異国情緒たっぷり!フォトジェニックなイスタンブール&カッパドキア 〜世界遺産をめぐる!トルコおすすめスポット26選〜

更新日:2024年09月30日

イスタンブールのブルーモスク(イメージ)

イスタンブールのブルーモスク(イメージ)

トルコは歴史、建築、宗教、文化のすべてが凝縮された場所であり、その多面的な魅力は訪れる人々を圧倒します。数千年の歴史を持つ壮大な遺構の数々、往時に栄華を極めた帝国の面影が今も色濃く残り、その深い歴史的背景に触れることで、よりトルコの魅力を感じることでしょう。ここでは、世界遺産「イスタンブールの歴史地区」や「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石群」を中心に、現在も調査が進む「サガラッソス遺跡」など多くの歴史的建造物や景勝地をご紹介します。

トルコマップ

No.01 イスタンブール

イスタンブール(イメージ)

イスタンブール(イメージ)

イスタンブールは、かつてのローマ帝国・ビザンツ帝国・オスマン帝国の首都であり、数千年にわたる歴史があります。ボスポラス海峡によってヨーロッパ側とアジア側に分かれており、1985年に世界遺産に登録された「イスタンブールの歴史地区」は、ヨーロッパ側にある旧市街地です。アヤソフィア寺院を中心に、スルタンアフメト・ジャーミィ(ブルーモスク)やトプカプ宮殿、地下宮殿など、壮大な歴史的建造物などが多く点在し、イスタンブール観光のハイライトとなっています。また新市街にはヨーロッパの王宮のようなドルマバフチェ宮殿や、新市街のランドマークとなっているガラタ塔などの観光スポットが多くあります。グランドバザールでのショッピングやグルメなどイスタンブールならではの旅をお楽しみください。

No.02 ブルーモスク(スルタンアフメト・ジャーミィ)

ブルーモスク(イメージ)

ブルーモスク(イメージ)

世界遺産「ブルーモスク(スルタンアフメト・ジャーミィ)」は、イスタンブールを象徴する宗教的な建造物で、オスマン帝国のスルタン(王)、アフメット1世の命により17世紀初頭に建設されました。オスマン建築の最高傑作の一つとされ、6本の尖塔を持ち、内部を彩る青と白のイズニクタイルが印象的で、これが「ブルーモスク」と呼ばれる由来となっています。内部のドームやアーチは天井まで精巧な装飾と幾何学模様で飾られており、その優雅なデサインは訪れる人々を魅了します。 夜にはモスクがライトアップされ、その壮大な姿がより一層際立ちます。

トルコを代表する美しいモスク(イメージ)

スタッフおすすめポイント

ブルーモスクはトルコを代表する建築家、ミーマール・シナンの最高傑作ともいわれているだけあり、見ごたえは抜群です。優しい光が差し込みキラキラ輝くステンドグラス、繊細な模様が描かれたイズニックタイル、いつまでも見つめていたくなるような天井のドーム。中に立っているだけでも神聖さを感じられるモスクです。内部は長らく修復工事中でしたが、2023年に終了し、現在は全景をご覧いただけます。(※ミナレット[尖塔]の一部は修復工事中のため、足場が組まれていたり覆われていてご覧いただけません。工事の終了時期は未定です。2024年8月現在)

No.03 トプカプ宮殿

トプカプ宮殿のハレム(イメージ)

トプカプ宮殿のハレム(イメージ)

オスマン帝国の栄光を象徴する壮大な世界遺産「トプカプ宮殿」。ボスポラス海峡を見下ろす高台に位置しており、15世紀から19世紀まで、オスマン帝国のスルタンたちの居城であり、政治の中心地でした。約70万㎡という広大な敷地には、4つの庭園のほか、謁見の間、世界有数と言われる巨大ダイヤモンドを展示する宝物館などがあります。精緻な装飾と家具で飾られたハレム(後宮)やスルタンの私室もあり、随所で当時の贅沢な生活を垣間見ることができます。

