「常夏の島」ハワイは、ウォータースポーツやショッピングなどのリゾートが満載。その一方で、手付かずの自然や古くからの信仰心も根強く残っています。さぁ、ハワイアンスピリットに触れ、知られざるハワイを探す旅に出かけましょう。
No.01 ダイヤモンドヘッド
オアフ島の南東エリア、サウスショアに位置する約30万年前の噴火でできた巨大な噴火口を持つ死火山で、島のシンボル的存在です。19世紀にイギリスの水夫が噴火口付近で見つけた鉱物をダイヤモンドと勘違いしたことからその名が付いたといわれますが、ハワイの先住民は、ハワイ語で“マグロの頭”という意味の「レアヒ」と呼んでいます。
スタッフのおすすめPoint!
トンネルや階段など要塞を探検するように登った先には360度の絶景が広がり、疲れを一気に吹き飛ばしてくれるでしょう。ワイキキの街並みとどこまでも広がる青い海、ダイヤモンドヘッドのクレーターは必見です。自然好きにはもちろん、山頂付近は軍事施設だった頃の名残もあるので歴史好きな方にもおススメです。小さな子供からシニアまでトライしやすいトレイルなので、どんな人でも楽しめます。
No.02 ワイキキ
ワイキキとはハワイ語で“あふれる水”という意味。今ではハワイを代表する観光スポットですが、昔、この一体は海辺の湿地帯だったことから、こう名付けられたといいます。多くのホテルが建ち並び、ショッピングセンターやハイブランドの路面店、セレクトショップなどでショッピングやグルメが楽しめるほか、動物園や水族館などファミリーにも嬉しいスポットがたくさんあります。
スタッフのおすすめPoint!
一番の見所は、なんといってもビーチ。ダイヤモンドヘッドに向かって歩けば人が少なくなるので、人ごみが苦手な方はこちらをどうぞ。また、クリスマス時期はミサ体験ができる「セントオーガスティン教会」、2016年にリニューアルした「インターナショナルマーケットプレイス」では無料でフラショーが観られるなど見どころ満載です。
No.03 ハナウマ湾
美しいサンゴ礁と熱帯魚に出会えることが大人気で、全米ナンバーワン・ビーチに選ばれたこともあります。ハワイ州で初めての海洋生物保護地区に指定された場所で、魚を獲るのはもちろん、貝、サンゴ、岩や砂の持ち出しまで禁止されています。環境破壊の危機を幾度も乗り越えてきたからこそ出逢える、自然豊かで素晴らしい景観は一見の価値ありです。
スタッフのおすすめPoint!
波が高くなく透明度があること、泳げなくても浅いところで魚が見られること、ウミガメとの遭遇率が高いことなど、魅力いっぱいです。シュノーケリングは絶対的イチオシで、魚たちは人に馴れていて逃げることなく至近距離で触れ合えます。さらに高確率で泳いでいるウミガメや食事中のウミガメを見ることができます。
No.04 キラウエア火山
キラウエア火山は地球上で最も活発な火山といわれ、今まさに生きている地球の息吹が間近で感じられます。現地に住む人達からは、ハワイの神話に登場する火の女神ペレが住む神聖な場所として信仰されています。ハワイで唯一、世界遺産に指定されているのが、この火山のあるキラウエア火山国立公園です。立ち上る煙や真っ赤な溶岩が吹き出る様を一目見ようと、常に観光客が絶えない場所です。
スタッフのおすすめPoint!
神話が息づき豊かな自然と文化が今なお育まれている聖なる山でありながら、リアルに溶岩が噴き出る地質学的もすごい場所であるところが魅力です。ジャガーミュージアムの展望台からは、夕方になるとハレマウマウ火口の底に溜まったマグマの光や噴煙が、火口の縁に反射して火のように赤く染まる「火映」が見られるのでおススメです。自然好き、また、地球の誕生に興味のある方には必見です。
No.05 マウナケア山
ハワイで唯一、山頂が雪で白く覆われることからハワイ語で“白い山”と名付けられました。標高4,205mの美しい山で、ハワイ最高峰の火山として知られています。年間を通して晴天率が高く、また夜間には周囲に街灯りがないなど条件が揃っていることから、世界で最も天体観測に適した場所のひとつとされていています。世界11カ国の研究機関の天文台13基がここに集まっています。
スタッフのおすすめPoint!
