一生に一度は見ておきたい!世界の絶景20選

更新日:2024年06月28日

アンテロープキャニオン(イメージ)

アンテロープキャニオン(イメージ)

こんな方におすすめ!
はじめての長期休暇や人生の節目に、旅行でリフレッシュしたい方。
「海外旅行で絶景を見たい!」とは思うものの、「どこへ行ったらいいの?」「どう決めたらいいのか…」。
海外まで行くからには、感動体験をしたいですよね。
今回は「世界の絶景観光地」をテーマに、世界遺産・綺麗な絶景・幻想的な絶景・ダイナミックな絶景・秘境の絶景といった視点でお届け。
旅行計画の最初の一歩、参考になったら幸いです。

知的好奇心が満たされる|世界遺産の絶景

世界には、同じ人類が築き上げたとは思えない、想像を超える壮大さの遺跡が残ります。その中でも絶景を楽しめるスポットをご紹介。神秘の場所で、時空を超えた感動があなたを待っています。

No.01 タージマハル(インド)

白亜の霊廟・タージマハル(イメージ)

タージマハル(イメージ)

タージマハルは、インドのアグラにある白い大理石づくりの霊廟です。17世紀の皇帝シャー・ジャハーンによって建設され、「世界で最も美しい霊廟」と称されます。権勢を誇っていたムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンは、14番目の子を出産後に亡くなった妻・ムムターズ・マハルのために22年の歳月を掛けて造営しました。
その美しいドームと四隅のミナレットは、愛と永遠のシンボルとして知られています。壁に刻まれた浮彫や透かし彫刻、象嵌細工によるアラベスクなどのレリーフはその歳月を物語り、はめ込まれた宝石や鉱石からは想いの強さを感じます。
また、タージマハルの特徴は、水を配したペルシア風の庭園が左右対称に緻密に建設されているところ。
静かなヤムナ川のほとりに佇むこの宮殿は、1983年には世界文化遺産に認定。世界中の旅行者を引き寄せ、その壮大な美しさで圧倒させています。

タージマハルは時間によって美しく変化します。朝日や夕陽が照らす瞬間、白い大理石や外壁にはめ込まれた宝石が豪華に、幻想的に輝き、その景色は心に深い感動を残すでしょう。

朝のタージマハル(イメージ)

朝のタージマハル(イメージ)

タージマハルの楽しみ方
イスラム教がもっとも理想とした幾何学的な対称性や形式美。シンメトリーにこだわり、愛に包まれた場所で写真を撮りましょう。(※内部は撮影禁止)また、周辺には色鮮やかな庭園や伝統的な市場もあり、地元の文化に触れながら旅を楽しむことができます。

No.02 アンコールワット(カンボジア)

世界遺産・アンコールワット(イメージ)

世界遺産・アンコールワット(イメージ)

アンコールは「王都」、ワットは「寺院」の意味を持つ、東南アジア最大の寺院群です。その壮麗な建築や歴史的価値の高さから1992年に世界遺産に登録され、国旗の中央にもシンボルとして描かれています。
遺跡群の総面積約200ha(東京ドーム40個分)、中央祠堂の高さは約65mという圧倒的なスケール。12世紀前半、アンコール王朝を象徴するヒンドゥー教寺院としてスールヤヴァルマン2世が建てたのに始まり、15世紀王朝では放棄され荒廃しますが、16世紀には仏教寺院に改修され聖地として存続。以降、内戦による破壊に遭いながらも、戦後修復が行われるなどして各国協力のもと保護され現在に至ります。
そのような歴史のため、遺跡はヒンドゥーを象徴するものと仏教を象徴するもの両方が存在し、見どころとなっています。必見なのは、約50mに渡り彫られたヒンドゥー教の創世神話「乳海攪拌(にゅうかいかくはん)」。ヒンドゥー教の世界の中で、天地創造がどのように行われたのか、日蝕や月蝕はなぜ生まれたのかなどがわかる物語です。

その時の王が何に傾倒するかで宗教も、遺跡も、規模も変わる。その変遷を確かめに訪れるのも旅の目的としては十分。歴史好きにはおすすめの世界遺産です。

明け方のアンコールワット(イメージ)

明け方のアンコールワット(イメージ)

