活気あふれるダナンの観光スポットを紹介！15選

ダナン南部に位置するホイアンは、トゥボン川の河口にある古い港街です。16世紀から19世紀にかけて、オランダ、ポルトガル、中国、日本などとの国際貿易港として栄えました。さまざまな国の影響を受けて形成されたその街並みは、ベトナム戦争時代でも破壊されることなく往時の姿を今に残しており、「ホイアンの古い街並み」として世界遺産にも登録されています。毎月、満月の夜にはランタン祭りが開かれ、街全体が幻想的なランタンの明かりに包まれます。

19世紀から20世紀にかけて、ベトナム最後の王朝・グエン朝が存在した都市がフエです。中国・紫禁城を模して建てられたフエ王宮や、歴代の王宮や寺院などの遺構が、世界遺産に登録されています。穏やかなフォーン川のほとりに建ち並ぶ歴史ある建造物群は、都会の喧騒を忘れさせてくれます。フォーン川を挟んで、王宮や地元のお店・一般住宅が並ぶ旧市街と、ホテルや外国人向けのレストランがある新市街に分かれています。

ベトナム屈指のリゾート地として注目を浴びているダナン。ソンチャ半島から30ｋｍ以上に渡って白い砂浜が延びているのが米・フォーブス誌の「世界の魅惑ビーチベスト6」にも選ばれたダナンビーチです。中でも有名なのが、ミーケビーチ、ノンヌォックビーチ、バクミーアンビーチ、ファムヴァンドンビーチの4つ。海沿いには高級リゾートホテルが立ち並び、優雅なホテルステイが楽しめます。高級レストランから気軽に行けるローカルレストランまで多数あり、様々なスタイルで食事を楽しむことができます。

ダナンのビーチの中でも特に有名なのがミーケビーチです。数あるダナンのビーチの中でもレストランが多く、誰もが気軽に遊べるビーチとなっています。サーフィンやパラセーリング、ジェットスキー、パラグライダーなどのビーチアクティビティも盛りだくさん、しかも日本に比べて格安な金額で利用できます。ビーチ沿いには大きな遊歩道もあり、散歩やサイクリングを楽しむ人々が行き交います。ダナン国際空港や市街地からのアクセスの良さも人気の秘密です。

ダナンの観光名所・五行山の程近くにあるノンヌォックビーチ。周辺にはハイアットやメリアなどの大型リゾートホテルが立ち並んでいます。ホテル宿泊客以外はあまり一派客が訪れない穴場のビーチで、比較的人が少ないため、時間帯によってはプライベートビーチのような雰囲気に包まれます。遠浅なので、小さな子供でも安心して楽しめるのも魅力。おすすめは海の透明度が高い乾季の5～8月。有料のレンタルチェアでビールやソフトドリンクを注文すれば優雅なひとときをお楽しみいただけるでしょう。

長さ666ｍ、幅37.5ｍの大橋がロン橋です。2013年に開通し、新しい名所として話題です。英語名で「ドラゴンブリッジ」といい、その名の通り、橋とともに波打つように巨大な龍がデザインされています。夜は色とりどりにライトアップされ、毎週末の21:00からは龍の口から炎と水を噴射するパフォーマンスが行われます。ビーチ側に橋を渡ってすぐには、ダナン最大のナイトマーケットが開かれ、150以上の夜店で毎夜にぎわいます。

フランスの植民地時代に建てられたダナン唯一の教会。繁華街のなかにあり、高さは約70ｍ、淡いピンク色の外観はダナンのシンボルとなっています。教会の屋根の上の避雷針には雄鶏の像があることから「鶏教会」とも呼ばれています。ゴシック様式のデザインで、内部にはさまざまな聖人を描いたステンドグラスが飾られています。毎週日曜日の9:00からは、英語などでの説教も行われているので、参加してみるのもいいでしょう。敷地内では、マリア像やイエス像などの石像も見学できます。