No.04 アヤソフィア寺院

アヤソフィア寺院(イメージ)

アヤソフィア寺院(イメージ)

アヤソフィア寺院は、537年にビザンチン帝国の皇帝ユスティニアヌス1世によって正教会の大聖堂として建設されました。その後、1453年にオスマン帝国がコンスタンティノープルを征服した際にモスクに転換され、1935年から2020年までは博物館として機能し、2020年に再びモスクとしての役割を持つようになりました。内部は美しいモザイク画で飾られており、キリスト教の聖人や宗教的なシーンが描かれています。アヤソフィアは、東西の文化と宗教が交差する場所としての象徴であり、ビザンチン建築の傑作です。(※ミナレット[尖塔]の一部は修復工事中のため、足場が組まれていたり覆われていてご覧いただけません。工事の終了時期は未定です/2024年8月現在)

No.05 バシリカ・シスタン/イェレバタン地下貯水池(地下宮殿)

バシリカ・シスタン(イメージ)

バシリカ・シスタン(イメージ)

バシリカ・シスタン(イスタンブールの地下宮殿)は、イスタンブールにある歴史的な貯水施設で、6世紀にビザンチン帝国のユスティニアヌス帝の時代に建設されました。奥行き140メートル、幅70メートルに及ぶ広大な地下空間で、内部には、無数の大理石の円柱が並び、まるで異世界に迷い込んだかのような感覚を与えます。宮殿の奥には柱の台座として使用された2つの「メデューサの頭」の彫刻があります。地下空間ならではの幻想的な雰囲気から、映画の舞台や芸術展などにも利用されています。

No.06 グランドバザール

グランドバザール(イメージ)

グランドバザール(イメージ)

グランドバザール(カパルチャルシュ)は、15世紀にオスマン帝国のスルタン、メフメット2世により建設されました。約3万㎡の敷地にわたる広大な市場には、約60の通りと4000以上の店舗が軒を連ねています。この規模は圧倒的で、市場内にはジュエリー、絨毯、香辛料、陶器、ランプなど、さまざまな商品が並びます。グランドバザール周辺には、伝統的なカフェやレストランがあり、トルコの伝統的な飲み物であるチャイや、バクラワなどのスイーツを楽しんだりと、買い物の合間に一息つきながら、イスタンブールの食文化に触れることができます。

No.07 ドルマバフチェ宮殿

ドルマバフチェ宮殿(イメージ)

ドルマバフチェ宮殿(イメージ)

ドルマバフチェ宮殿はイスタンブールの新市街エリア、ボスポラス海峡沿いにあります。宮殿は19世紀にオスマン帝国31代皇帝アブデュルメジト1世によって建てられ、バロック様式とオスマン様式が融合した西洋建築の影響を強く受けています。外観は大理石で覆われており、宮殿内部はヨーロッパの王宮を思わせる豪華な調度品が並びます。宮殿内にある285室の部屋はすべて異なるテーマで装飾されており、芸術作品のような美しさを誇ります。特に圧巻なのが、儀式の間にある世界最大級のバカラ製のシャンデリアで、750個以上のキャンドルが灯され重さは4.5トンに及びます。

No.08 ボスポラス海峡クルーズ

ボスポラス海峡クルーズ(イメージ)

ボスポラス海峡クルーズ(イメージ)

ボスポラス海峡はヨーロッパとアジアの境界を成し黒海とマルマラ海を結ぶ海峡です。長さは約30キロあり、イスタンブールはその両岸に広がっています。クルーズの船上からは、イスタンブールの象徴的な建築物を眺めることができ、ドルマバフチェ宮殿やベイレルベイ宮殿、ルメリ・ヒサル要塞といったオスマン時代の建築物も間近に見ることができます。ボスポラス海峡クルーズは、イスタンブールの魅力を余すことなく楽しめる特別な体験として人気のアクティビティです。