アンコールワットの楽しみ方
神秘的できれいな写真が撮れるとあって、アンコールワットでは朝日鑑賞が人気です。昇る日を背に浮かび上がるシルエットのアンコールワットは絶景です。
また、アンコールワットと並んで2大遺跡群と称えられるアンコールトムまで足をのばすのもおすすめ。その違いを比較して見ることで、より興味深い旅になることでしょう。

No.03 カッパドキア(トルコ)

カッパドキア(イメージ)

カッパドキア(イメージ)

カッパドキアは、トルコの中央部に南北約50kmにわたり広がる、奇岩群の風景。不思議な形をした岩の塔や地下都市が特徴です。数億年前に発生した火山の大噴火によって形成したと考えられています。
流れ出した溶岩が湖に沈み、噴火が起きる度に姿を変える。またその岩々が雨に打たれ、川に浸食され続けて、このようなまるでキノコや煙突のように見える変わった形になりました。
特に、「三姉妹の岩」「妖精の煙突」「らくだ岩」は絵になります。

興味深いのはその形だけでなく、歴史。古く、紀元前1200年前のヒッタイト帝国に時代には都市が成立していたようです。さらに、ローマ帝国の時代からセルジューク・トルコが支配するまで、迫害されていたキリスト教徒が潜伏して地下都市を形成していました。この地下都市が発見されたのは、わりと最近の1963年。今では、岩をくり抜いて部屋を造った「洞窟ホテル」も作られて、人気を呼んでいます。

朝のバルーンツアー(イメージ)

朝のバルーンツアー(イメージ)

カッパドキアの楽しみ方
空中散歩を楽しむバルーンツアーは、カラフルな気球、美しい岩の尖塔や緑の谷を一望できる絶好の機会です。朝日を浴びながらカッパドキアの大地の上を飛ぶ、一生心に残る体験。また、歴史的な岩の教会や洞窟住居も見学するだけでなく、泊まって見る価値があります。

No.04 メテオラ(ギリシャ)

メテオラの修道院(イメージ)

メテオラの修道院(イメージ)

ギリシャのテッサリア地方ピンドス山脈の麓に、30m~400mの高さの奇岩の塔が60以上点在している地区があります。奇岩は海底に約6000万年前から体積した砂岩が地殻変動により隆起し、浸食されて形成されたものです。頂上に修道院が建設されたものが6つあり、一帯の自然、奇岩、修道院その総称がメテオラとして1988年に世界遺産登録されました。
9世紀には、ギリシャ正教徒の修道士たちが、ひとり俗世を離れて瞑想や修行するために洞窟へ入り、やがて共同体として活動するようになったため、14世紀になり修道院が建てられました。現在は6つの修道院が活動しており、見学ができます。
修道院の内部にはフレスコ画などの美術品があり、古代の神秘的な雰囲気を感じさせます。修道院や岩の洞窟から眼下に広がるパノラマは、まさに絶景。まるで空中に浮かんでいるかのような不思議な感覚に陥ります。
メテオラは歴史や宗教の遺産だけでなく、雄大な自然景観を一望できる絶景写真を求める人にとっても楽園です。

メテオラの全景(イメージ)

メテオラの全景(イメージ)

メテオラの楽しみ方
日の出や日没時に訪れれば、空がオレンジやピンクに染まり、岩の上の修道院が神秘的なシルエットを作り出します。静寂に包まれたこの場所で、穏やかな時間を過ごせることでしょう。俗世から隔絶する目的で作られた場所からの眺めは人生で一度は見てみたい景色です。

No.05 ギザのピラミッド(エジプト)

ギザのピラミッド(イメージ)

ギザのピラミッド(イメージ)

ギザのピラミッドは、エジプトの首都カイロから車で1時間ほどのところにある古代の建造物で、世界遺産に登録されている三大ピラミッドの一つです。紀元前2500年頃・第4王朝の王、クフの墓とされ、クフ王のピラミッドとしても有名です。ほかのカフラー王、メンカウラー王のピラミッドをあわせた三つの中で最も大きく、40階建ての高さに匹敵します。
重さがひとつ2.5トンはある石をどうやって積み上げたのかなど、建築方法は謎に包まれているのですが、驚くべきはその精巧さ。間近に見ると、その奇跡のような遺跡に感嘆します。クフ王のピラミッドは内部見学もできるので、古代のロマンを直接現代で目の当たりにできます。

