地球の美しさを体感しよう!ウユニ塩湖とボリビアの絶景・見どころ23選

更新日:2024年06月28日

ウユニ塩湖(イメージ)

ウユニ塩湖(イメージ)

南アメリカ大陸のほぼ中央、アンデス山脈の奥地に広がる「ボリビア」には、標高3000〜4000メートルという高地に数多くの町があります。世界遺産に登録されている「ポトシ」や「スクレ」の歴史ある町並み。「天空の鏡」と呼ばれる絶景が遥か彼方まで続く「ウユニ塩湖」。赤茶けた壮大な山々と広大な大地で暮らすリャマやアルパカの放牧風景も車窓から眺めることができるでしょう。また、ウユニ塩湖近くのエドゥアルド・アバロア国立自然保護区内では間欠泉が噴き上がり、富士山よりも高い場所にある天然温泉に入ることもできます。神秘的な絶景が目白押しのボリビアに訪れてみてはいかがでしょうか。 

No.01 ウユニ塩湖

ウユニ塩湖(イメージ)

ウユニ塩湖(イメージ)

南米ボリビアの西部に位置する「ウユニ塩湖」。標高約3700メートルと、富士山と同じくらいの高さに広がる世界最大級の塩湖です。11月後半〜3月頃の雨季になると、真っ白な塩の大地を雨水が満たし、湖面がまるで鏡のように天空を映し出します。その風景は時間が経つと刻々と表情を変え、青空と無数の雲を映していた水鏡には、夕暮れ時には一面オレンジ色の大地が広がります。日が沈むとそこには満天の星が輝く幻想的な世界。4月~11月前半頃の乾季には遥か彼方まで続く白い塩原が見渡せ、四季を通じて異なる美しさを楽しめます。

神秘的な夕景(イメージ)

満天の星(イメージ)

スタッフおすすめポイント
ウユニ塩湖へ入ると、標高約5000m級の山並み、そして手前には真っ白の大地が見えてきます。水がある場所を探してしばらく走ると…広大な塩原いっぱいに水が張り、空・雲・山並み・車・人…そのすべてを映す天空の鏡が眼前に広がっています。旅のハイライトである夕日観賞で、真っ青な景色がだんだんと茜色に染まる景色はまさに絶景です!
夕食の後、星空観賞のため再び塩湖へ。空を見上げると天の川に南十字星が架かり、まるで宇宙の中にいるような感覚になります。360度に広がる幻想的な風景をお楽しみください。

No.02 インカワシ

インカワシ(イメージ)

インカワシ(イメージ)

真っ白なウユニ塩湖を2時間ほど車で走った先にある「インカワシ」。ウユニ塩湖に浮かぶ無人島で、その特殊な環境により、動植物も多様性に富んでいます。ウユニ塩湖には30以上もの島がありますが、インカワシが最も大きく観光客にも開放されています。島全体を覆うほどの数のサボテンが生息しており、大きいものは約12メートルもあります。頂上まで40分ほど登れば真っ白な塩湖と山々の絶景が広がります。

No.03 列車の墓場

列車の墓場(イメージ)

列車の墓場(イメージ)

ウユニ郊外にある「列車の墓場」。かつてウユニ塩湖周辺で採れた鉱物や塩は、チリのアントファガスタへ列車で運ばれ輸出されていました。19世紀にチリとの戦いで敗れた後、使われなくなった蒸気機関車や列車の残骸が、ウユニ郊外の停留所に集められるようになりました。荒涼とした地に廃棄された機関車が何台も並ぶ「列車の墓場」は、ノスタルジックな写真が撮れると写真スポットとしても人気です。

No.04 コルチャニ村(民芸品市場)

コルチャニ村の露店(イメージ)

コルチャニ村の露店(イメージ)

ウユニ塩湖のほとりにあるコルチャニ村の市場で、メインストリートには土産物店が何軒もあります。ウユニ塩湖で採れた塩を精製して作った食塩や、塩で作った置き物やコップなどの塩の加工品を買うことができ、アルパカ製品や民族衣装を纏った人形などカラフルな民芸品なども豊富にそろいます。