スタッフおすすめポイント

ボスポラス海峡クルーズ(イメージ)

イスタンブールを海上から楽しめる海峡クルーズ。波浪状況にもよりますが、通常は大きく揺れを感じることはありません。幅が狭いボスポラス海峡だからこそ左右どちらを見ても岸が近くに見え、写真を撮る手が止まりません。橋の下を通る瞬間はまさに圧巻!体験するとまたイスタンブールに行きたくなる、イチオシのアクティビティです。

No.09 ベリーダンスショー

ベリーダンスショー(イメージ)

ベリーダンスショー(イメージ)

ベリーダンスは、トルコや中東の伝統的なダンスで、トルコの観光の一つとして人気があります。ダンサーは民俗音楽に合わせて、柔らかくしなやかな動きを見せ、特に腰や腹部の動きが特徴的です。これらの動きは、優雅さと力強さを兼ね備えており、観客を魅了します。ベリーダンスショーでは、鮮やかでエキゾチックな衣装も大きな魅力の一つです。ダンサーたちは、煌びやかなビーズや刺繍が施された衣装をまとい、その美しさが一層引き立ちます。トルコ旅行の思い出に、異国情緒あふれるベリーダンスショーをお楽しみください。

No.10 ブルサ

ブルサ・ウルモスク(イメージ)

ブルサ・ウルモスク(イメージ)

ブルサはトルコの北西部に位置し、標高約2543メートルのウル山の麓に広がる自然豊かな町です。14世紀に勢力を拡大したオスマン帝国の最初の首都であり、「ウル・ジャーミィ」や「イェシル・ジャーミィ」などの歴史的なモスクや墓廟が有名です。ブルサには「イスケンデル・ケバブ(ヨーグルトをかけて食べるケバブ)」と呼ばれる名物料理があります。ブルサの東、約10キロに位置するジュマルクズクにはオスマン町朝時代の歴史ある古民家が並び、ブルサとともに、「オスマン帝国発祥の地ブルサとジュマルクズク」として世界遺産に登録されました。

No.11 カッパドキア

カッパドキア(イメージ)

カッパドキア(イメージ)

カッパドキアは、アナトリア地方に位置するトルコ屈指の観光地です。数千年にわたる火山活動と風化によって形成された、奇岩やフェアリーチムニー(妖精の煙突)と呼ばれる独特な岩柱群が、地球上の他にはない幻想的な光景を作り出しています。カッパドキアには、古代の人々が敵からの避難所として建設した地下都市がいくつも存在します。特に有名なのは、デリンクユとカイマクルの地下都市で、これらは多層にわたる迷路のような構造を持ち、数万人もの人々が生活していたとされています。また、ギョレメ国立公園内には、初期キリスト教徒が築いた洞窟教会があり、美しいフレスコ画が今も残っています。1985年には「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石群」として世界遺産に登録されました。

洞窟ホテルの外観(一例)

スタッフおすすめポイント

カッパドキアならではのホテルといえば、洞窟をくりぬいて造られた洞窟ホテル!構造上、同じお部屋はなく、お部屋ごとに、広さや造りが異なります。雰囲気もあえて部屋毎に変えてあるので、唯一無二のお部屋にご宿泊いただけます。テラスからはカッパドキアの絶景をお楽しみ♪世界遺産エリアに宿泊できる貴重な体験です。

No.12 ギョレメ野外博物館

ギョレメ野外博物館(イメージ)

ギョレメ野外博物館(イメージ)

ギョレメとは「見てはいけない」を意味する言葉であり、ギョレメ野外博物館には、キリスト教がイスラム教の迫害から逃れるために作った岩窟教会が30以上残されています。これらの教会は、8世紀から12世紀にかけて建設され荒涼とした岩山からは想像もできないほど美しいフレスコ画が、壁や天井に描かれています。ギョレメ周辺には、地下に広がる住居や避難所が多数存在し、これらの地下空間は、当時の人々がどのように生活していたかが伺えます。