ピラミッドの周辺に広がる砂漠の美しさも見逃せません。夕暮れ時になると、ピラミッドがオレンジに染まり、その雄大なシルエットが一段と印象的に浮かび上がります。また、地元のガイドが語る古代の神話や歴史も、本物を目の前に聞くと全く違う体験となるでしょう。

クフ王のピラミッド(イメージ)

クフ王のピラミッド(イメージ)

ギザのピラミッドの楽しみ方
ラクダや馬に乗ってのんびり周辺散策に憧れませんか。夜は、クフ王、カフラー王、メンカフラー王の3つのピラミッドをライトアップする「音と光のショー」も行われます。

人生で一度は見たい!|綺麗&美しい絶景

とにかく、心が洗われるような美しい景色が見たい!感嘆と癒しの美を求めて、世界の楽園へ。風景が語る感動を胸に。美の旅が人生の彩りとなるはずです。

No.01 ノイシュバンシュタイン城(ドイツ)

ノイシュバンシュタイン城(イメージ)

ノイシュバンシュタイン城(イメージ)

ノイシュバンシュタイン城は、ドイツの美しい山々に抱かれた白亜の城です。19世紀にドイツ・バイエルン王ルートヴィヒ2世によって建設され、その緻密なデザインと優雅な塔が特徴です。ディズニーランドのシンデレラ城のモデルのひとつになったことでも有名で、訪れると、まるで童話の中に入り込んだような感覚に包まれます。
ルートヴィヒ2世は幼い頃から絵画や音楽、中世ヨーロッパの物語を好み、争いや政治の世界からは次第に逃避するようになりました。自身の憧れる中世の世界を再現するために作ったのが豪華絢爛な城。ルートヴィヒ2世の不慮の死により城は未完成のまま一般公開となりました。
重さ900キロのシャンデリアが下がる金色の「王座の間」やルートヴィヒ2世が愛したオペラがふんだんに反映された「歌人の間」などが内部の見どころです。

しかし、この城だけが目的ではありません。風光明媚な周囲の風景は、心を打つほど美しく、城からの眺めも絶景そのもの。四季折々で訪れる人々を魅了します。特に秋の紅葉は素晴らしく、一見の価値があります。

雪景色のノイシュバンシュタイン城(イメージ)

雪景色のノイシュバンシュタイン城(イメージ)

ノイシュバンシュタイン城の楽しみ方
ノイシュバンシュタイン城は、ロマンチック街道の最終地点であるフュッセンにあります。ロマンチック街道はドイツのヴュルツブルクからフュッセンまでの400kmの街道のことをいいます。世界遺産のヴィース教会や他のお城など、周辺観光が楽しめます。

No.02 サントリーニ島(ギリシャ)

サントリーニ島(イメージ)

サントリーニ島(イメージ)

サントリーニ島はギリシャのエーゲ海に浮かぶ2500もの島々のひとつ。島の建物の白さが青い海にとても映えて美しいことで人気抜群のリゾートアイランドです。太陽に輝く白い建物が絶壁に連なり、まさに映画の中のような絵になる街並み。
ワインなど地中海の美食も楽しめるほか、”エーゲ海のポンペイ”とも称される「アクロティリ遺跡」など歴史的な見どころもあります。
サントリーニ島の美しさは青と白の対比だけではありません。夕景も素晴らしく、特にイアの街からの夕景は息を呑むほどの美しさです。太陽が沈む瞬間のサンセットは絶品で、ロマンティックな雰囲気が漂います。さらに夜は、月光に照らされるエーゲ海は神秘的ですし、白亜の家々にあかりが灯る光景はまるでおとぎ話のような世界です。

夕暮れどきのサントリーニ島(イメージ)

夕暮れどきのサントリーニ島(イメージ)

サントリーニ島の楽しみ方
海岸沿いの散歩や古代遺跡めぐり、地元の人との触れ合いや、ワイナリーでのワイン試飲。美しいビーチでのリラックス、穏やかな海でのカヤックなど、アクティビティも充実しています。たくさんの楽しみ方があるからこその人気の島です。

No.03 死海(イスラエル)

死海(イメージ)

死海(イメージ)