No.05 コパカバーナと太陽の島

太陽の島(イメージ)

太陽の島(イメージ)

コパカバーナは、ボリビアとペルーの国境にあるチチカカ湖に面した町で、チチカカ湖の「太陽の島」への起点となる場所です。16世紀に建てられたカテドラルにはボリビアで最も古い祭壇が置かれており、多くの人が訪れる聖地となっています。コパカバーナから船で訪れる「太陽の島」は、インカ帝国の初代皇帝が降り立ったという伝説が伝わる聖なる島です。島にはインカ時代からの遺跡なども残り、美しいチチカカ湖とアンデスの山々を望む眺望も人気のスポットです。

No.06 コパカバーナ聖母教会

コパカバーナ聖母教会(イメージ)

コパカバーナ聖母教会(イメージ)

コパカバーナ聖母教会は、チチカカ湖に突き出した半島にあるコパカバーナにある歴史的な教会で、巡礼地として知られています。16世紀にこの地を訪れたスペイン人が、美しい湖畔を聖地にするために建てた教会で、4つの礼拝堂とボリビアで最も古いと言われる祭壇が置かれ、褐色のマリア像が祭られています。白塗りのムーア風の外観が美しいこの教会は、現在も南米のカトリック教徒に篤く信仰されています。

No.07 ティワナク遺跡

ティワナク遺跡の半地下神殿(イメージ)

ティワナク遺跡の半地下神殿(イメージ)

ティワナク遺跡はチチカカ湖畔の南側、アンデス山脈の中央にある都市遺跡です。180個もの人の顔が彫られた石が組み込まれた「半地下神殿」や遺跡の中心と思われる神殿複合建築「カラササヤ」、高さ3メートルの「太陽の門」など、その巨大な建造物や石碑は、紀元前200年から後1200年頃まで栄えたティワナク文化の繁栄を物語っています。ティワナク遺跡は巨大な石で造られており、その見事な石像加工技術も注目されています。現在も発掘が続くティワナク遺跡は世界文化遺産に登録されています。

No.08 ラグナ・コロラダ

ラグナ・コロラダ(イメージ)

ラグナ・コロラダ(イメージ)

「ラグナ・コロラダ」は、チリとの国境近くのエドゥアルド・アバロア国立自然保護区内にある美しい赤い湖です。その独特の色は藻類や鉱石物によるもので、真っ白な砂の島と赤い湖のコントラストが美しいと、写真スポットとしても注目を集めています。この湖はフラミンゴの生息地としても有名で、自然の美しさと野生動物の観察を同時に楽しめます。標高約4200メートルの高地にあり、壮大な景色が広がるこの場所は、まるで別世界にいるかのような感動を与えてくれます。

No.09 ラグナ・ベルデ

ラグナ・ベルデ(イメージ)

ラグナ・ベルデ(イメージ)

標高約4300メートルのチリ国境近くに位置する神秘の湖「ラグナ・ベルデ」。スペイン語で「緑の湖」を意味する色鮮やかな青い湖面と、背後にそびえる美しいリカンカブール山との競演は息をのむような絶景です。水中の鉱物の状態によって、湖面はエメラルドグリーンやターコイズブルーに変化し、訪れる人々を魅了します。近隣には雄大なロケーションの温泉もあり、旅の疲れを癒すこともできます。

No.10 テルマス・デ・ポルケス 

テルマス・デ・ポルケス (イメージ)

テルマス・デ・ポルケス(イメージ)

標高約4500メートルに位置するまさに天空の露天風呂「ポルケス温泉」。チャルヴィリ湖畔にある温泉で、あたりは遮るものは何もない、壮大な自然を眺めながら天然温泉を楽しむことができます。時期によっては、気温は氷点下になることもあり外気温度は低いものの、意外に温泉は入りやすく体を温められます。ウユニ塩湖からも比較的近く、観光のしやすさも人気のひとつです。

No.11 ラパス

ラパス(イメージ)

ラパス(イメージ)

