッサンス様式が取り入れられ、17世紀初頭に完成したこの城は、赤レンガの壁や塔、美しい装飾が建築の豪華さを際立たせ、謁見の間や大広間、荘厳な教会など、絢爛豪華な城内は見どころも満載です。城内は現在、国立歴史博物館として公開され、デンマークの歴史や王族に関する調度品や家具、肖像画などを見物できます。城の北側にはバロック様式の幾何学的な庭園があり、湖の景色と城の優雅な姿を楽しめます。
No.26 ストロックル間欠泉(アイスランド)
ストロックル間欠泉は、アイスランド南西部に位置する世界的に有名な間欠泉です。アイスランドの人気観光ルート「ゴールデンサークル」の一部に含まれ、現在は休眠しているゲイシール間欠泉と同じエリアにあります。ストロックス間欠泉の最大の特徴は、5~10分おきに熱湯を噴き上げるそのダイナミックな姿です。水柱の高さは15~20m、時には30mに達することもあり、空高く噴き上がる瞬間は圧巻です。
No.27 グトルフォス(アイスランド)
グトルフォスは「ゴールデンサークル」の観光ルートに含まれる人気スポットです。その名前は「黄金の滝」という意味を持ち、太陽の光が滝の水しぶきに反射して金色に輝く様子が由来とされています。グトルフォスの最大幅は約70mで、滝は2段階にわたって水が落下し、最初の段は約15m、次の段は約30mの高さから流れ落ちます。渓谷に吸い込まれるように流れ落ちる様子は圧倒的な迫力です。自然の雄大さと迫力を体感できる、アイスランド観光では外せない名所です。
No.28 シンクヴェトリル国立公園(アイスランド)
シンクヴェトリル国立公園はアイスランド南西部、北アメリカプレートとユーラシアプレートが交わる場所にあり、「ギャウ」と呼ばれる大地の裂け目を見ることができるスポットです。「ゴールデンサークル」の一つに数えられるシンクヴェトリルは、930年に「アルシング」と呼ばれる世界で初めて民主会議を開催した場所であり、2004年には世界文化遺産に登録されました。
No.29 ヨークルサルロン氷河湖(アイスランド)
ヨークルサルロン氷河湖は、アイスランド南東部に位置する絶景スポットで、アイスランド最大の氷河であるヴァトナヨークトル氷河が溶けて作られた湖です。湖面には大小さまざまな氷山が浮かび、青や白、黒の模様を持つ氷塊が美しい自然のアートのようです。氷山が静かに湖面を漂う様子は、穏やかで神秘的な雰囲気を醸し出し、アイスランドの観光地の中でも特に印象的な場所の一つです。氷河湖では夏の期間限定でボートツアーが行われ、湖面に浮かぶ氷山の間を進みながら、より近くで氷河の美しさを体感できます。
No.30 ブルーラグーン(アイスランド)
アイスランド南西部にある地熱温泉リゾート「ブルーラグーン」。美しい青白い温泉と周囲の溶岩大地が生み出す神秘的な雰囲気は、アイスランド旅行のハイライトとして知られています。ブルーラグーンの温泉水は、地熱発電所の熱エネルギーを利用したもので、シリカやミネラルを豊富に含んでいます。この成分が水に反射して青白い色合いを作り出し、幻想的な風景を演出しています。温泉水は美肌効果があると言われ、シリカの泥パックを顔や体に塗ることでリラックスと美容効果を楽しめます。
「一生に一度は訪れたい!地球の絶景 夏の北欧おすすめ観光スポット30選」はいかがでしたでしょうか。おとぎの国のような美しい街並みやテーマパーク、地球の大地の力を感じるフィヨルドの数々。世界中の人々から愛される北欧の旅へぜひ出かけてみてください。
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