死海は、ヨルダン川の流入先で、南北60km、東西17kmの細長い湖。海抜423mという世界最低地点に位置する塩分濃度が極めて高い塩湖です。通常の海水の濃度が約3%であるのに対し、死海は30%以上の濃度があります。湖であるのに「死海」と呼ぶのは、そのあまりの塩分濃度の高さから生物が存在しないため。広大な湖面と周囲の山々が織りなす美しい景観も魅力です。また、夕日が水面に映り、神秘的な雰囲気に包まれる瞬間も格別です。
死海といえば「浮遊体験」。浮力を感じながら水に浸かり、プカプカ浮かぶ感覚は他では味わえないもの。また、浮遊体験と同じくらい死海を訪れる人の目的となっているのが「療養体験」。死海はミネラルを多く含むことから、湖岸の泥を体に塗ったり、塩浴したりと、自然のスパで心身をリフレッシュもできます。

死海への旅は、自然と調和する、癒しの体験が満載。美しい風景の中で心身のリセットと贅沢なひとときを楽しめます。

浮遊体験(イメージ)

浮遊体験(イメージ)

死海の楽しみ方
塩浴や泥パックといった自然のスパで心身をリフレッシュしたり、プカプカ浮遊体験!
湖に浮かびながら、何も考えないで空を眺めたり、読書したり。
ここでしかできない貴重な体験です。

No.04 ハロン湾(ベトナム)

ハロン湾(イメージ)

ハロン湾(イメージ)

ハロン湾は、ベトナム北部ハノイから、車で4時間ほどのところにあり、大小3000もの奇岩や島々がそそり立つ絶景の湾です。日本人に人気の観光スポットで、「海の桂林」とも呼ばれています。
ハロン湾の魅力は天候によって違った風情を味わえるところ。晴れた日はエメラルドグリーンの海が輝き、霧の日は岩々の深緑がより濃く水墨画のように。いずれも息をのむような風景です。
また、夕暮れ時はひときわ美しく、夜は星が輝くなか、静寂に包まれた島々がロマンチックな雰囲気を演出します。この神秘的な空間での一夜は、忘れられない思い出となることでしょう。

ハロンとは「龍が降りた場所」という意味。ハロン湾にはいくつかの言い伝えがあります。外敵の侵攻に悩む村人たちがある日祈りを捧げていると龍が降り立ち、敵を撃退。その際に口から出した珠玉が岩々となったという、ベトナムらしいドラゴン伝説や、「海賊の隠れ家として利用された」、「モンゴル軍の侵攻の際には要塞として利用されていた」といった史実まで。ハロン湾が刻んできた悠久のときを感じます。

スンソット洞窟(イメージ)

スンソット洞窟(イメージ)

ハロン湾の楽しみ方
伝統的なボートツアーで島々をめぐりながら水上で生活する人たちと触れ合ったり、「スンソット洞窟」という美しい鍾乳洞の訪問がおすすめです。

No.05 ボラボラ島(フランス領・ポリネシア)

ボラボラ島(イメージ)

ボラボラ島(イメージ)

ボラボラ島は南太平洋に浮かぶフランス領・タヒチにある島。「太平洋の真珠」と称されるほど、タヒチで一番といわれる美しいラグーン。ラグーンとは、波のない天然プールのようになっている海のことで、ボラボラ島はこのラグーンが抜群なのです。
透明度の高いブルーの海と、そびえ立つオートゥマヌ山が特徴です。美しいサンゴ礁が広がり、多彩な海洋生物が訪れる人々を魅了します。伝統的な水上バンガローでは贅沢な滞在が楽しめ、リゾート内では上質なサービスが提供されています。至福の時間が過ごせるとして、ハネムーンや家族旅行で近年人気の高い観光地です。

透明な海でシュノーケリング(イメージ)

透明な海でシュノーケリング(イメージ)

ボラボラ島の楽しみ方
シュノーケリングやダイビングで豊かな海の生態系を満喫できるだけでなく、カヌーや水上バンジーなどアクティビティも充実。夕暮れ時には、オートゥマヌ山が夕陽に染まる光景は圧巻で、心に残る思い出となることでしょう。

一生の思い出になる!|幻想的な絶景

普段の喧騒から離れて、言葉にならないほどの非日常に浸る。それこそが幻想の旅の醍醐味。夢見る心の翼を広げて、いざ、念願の舞台へ。人生を奇跡の冒険へと誘います。

No.01 ウユニ塩湖(ボリビア)