ラパスは5000メートル級の山々に囲まれたすり鉢状の盆地にあり、ボリビアの実質的な首都となっています。都市の中心には「ムリリョ広場」やバロック様式の美しい「サンフランシスコ教会」などの歴史的建造物があります。また、ラパスの近隣には「月の谷」や「ティワナク遺跡」などの歴史的遺産もあり、文化探求の起点にも最適な町です。市内には「ミクロ」と呼ばれる乗合バスやミニバスが走り、住宅街の真上を通過するロープウェイ「ミテレフェリコ」からはラパスの街並みが一望できます。

No.12 月の谷「ヴァレ・デ・ラ・ルナ」 

月の谷「ヴァレ・デ・ラ・ルナ」 (イメージ)

月の谷「ヴァレ・デ・ラ・ルナ」(イメージ)

ラパスから車で約40分の場所に位置する月の谷「ヴァレ・デ・ラ・ルナ」。長い年月をかけて雨風に侵食されできた奇岩群は、まるで月面のような景色だと人気の場所です。奇岩の絶景はトルコのカッパドキアを彷彿させる?ともいわれています。乾燥しゴツゴツとした岩肌が作りだす壮大な渓谷を見下ろすポイントは、絶景のフォトスポットです。

No.13 サンフランシスコ教会

サンフランシスコ教会(イメージ)

サンフランシスコ教会(イメージ)

サンフランシスコ教会は、ラパスの中心街にある歴史的な建造物です。複数の建築様式が融合し、精巧で美しい装飾が施された外観や内装が特徴で、荘厳な雰囲気を楽しめます。また、教会の周囲には美しい公園や名物が並ぶ市場などがあり、散策しながら歴史と文化を感じることができます。サンフランシスコ教会前の広場は人々の憩いの場にもなっており、多くの人で賑わっています。

No.14 ムリリョ広場 

ムリリョ広場(イメージ)

ムリリョ広場(イメージ)

ムリリョ広場は、ラパスの旧市街地の中心にある広場です。この広場の周囲に大統領府官邸や国会議事堂、カテドラルなど歴史的建造物が多く、見どころの多いスポットです。広場の中心には、ボリビアの独立運動で大きな功績を残したペドロ・ドミンゴ・ムリリョの像が立ちます。ムリリョ広場は市民の憩いの場となっており、リラックスした雰囲気で散策が楽しめます。

No.15 ハエン通り

ハエン通り(イメージ)

ハエン通り(イメージ)

ハエン通りは、ムリリョ広場から5分くらいのところにある歴史的な通りです。小さな丸い石を敷き詰めた石畳の道やカラフルな建物などがあり、ヨーロッパのような雰囲気を感じることができます。通り沿いには「ムリリョの家」など、いくつもの博物館やアートギャラリー、レストランなどがあり、観光客がゆっくりと散策しながら歴史や文化を楽しむことができます。

No.16 ミラドールキリキリ 

ラパスの夜景(イメージ)

ラパスの夜景(イメージ)

ミラドールキリキリは、ラパスの町の北側にある展望台です。すり鉢状の市街地が一望でき、周囲の山々の眺めも素晴らしい絶好のフォトスポットとして知られています。特に夕暮れ時や夜景は美しく、市街地がライトアップされる様子や星空などを楽しむことができます。

No.17 ポトシ

ポトシの町並み(イメージ)

ポトシの町並み(イメージ)

ポトシはボリビアの南部にある標高約4000メートルにある山岳都市です。1545年に発見された「セロ・リコ銀山」から町は大きく発展し、17世紀頃には南米最高の銀の産地として栄えました。スペイン人が建設したこの町には、最盛期には140もの精錬所が作られ、豪華な聖堂や建造物などが町中が建てられました。しかし19世紀前半に銀鉱脈が尽きると町は衰退し、往時の繁栄を示す壮麗な建物だけが残されました。町には「旧国立造幣局」や「サンタ・テレサ聖堂」など見どころも多くあります。植民地時代の面影が色濃く残る「ポトシの市街地」は、1987年に世界文化遺産に登録されました。

No.18 ポトシ大聖堂

ポトシ大聖堂(イメージ)

ポトシ大聖堂(イメージ)