「地球上でいちばん星空に近い場所」といわれる絶景を堪能してください。年間を通しての晴天率は90%を誇り、周囲には明かりがないという天体観測にはうってつけの条件が揃っています。頂上まで車でのアクセスが可能です。美しい夕焼けと太陽が沈んだ後の満天の星空を楽しめるサンセットツアーや、暗闇が少しずつ明るくなっていき、雲海から太陽が姿を現す景色を楽しめるサンライズツアーなどが開催されています。
No.06 真珠湾
真珠湾(パールハーバー)は複数の河口からできた入江で、かつては真珠貝が養殖されていたことからその名が付いたといわれています。1941年日本軍の奇襲攻撃により壊滅的な打撃を受け、ここから第二次世界大戦の戦火は全世界的に拡大していった歴史的にあまりにも有名な場所です。アメリカの海軍基地としては唯一国定歴史建造物に指定されています。
スタッフのおすすめPoint!
日本人にとって忘れてはならない歴史的な場所であり、日本人なら一度は訪れるべき場所です。ハワイで最も多くの観光客が訪れるといわれる「USSアリゾナ記念館」は、1941年12月7日に1,177名の乗組員を残したまま沈没した「戦艦アリゾナ」の真上に建設された、乗組員の追悼と真珠湾攻撃を記念する施設です。
No.07 モアナルアガーデン
モアナルアガーデンは、カメハメハ5世がロット王子時代に暮らしたコテージがあった場所として知られる公園で、樹齢150年のモンキーポッド(アメリカネムノキ)が点在する人気の観光スポットです。広大な敷地内には芝生が茂り、モンキーポッドの他にもさまざまな植物が植えられています。週末になると地元の人達が集う憩いの場にもなっています。
スタッフのおすすめPoint!
「この木なんの木、気になる木~」のCMで有名な「日立の樹」が見られる場所で、最近では疲れを癒し、平穏で健康な心を取り戻してくれるパワースポットとしても話題になっています。女子旅の行先として、またはは家族やカップルで散歩やピクニックを楽しんだり、のんびり過ごしたりする場所としてオススメです。
No.08 イアオ渓谷
ハワイに数あるパワースポットの中でも、弱った心を癒してくれるのがマウイ島にあるイアオ渓谷です。渓谷の奥に進むにつれ、あたり一帯が神々しい雰囲気となります。展望台の正面には高さ約700mの「イアオ・ニードル」という針のような形の山がそびえ、熱帯植物の深い緑と青い空のコントラストに心が洗われます。誕生から200万年以上という渓谷には、今でも足を踏み入れられない場所が多くあるといいます。
スタッフのおすすめPoint!
マーク・トウェインが“大西洋のヨセミテ”と絶賛したほどの美しい景観が魅力です。マウイのパワースポットといわれるだけあり、渓谷はひんやりとした空気に包まれ神々しい雰囲気に満ちています。見どころとなるのは荘厳な雰囲気でそびえ立つイアオ・ニードルです。自然好きな方や心の癒しを求めている方には特にオススメのスポットです。
No.09 ラハイナ
19世紀前半まではハワイ王国の首都でだった街です。たくさんの捕鯨船とその船員達が休息を取るための場所でした。当時の景観を保存しようと、ラハイナの街全体が国家歴史登録財に指定されています。ハワイ語で“照り付ける太陽”の意味を持つ“レレ”という名の通りがあるようにホノルルよりも日差しが強いですが、夕方になると気温も下がり風情ある街歩きが快適に楽しめます。
スタッフのおすすめPoint!
ノスタルジックでありながら、賑やかな雰囲気も併せ持つ個性的なお店もたくさんあるおしゃれな街です。おススメは「フロントストリート」で、約1kmの通りにブティックやギャラリー、レストランなどが立ち並びます。繁華街の北側にある「ザ・アウトレット・オブ・マウイ」は、地元ハワイの人気ブランドが揃う注目のショッピングスポットです。歴史好き、ハワイ好き、マウイ島好きにぜひ行っていただきたい場所です。
No.10 モロカイ島
モロカイ島は、島に暮らす半数以上の人がハワイの先住民だといいます。大地への愛情を大切に育む“アロハ・アイナ”の精神と古来からの生活を守り、ハワイの伝統文化が今も息づいているところです。手つかずの自然と美しいとっておきのビーチが広がり、ゆったりと時が流れていく島のここかしこで“アロハ・アイナ”を感じることができるでしょう。
スタッフのおすすめPoint!
モロカイ島は、ハワイの大自然、ハワイアンスピリットを肌で感じたい方に特にオススメです。また、ユニークなところでは世界で唯一、ココナッツを箱に入れずそのまま送ることができる郵便局があることです。「ホオレフア郵便局」に用意された乾いたココナッツの実にマジックでメッセージを書き、切手を貼ってエアメールで送ることができます。
これぞリゾート地と言えるハワイ。開放的な街並、癒しの大自然、独自の文化……南国の楽園の魅力をぜひご堪能ください。
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