No.13 カッパドキア熱気球

カッパドキアの熱気球(イメージ)

カッパドキアの熱気球(イメージ)

見渡す限り、キノコ岩など様々な奇岩が並ぶカッパドキア。そんな異世界のような景観に、日の出とともに空に浮かぶ多数の熱気球は、カッパドキアの象徴的な光景となっています。奇岩群と色鮮やかな気球のコラボレーションはまさに幻想的。フォトジェニックな場所だと世界中から多くの観光客が訪れます。

熱気球を眺めながらいただく朝食(イメージ)

スタッフおすすめポイント

カッパドキアの気球は、朝日の中、あえて高度を上げず、奇岩すれすれを飛んでいくのが特徴です。カラフルで美しい気球と奇岩を見ながらの朝食タイムは他ではなかなか体験できない至極の体験です。日が昇る前の薄明りの中、ぼんやりと光りながらゆっくりと上がっていく気球はとても印象的です。日の出とともに刻一刻と変わっていく奇岩の様子もお見逃しなく!貴重な絶景体験をお楽しみください。(ツアーでは気球には乗りません。気球は天候等の理由により飛ばない場合があります)

No.14 パムッカレ

パムッカレ(イメージ)

パムッカレ(イメージ)

パムッカレはトルコの南西部に位置し、白く美しい石灰棚の景観が見事な世界遺産です。「綿の城」という意味を持つパムッカレは、斜面を流れる石灰質の温泉水が流れ落ちることで形成された100以上もの白い石灰棚があり、まるで雪に覆われたような美しさを持っています。石灰棚近くの丘の中腹には、古代都市「ヒエラポリスの遺跡」や、ローマ時代の遺跡が沈む「パムッカレ温泉」があります。パムッカレは真っ白い石灰棚が空の色を映す風景が非常にフォトジェニックで、夕暮れ時や朝の光の中で、その美しい光景をカメラに収めることができます。

No.15 ヒエラポリス遺跡

ヒエラポリス遺跡(イメージ)

ヒエラポリス遺跡(イメージ)

ヒエラポリス遺跡は、トルコのパムッカレに隣接する都市遺跡で、古代ローマ時代からビザンツ時代まで長く繁栄しました。ヒエラポリスには、ハドリアヌス帝により造られた劇場やネクロポリス、公共広場や温泉浴場など様々な遺構が良い保存状態のまま残っています。パムッカレの類まれな景観と、石灰棚近くの台地の上に広がるヒエラポリスが見せる遺構の美しさは圧巻で、「ヒエラポリスとパムッカレ」として、1988年に世界遺産に登録されています。

No.16 エフェソス

エフェソス(イメージ)

エフェソス(イメージ)

エフェソスはトルコの西南部に位置する古代都市で、保存状態の良いヘレニズム時代・ローマ帝国時代の都市遺跡を見ることができます。「エフェソス遺跡」の見どころの一つ「大劇場」は、ヘレニズム時代に建設され、その後ローマ時代に拡張し約2万5000人を収容できたと言われ、現在でもコンサートなどが行われています。巨大な石柱が目を引く「ケルスス図書館」や神殿跡など、エフェソスは古代の繁栄と文化を感じさせる貴重な遺跡で、2015年に世界遺産に登録されました。

ケルスス図書館(イメージ)

スタッフおすすめポイント

エフェソス遺跡のハイライトは、大劇場とケルスス図書館です。どちらも壮大で、なかなかカメラに全景が収まりません…!劇場の客席に座ってみた時、ケルスス図書館を見上げた時、クレティア通りに立った時、様々な場面で壮大な歴史を感じていただけます。(※大劇場は修復工事中のため、足場が組まれていたり覆われていてご覧いただけない場合があります。工事の終了時期は未定です/2024年8月現在)