ダナンの中心部に位置するハン市場は、お土産のほか、野菜・果物・スパイス・雑貨・衣類などがエリアに分かれて数多く並び、ショッピングを楽しむことができます。バッグ、食器、アクセサリーなどがお土産として、外国人観光客に人気の市場です。なかでもオススメは民族服のアオザイ。市場の一角にアオザイエリアがあり、オーダーメイドでも1～2時間ほど、値段は2,000円前後で作ることができます。

コン市場はダナンの地元の人々が多く集まる市場です。ハン市場と比べると街の中心部から少し離れていて地元色が強く、野菜・果物・肉・魚・生活用品などが並びます。いわゆるお土産屋さんよりも、地元の生活に密着したものを多く扱っていて、ベトナムの生活の一部を体感することができます。

1989年設立、2011年に正式オープンした3階建ての館内には、2500点以上の貴重な記録や写真、工芸品が展示されています。この地域に鉄器文化が栄えた2000年以上前から、現在ではハノイ、ホーチミンに並ぶともいわれるほど発展したダナンの歴史を学ぶことができるでしょう。独立をかけフランスやアメリカと戦ったベトナム戦争や、山岳地帯に住む少数民族についての資料も見ることができます。

2世紀末からベトナム中部地方を支配した古代チャム人によるチャンパ王国の聖域ミーソンから発掘された彫刻や遺物を主に収蔵、展示しています。ミーソンは世界遺産に登録されるヒンズー教の聖域で、7世紀から15世紀にかけ制作されたシヴァ神やガネーシャなどヒンズー教の神々から仏教にまつわるものまで出土。様々なテーマ、造形の彫刻から歴史や文化の重みを感じるとともに、実際に遺跡を見学する前にぜひ訪れたい場所です。

歴史的に貴重な文化財かつベトナム有数のパワースポットです。人々は陰陽五行説にちなんで5つの山を金水木火土になぞらえ崇めてきました。水を表すツゥイ・ソン山には大理石が削られたツゥイ・ソン洞窟などの洞窟があり、異なる文化によって築かれた様々な仏像が残されています。またダナンやホイアンを見渡す山頂展望台からのパノラマや、11:00～12:00にかけて見られる洞窟の天井から光が差し込む神秘的な光景は、きっと心に刻まれる絶景となるでしょう。

ダナン市内を流れ、美しい風景が続くハン川沿いに2015年完成。大型船も停泊できるマリーナがあり、龍をモチーフにした大きな鯉が口から噴水を上げる「鯉の滝登り像」やカップルが欄干にハート形の鍵を付けることのできる「愛の桟橋」など周辺は観光エリアとなっています。河畔のレストランやカフェは地元の人々でもにぎわい、夜は高層ビルの並ぶダナン市街の夜景、赤やピンク、オレンジなど鮮やかなマリーナのライトアップでロマンチックな雰囲気に包まれ、幻想的な写真が撮影できるポイントです。

北から南まで温泉がわくベトナムには、水着着用で入浴し、マッサージでリラックスする文化があります。ダナン中心部から車で約30分のフックニョン温泉もそのひとつで、乳灰色に濁った泥湯が名物。浴槽には入るたびに新鮮な湯が満たされ、ユーカリなどハーブの香りに包まれます。お肌がすべすべになる泥湯を心ゆくまで堪能した後は、さっぱりと温泉プールでリフレッシュ。水着やタオルのレンタルもあるので、気軽にベトナムの温泉体験はいかがでしょう。

ダナンの南西、標高約1500メートルの高原にあるテーマパーク。「フラワーガーデン」と「フレンチヴィレッジ」というふたつのエリアに分かれています。色とりどりの花が咲く「フラワーガーデン」最大の見どころは“巨人の両手”が支えるゴールデンブリッジ。米・タイムズ紙の「世界で訪れたい観光地2018」にも選ばれています。バナヒルズ山頂には中世ヨーロッパの街並みや城を再現した「フレンチヴィレッジ」があります。アトラクションやダンスショーもあり、世代を問わず楽しめます。