ウユニ塩湖(イメージ)

ウユニ塩湖(イメージ)

ウユニ塩湖は南米ボリビアの南西部に位置する、東西250km、南北100kmの世界最大の塩湖です。もともとは海だった場所がプレートとプレートのぶつかり合いにより持ち上がり、長時間を掛けて干しあがってできたもの。標高は3700mで富士山クラスの高所ですが、塩湖全体の高低差はわずか50cmの「世界で最も平らな場所」。そのため、12~2月の雨季には、降雨が流れることなく大地に薄く溜まり、湖面がまるで鏡のようになります。6月から10月の乾季には一面が塩の結晶で雪原のように白く輝きます。どちらも自然の奇跡であり、その広大な景色はまさに一生に一度は目にしておきたい絶景です。

塩の結晶で格子状になった地表がきらめく乾季のウユニ塩湖は、まるで別世界のよう。雨季は湖面が空と地をひとつに繋げ、まるで天空を歩いているかのような幻想的な体験ができます。特に晴れた日は水面に空や雲が映り込み、まるで合わせ鏡のようになることから「天空の鏡」ともいわれます。

ウユニ塩湖は朝・昼・夜、いつでも絶景。特に夜空を見上げると天の川に南十字星が架かり、まるで宇宙の中にいるような感覚になります。朝・昼・夜、そして360度、幻想的な風景を楽しめる、まさに絶景と呼ぶのに最もふさわしい場所です。

塩の大地(イメージ)

塩の大地(イメージ)

ウユニ塩湖の楽しみ方
あたり一面真っ白で平らな乾季の塩湖は遠近感を失う広さ。目の錯覚を利用して「トリック写真」を撮影できます。また、雨季には水面の映り込みを利用した「合わせ鏡」の撮影もウユニ塩湖ならでは。

No.02 モン・サン・ミッシェル(フランス)

モン・サン・ミッシェル(イメージ)

モン・サン・ミッシェル(イメージ)

モン・サン・ミッシェルはフランスの北部、ノルマンディー地方の風光明媚な小島に建つ修道院です。カトリック巡礼地のひとつで、8世紀に司教オベールの夢に現れた大天使・ミカエルのお告げにより建立されたのが起源とされています。
14世紀に始まったフランスとイギリスの百年戦争では、要塞として修道院や教会が使われました。また18世紀のフランス革命時には、監獄として使われたこともある、多くの歴史を持つ島です。
小島は海岸から約1kmのところにあり、干潮時に陸地と繋がり、満潮時には孤立します。
狭い石畳の通りや、迷路のような建物が続く街並みには、中世の雰囲気が漂い、訪れる者を魅了します。モン・サン・ミッシェルは随所に歴史を感じるだけでなく、絶景ももちろん楽しめます。干潮時には静寂な海と共に、島全体が美しいランドスケープへ変わります。修道院がライトアップされ、夕日が島を染め上げる瞬間は、感動するほどの幻想的な雰囲気に。夜間には満天の星空が広がり、経験したことがない神秘的な絶景が訪れます。

舗装された路地を歩きながら、歴史的な建造物や小さな店舗を巡り、マジックアワーに時間を忘れる。モン・サン・ミッシェルへの訪問は、歴史と美しさの融合に触れ、散策を楽しみ、幻想のような世界に包まれる、心に残る旅を求める旅行者にとって理想的な場所です。

夕暮れ時のモン・サン・ミッシェル(イメージ)

夕方は幻想的な美しさ(イメージ)

モン・サン・ミッシェルの楽しみ方
モン・サン・ミッシェルの建つ小島は周囲わずか600m。島内は修道院のほかにショップもあり、見どころ満載なので散策にぴったり。レストランもあり、「オムレツ」が名物です。ぜひ一度ご賞味を!