No.17 トロイ遺跡

トロイの木馬(イメージ)

トロイの木馬(イメージ)

1998年に世界遺産に登録された「トロイ遺跡」はトルコ西部のチャナッカレ近郊に位置し、19世紀にドイツ人のハインリッヒ・シュリーマンによって発掘されました。トロイ遺跡は、ホメロスの叙事詩『イーリアス』に登場する「トロイ戦争」の舞台として有名です。特に「トロイの木馬」の伝説はギリシャ神話の中でも重要なエピソードとされています。トロイ遺跡は、紀元前3000年ごろの青銅器時代から、紀元前350~400年頃のローマ時代まで、全部で9層にわたる都市遺跡が確認されています。(※トロイの木馬は現在修復中のため、解体されておりご覧いただけません。工事の終了時期は未定です/2024年8月現在)

No.18 ペルガモン遺跡(ベルガマ)

ペルガモン遺跡(イメージ)

ペルガモン遺跡(イメージ)

ペルガモン遺跡(ベルガマ)は、トルコの北西部に位置する古代都市で、紀元前3世紀頃に建設されました。ペルガモンの中心部にある「アクロポリス」には、ヘレニズム文化の遺構が多く残り、王宮跡に造営された「トラヤヌス神殿」や、20万巻もの蔵書を誇った「ペルガモン図書館」、神話や宗教的な場面が壮麗な彫刻で描かれている「ゼウス大祭壇」などがあります。また、少し離れた丘には、古代の医療センターとして栄えた「アスクレピオン遺跡」があります。これらは2014年に「ペルガモンとその重層的な文化的景観」として世界遺産に登録されました。

No.19 イズミール

イズミール(イメージ)

イズミール(イメージ)

イズミール(イズミル)は、「エーゲ海の真珠」とも呼ばれる美しい港町で、歴史は紀元前3000年頃まで遡ります。古代の歴史的な遺跡も多く、紀元前178年に、哲学者としても知られるマルクス・アウレリウス・アントニウス帝に再建されたローマ遺跡「古代アゴラ」や、市街の眺望が楽しめる「カディフェカレ城塞跡」などがあります。また、イズミール近郊の「チェシメ」は、美しいビーチがあるリゾートタウンとして多くの観光客が訪れます。イズミールは古代からの歴史と現代の文化が融合した町であり、エーゲ海の観光拠点にもなっています。

No.20 コンヤ

コンヤのメヴラーナ博物館(イメージ)

コンヤのメヴラーナ博物館(イメージ)

コンヤはトルコ中央部に位置し、イスラム神秘主義の一派であるメヴレヴィー教団の発祥地として知られる町です。セルジューク時代に建てられた、繊細な彫刻やモザイクタイルが施されたモスクも多く残っています。町の中心部にある、緑色の塔が印象的な「メヴラーナ博物館」はメヴレヴィー教団の創始者の霊廟で、現在は博物館として公開されています。また、コンヤ近郊にある遺跡「チャタルホユック」は新石器時代の集落跡で、2012年に世界遺産に登録されています。

No.21 サガラッソス遺跡

サガラッソス遺跡(イメージ)

サガラッソス遺跡(イメージ)

サガラッソス遺跡は、エイルディル湖・ベイシェヒル湖・ブルドゥル湖などの湖が点在する湖水地方にある古代都市遺跡です。標高1500メートルにあり、遺跡も良好な保存状態が保たれています。古代ローマ時代に建設された大劇場は、座席や舞台の一部が今も残り、寺院や図書館などの遺構も点在します。また、巨大なニンファエウム(泉水堂)があり、修復を経て当時のように水が噴き出します。サガラッソスは、現在も発掘作業など考古学的な調査が進んでいる場所で、遺跡の新たな発見や研究成果が続々と報告されています。

No.22 アンカラ

アンカラのアタテュルク廟(イメージ)

アンカラのアタテュルク廟(イメージ)