ポトシの町の中心でもある11月10日広場に面して建つ「ポトシ大聖堂」。1572年に建てられましたが、19世紀に修復され現在のバロック様式の建造物になりました。重厚な外観も見ごたえがありますが、内部の装飾も美しく見る者を圧倒します。大聖堂の周辺には歴史的な広場や建造物、レストランなどが点在しており、たくさんの人々が行き交う場所となっています。

No.19 造幣局跡博物館

造幣局跡博物館(イメージ)

造幣局跡博物館(イメージ)

ポトシの旧国立造幣局は、セロ・リコ鉱山から採掘された膨大な銀を貨幣にするために、1572年に建てられました。外観は教会のように壮大で、館内は博物館になっており、銀の歴史や銀貨の製造過程を知ることができる機械や貨幣のコレクションなどが展示されています。宗教画や民俗学的な歴史的資料もあり、銀の街ポトシの歴史を感じられるスポットです。

No.20 ソル・デ・マニャーナ

ソル・デ・マニャーナ(イメージ)

ソル・デ・マニャーナ(イメージ)

スペイン語で「朝の太陽」を意味する「ソル・デ・マニャーナ」はポトシにある間欠泉群です。標高約4800メートルの高地にあり、活発な地熱活動により生じる蒸気は、高いもので50メートル近くも噴き上げられます。早朝に朝日を受けて光輝く蒸気は、幻想的でもあり大地の力強さを感じる光景と、写真スポットとしても人気があります。ソル・デ・マニャーナの近くには温泉もあり、観光の後に訪れてみるのもよいでしょう。

No.21 スクレ

スクレの町並み(イメージ)

スクレの町並み(イメージ)

ポトシから約165キロ、標高約2750メートルにある白い壁と赤い屋根が美しい古都「スクレ」。16世紀に銀鉱脈の見つかったポトシに比べ標高の低かったスクレは生活しやすく、スペイン人が町に移り住み銀を管理しました。町には「司教座聖堂」や「王立大審問院」が置かれ、中央広場を中心に白く塗られた建築物が並ぶ「白い町」ができました。1825年に独立を果たした後は、憲法上の首都であり続けましたが、実際の首都機能はラパスに移されました。16〜18世紀に銀山で栄えた植民地時代の町並みを残す貴重な都市であり、1991年に世界文化遺産に登録されました。

No.22 アルチプラノ高原 

アルチプラノの山々(イメージ)

アルチプラノの山々(イメージ)

南アメリカ大陸西部のアンデス山脈に広がるアルチプラノ高原は、ペルー南部からボリビア、チリ北部にかけての地域を指します。標高約4000mの広大な高原地帯は、冷涼で乾燥した気候が特徴で、「ウユニ塩湖」や「月の谷」、「チチカカ湖」などボリビアの観光地の多くがその地域に入ります。赤茶けた広大な大地にはアルパカ、リャマが暮らし、美しいフラミンゴの大群が訪れた人々の前に姿を見せます。また、古代の遺跡や民族文化が今も残る魅力的な場所です。

No.23 オルロのカーニバル 

オルロのカーニバル (イメージ)

オルロのカーニバル(イメージ)

ラパスの南東へ約230キロ、鉱山に囲まれた町「オルロ」では年に一度、「リオのカーニバル」「クスコのインティ・ライミ」と並ぶ、南米三大祭りのひとつ「オルロのカーニバル」が開催されます。豪華な衣装やダンス、音楽が繰り広げられるカーニバルは、キリスト降誕祭に合わせて開催され、スペイン植民地時代から受け継がれる伝統が色濃く残ります。特にエレガントなマスクやカラフルな衣装が目を引き、観光客を魅了します。踊りやパレードは情熱的で、祭りの雰囲気に包まれた町は一年で最も活気に満ちあふれます。


ウユニ塩湖とボリビアの見どころ23選はいかがだったでしょうか。ウユニ塩湖はもちろんのこと、豊かな自然が作り出す絶景や遺跡・史跡、文化など、ボリビアには見どころがあふれています。ぜひ一度実際に訪れてご自身で体感してみませんか。

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