No.03 アンテロープキャニオン(アメリカ)

アンテロープキャニオン(イメージ)

アンテロープキャニオン(イメージ)

アンテロープキャニオンは、アメリカの南西部アリゾナ州にある砂岩に囲まれた渓谷です。雨がもたらす鉄砲水と風の力が何百万年もの歳月を経て創り出しました。
その色鮮やかな岩層はまさに絶景と呼ぶに相応しいものです。
ナバホ族の居住区域内にあるため、観光地として開放されたのは1990年代に入ってから。それまでは許可がないと入れない特別な場所でした。
見どころはその地層がいくつも重なってできた渦巻状の岩壁の美しさと、洞窟の中に差し込む陽光が岩の隙間を照らす、幻想的な光景。

アンテロープキャニオンへの旅は、まるで自然のアートギャラリーを巡るようなもの。岩の奥深くに広がる色とりどりの世界は、訪れる者に感動と驚きをもたらします。日の当たる時間帯によってキャニオンの表情も変わり、その美しさに一度足を運んだら忘れられない体験が待っています。

光線が美しいアンテロープキャニオン(イメージ)

光線(イメージ)

アンテロープキャニオンの楽しみ方
幻想的な美しさのアンテロープキャニオンは、間近で見て楽しみ、写真にして楽しむのがおすすめ。現地ではフォトツアーも組まれているほど(カメラマンのためのツアー)。一般の観光でも、できるだけその美しさを忠実にカメラに収めて帰りたいものです。

No.04 イエローナイフのオーロラ(カナダ)

イエローナイフのオーロラ(イメージ)

イエローナイフのオーロラ(イメージ)

人生で一度は見たい絶景と言って思い浮かべるのが「オーロラ」ではないでしょうか。カナダの北部に位置するイエローナイフは、特にオーロラ観測率が高いことで有名です。オーロラが多く発生する「オーロラベルト」の真下にあるためであり、3日間滞在すれば95%の確率で観賞できます。
無数の星がまたたくプラネタリウムのような夜空に、やがて現れる神秘的なオーロラは、まるで魔法の絨毯が広がるかのよう。氷の結晶がキラキラと輝く静寂な雪原で奇跡のようなオーロラを眺めることはまさに異次元の感動。暖かいドリンクを手に、夜空のショーに心を奪われることでしょう。

神秘的なオーロラの鑑賞はもちろんのこと、夏は周辺のハイキング、冬は犬ぞりなどのアクティビティも楽しめます。

イエローナイフのティーピー(イメージ)

イエローナイフのティーピー(イメージ)

イエローナイフのオーロラの楽しみ方
オーロラ観賞用の施設「オーロラビレッジ」の利用がおすすめ。三角のかわいい形をしたカナダ先住民族の住居「ティーピー」で温かくしてご当地グルメを楽しんだり、ドリームキャッチャー作り体験などをして、退屈することなくオーロラの出現を待ちます。

ダイナミックな絶景

荒涼とした大自然の躍動感、壮大な山々の雄大さ。地球の鼓動を感じ、エネルギーチャージする。夢への一歩を踏み出す勇気をくれる、そんな偉大な力に包まれる特別な体験が待つ旅へ!

No.01 エアーズロック(オーストラリア)

エアーズロック(イメージ)

エアーズロック(イメージ)

エアーズロックは、オーストラリアの中央部に位置する巨大な砂岩の一枚岩で、オーストラリアの先住民族アボリジニの聖地「ウルル」として知られています。見渡す限りの広大な草原に、周囲9.4km、高さ348mにそびえ立ち、”地球のへそ”といわれるこの岩は、実は見えているのは全体のわずか5%だそう。地面の下にはあとの95%の岩が埋まっている。氷山の一角ならぬ、岩山の一角だというのですから、想像するのも難しいスケールです。
この一風変わった岩山は、アボリジニの人に神聖な存在として尊重されています。2019年にはその要求が認められエアーズロックへの登頂はできなくなりました。アボリジニの人たちにいわせるとその姿は登って知るものではなく、耳を近づけて聞くものだそう。

遮るものなく直接太陽の光を浴びるエアーズロックは1日の中で刻々と表情を変えます。夕焼けに染まる岩山はまるで炎に包まれるかのようで、神々しいまでの神秘的な雰囲気が漂います。

夕焼けに染まるエアーズロック(イメージ)

夕焼けに染まるエアーズロック(イメージ)

エアーズロックの楽しみ方
アボリジニのガイドが伝統的なストーリーを語るツアーもあり、絶景だけでなく、文化的な豊かさも感じることができます。

No.02 イグアスの滝(ブラジル・アルゼンチン)

イグアスの滝・アルゼンチン側(イメージ)

イグアスの滝・アルゼンチン側(イメージ)