アンカラはトルコの首都であり、ローマ帝国やオスマン帝国の時代から続く遺跡が多く残っています。7世紀頃にビザンツ帝国が築いた「アンカラ城」の城塞からはアンカラの美しい街並みが一望できます。「アタテュルク廟」は、トルコ共和国の創設者であるムスタファ・ケマル・アタテュルクの墓がある壮大なモニュメントです。中には博物館が併設されており、彼の肖像画や愛用品なども展示されています。アンカラには博物館や文化施設も多く、ヒッタイト帝国に関する遺物を多く展示する「アナトリア文明博物館」など見どころは尽きません。

No.23 ハットゥシャシュ遺跡

ハットゥシャシュ遺跡(イメージ)

ハットゥシャシュ遺跡(イメージ)

ハットゥシャシュ遺跡は、トルコ中央部のボアズカレにあり、紀元前17〜16世紀頃にかけて繁栄したヒッタイト帝国の首都でした。全長約6キロメートルにわたる巨大な城壁には、いくつかの門が設置され、特に「ライオン門」「スフィンクス門」「王の門」といった装飾が施された門は、古代の彫刻技術を今に伝えています。また、「ヤズルカヤ神殿」は岩場に彫られた露天神殿で、ヒッタイトの神々の儀式が描かれたレリーフが見事です。ハットゥシャシュはヒッタイト帝国の高度な建築技術と都市計画を示す遺跡が残されていることが評価され、1986年に世界遺産に登録されました。

No.24 サフランボル

サフランボル(イメージ)

サフランボル(イメージ)

サフランボルはトルコ北部に位置する町で、シルクロードの宿場町でもありました。オスマン帝国時代の伝統的な木造家屋や17〜19世紀頃に建てられた歴史的建造物が多く残されています。白壁に赤い屋根、木製の格子窓が特徴で、町全体が世界遺産に登録されています。サフランボルには邸宅の内部を公開している民家があります。「カイマカムラル・エヴィ」はオスマン帝国時代の19世紀はじめに建てられた古民家で、当時の暮らしを知ることができます。また、昔ながらのバザールは、刺繍された手芸品や伝統的な工芸品などを買うことができると人気のスポットです。

No.25 アンタルヤ

アンタルヤ(イメージ)

アンタルヤ(イメージ)

アンタルヤは地中海沿岸に位置するトルコ屈指のビーチリゾート地です。透明度の高いコバルトブルーの海と白い砂浜が広がる美しいビーチには世界中からリゾート客が訪れます。カレイチと呼ばれる旧市街には、石畳の狭い道や古い建物が並び、歴史的な雰囲気が漂っています。ローマ時代に建造された「ハドリアヌス門」や、高さ約38メートルの美しい尖塔「イヴリ・ミナーレ」などもこのエリアにあります。アンタルヤは一年を通して温暖な気候が特徴で、周辺には古代遺跡や美しい自然景観も多く、一年を通して人気のスポットです。

No.26 ネムルート山

ネムルート山(イメージ)

ネムルート山(イメージ)

トルコの東部・南東部にも多くの遺跡が眠っています。観光の目玉といえば世界遺産ネムルート山です。約2000年前に存在したコンマゲネ王国の王・アンティオコス1世の墓と言われています。標高約2134メートルのその頂は台座を転げ落ちた石像の頭部が並び、その後ろには積みあがった小石で作られたピラミッドがたたずみ、不思議な光景をつくりあげています。日の出に照らされ刻々とその表情を変えていく石像群は非常に神秘的で一瞬たりとも見逃せません。


「異国情緒たっぷり!フォトジェニックなイスタンブール&カッパドキア〜世界遺産をめぐる!トルコおすすめスポット26選〜」はいかがでしたでしょうか。定番の世界遺産から、今注目を集めているスポットまで、数千年の長い時間を経てもなお、人々を魅了し続ける壮大な遺跡の数々から目が離せません。


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