イグアスの滝は、アルゼンチンとブラジルの国境の、緑豊かなジャングルに囲まれたエリアにあります。全長約4km、高さ80メートルに及ぶ断崖に大小300ほどの滝がある壮大な滝です。滝までの散策路には多様な植物や鳥類が生息し、大自然が感じられます。樹の上の鮮やかな鳥、道で会うハナグマ、川の中のナマズなど。1984年に世界遺産(自然遺産)に登録されています。

一歩足を踏み入れると、水しぶきが心地よく舞い、豊かな植物の芳香が漂います。滝の音が耳に広がり、大自然の息吹を感じることができます。特に、「悪魔の喉笛」といわれる滝はゴゴゴーッという轟音で、近くの展望台からはその迫力に息を飲むことでしょう。

イグアスの滝・ブラジル側(イメージ)

イグアスの滝・ブラジル側(イメージ)

イグアスの滝の楽しみ方
「悪魔の喉笛」のあるアルゼンチン側は、滝の迫力を体感するのに良く、ブラジル側からはカーテンのように広がる滝などパノラマを眺めるのに良いです。また、スリルを味わいたい人には、滝つぼに突っ込むスピードボートなどのアクティビティもおすすめです。

No.03 イエローストーン国立公園(アメリカ)

イエローストーン国立公園のグランドプリズマティック・スプリング(イメージ)

グランドプリズマティック・スプリング(イメージ)

イエローストーン国立公園は、アイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州の3州にまたがる広大な国立公園で、アメリカの自然の宝庫。園内は湖や渓谷、牧草地、滝など多種多様な自然が9000㎢近くを占めますが、特に有名なのは、温泉と間欠泉です。世界の半分にあたる温泉、世界の約3分の2にあたる間欠泉があり、地球のダイナミックなエネルギーを体感できます。
公園内には、色とりどりの温泉プールが広がり、その美しさは言葉では表現しきれないほど。中でも、巨大温泉「グランドプリズマティック・スプリング」はまさに絶景の中の絶景です。直径は113mもあり、場所による水温の違いで七色に輝きます。80分に1度約4万リットルもの温水を噴き上げる、大迫力の間欠泉「オールド・フェイスフル」も見どころです。

イエローストーン国立公園は、「全ての人類の霊域」と言われるほどの素晴らしさから、「人の手を加えない」という法律も定められているほど。しかし、観光ルートは整備されています。

イエローストーン国立公園の間欠泉(イメージ)

間欠泉(イメージ)

イエローストーン国立公園の楽しみ方
イエローストーンへの旅は単なる観光だけでなく、自然との共生を感じる貴重な体験でもあります。独自の生態系が広がり、バッファローやエルク、グリズリーベアなど多彩な野生動物たちが生息しています。絶景も、野生動物の観察も楽しめます。

一生に一度は行ってみたい!|未知なる秘境絶景

人生観が変わる、未知との遭遇。もっとも価値ある旅は、謎とロマンに包まれた秘境の旅。ツアーも、ひとりでも参加できる旅もあります。諦めないで、行きたい所に行ってみましょう!

No.01 マチュピチュ(ペルー)

マチュピチュ(イメージ)

マチュピチュ(イメージ)

マチュピチュは、ペルーの都市クスコから、さらに鉄道で3時間ほど行った山奥にある古代インカ文明の遺跡です。標高2450mの地にあり、周囲を美しいアンデス山脈に囲まれています。山の麓からはその姿が見えないことから、「天空の都市」と呼ばれています。石組みの建築物と緑豊かな自然が融合し、まるで異世界への扉が開かれたかのような場所です。

マチュピチュは、20世紀の初頭に発見されるまで、人の目に触れることがなかった「インカの失われた都市」と称された遺跡。2007年には新・世界七不思議のひとつにも選ばれています。インカ帝国は文字をもたなかったため、なぜこのような高地に、何の目的で作られたのか、詳しいことはわかっておらず、謎に包まれた遺跡です。
石畳の小道を歩くと、遺跡の隅々に広がる謎めいたエネルギーを体感できます。また、朝日では美しく、夕暮れでは雲に包まれる遺跡は神秘的な絶景です。

マチュピチュの石の壁(イメージ)

精巧な石の壁(イメージ)

マチュピチュの楽しみ方
マチュピチュからは、古代インカの高度な技術がわかります。建造物は「剃刀の刃も通さない」と例えられるほど精巧であり、利水システムも存在。生活の工夫が垣間見え、非常に興味深いことこの上なし。石壁も美しく、どれだけ見ても見飽きることがないとか。
そして、ここに居た人たちは、どこへ行ってしまったのか。謎のひとつひとつを、じっくりとガイド付きで探索するのが最大の楽しみ方です!
麓の村にはお土産店があり、カラフルな布で作られた雑貨やアルパカ製品(手袋やストール)、リャマのぬいぐるみなどマチュピチュ村ならではのお土産やお買い物も楽しめます。

No.02 イースター島(チリ)

イースター島アフ・トンガリキ(イメージ)

アフ・トンガリキ(イメージ)

イースター島は太平洋に浮かぶチリの島で、本土からは約3800kmと離れたポリネシアの火山島です。島では「ラパ・ヌイ(広い大地)」と呼ばれ、13世紀から16世紀にかけて造られたと思われる、モアイ像で知られています。モアイ像は巨大かつ独特な顔で、文明の謎に思索を巡らせます。その数なんと900体が点在するそう。
モアイ像は何のために、どのようにして作られたのか、そしてなぜ文明は滅んでしまったのか。はっきりとしたことはわかっていませんが、モアイ像が何かの守り神であること、島内の部族抗争が滅亡の原因だった説が有力です。というのも、モアイ像の中には破壊されたものも多く、霊力が宿るという大事な目がつぶされたものがあるからです。
イースター島のシンボルのようになっているモアイ像は、15体のモアイ像、アフ・トンガリキというもの。5mもあり、中には赤い帽子をかぶるモアイ像もいます。

また、そのモアイ像とマッチしている美しいビーチや青い海も見逃せません。イースター島は、古代文化への探求と、息をのむような風景の中での冒険が交錯する場所です。絶海の孤島で夕日に照らされたモアイ像のシルエットや波音に包まれる静寂は、心に残る貴重な体験となることでしょう。

日没時のイースター島(イメージ)

神秘的な雰囲気に包まれる日没時のイースター島(イメージ)

イースター島の楽しみ方
青い海に囲まれたイースター島では、シュノーケリングやビーチでのんびりすることができます。夕暮れには、島の神秘的な雰囲気が一段と増し、星空の下で伝統的なダンスや音楽に触れることができます。島の住民との交流は旅ならではの醍醐味です。

No.03 ペトラ遺跡(ヨルダン)

ペトラ遺跡のエド・ディル(イメージ)

ペトラ遺跡のエド・ディル(イメージ)

ペトラ遺跡はヨルダンにある世界遺産。岩を切り取って作られた壮大な建造物です。紀元前4世紀にナバテア人によって築かれたこの都市は、美しい彫刻と色鮮やかな岩肌が見どころです。
ペトラ遺跡までは「シク」という断崖絶壁に挟まれた一本道を通らなければなりませんが、この過程がより秘境への到達に期待を膨らせます。そして、カラフルな峡谷を抜け、「トレジャリー(宝の家)」として知られるアル=クズ地区に到着する瞬間、まるでタイムトラベルをしたかのような異国情緒あふれる光景が広がります。
ペトラで最も有名な建造物エル・ハズネは、映画「インディ・ジョーンズ」の舞台としても知られます。高さ約43m、間口が約30mで紀元前約1世紀ごろの創建。午前中は岩肌がバラ色に輝いて見えることから、バラ色の宝物殿などといわれています。
最深部にあるエド・ディルまでは楽な道程ではありません。それゆえに目の前に現れる精巧に作られた砂の修道院には感動もひとしおです。砂の山との一体となっており、砂から削り出したことがより感じられます。

ペトラ遺跡の断崖絶壁の道・シク(イメージ)

断崖絶壁の道・シク(イメージ)

ペトラ遺跡の楽しみ方
幻想的な夜のイベント「ペトラ・バイ・ナイト」も見どころです。数多くのキャンドルが遺跡を優しく彩る幻想的なひとときは、まるで夢の中にいるようです。また、遺跡内で購入できるサンドアートも人気のお土産です。

ペトラ・バイ・ナイト(イメージ)

ペトラ・バイ・ナイト(イメージ)


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