オーストラリアの商工業の中心地。オーストラリアの中でも長い歴史を持つ町で、アメリカ独立戦争後の1788年、ジャクソン港(現シドニー港)に入港したイギリスが植民地宣言をしたのが始まりです。
No.01 オペラハウス
オペラハウスは、貝殻やヨットの帆などをイメージさせるその独創的な形状が魅力です。20世紀を代表する近代建築の劇場で、建設は1959年に始まりましたが構造設計の困難さから工事が遅れ、予定から10年後の1973年にようやく開館に至りました。大小5つの劇場を持ち、オペラや演劇、コンサートなどが日々上演されるシドニーのシンボル的存在です。2007年には世界文化遺産にも登録されました。
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最大の魅力は何と言ってもその外観。当時まだ無名だったデンマークの建築家ヨーン・ウツソンが設計した独創的な形状と構造設計の困難さなどにより工事は大幅に遅れ、実に14年もの歳月をかけてようやく完成しました。オペラやコンサート鑑賞だけでなく、歴史や建築秘話が聞けるオペラハウスツアーも開催されているので、建築に興味のある方は是非足を運んでみて下さい。また独特なデザインの建物の外観もさることながら、ハーバーブリッジを主とした周りの景色も見どころです。
No.02 ブルーマウンテンズ国立公園
シドニーから西へ約81kmのところにあるブルーマウンテンズ国立公園は、砂岩の絶壁や渓谷、滝、ユーカリの原生林などを有する広さ100万ヘクタールにおよぶ国立公園です。落差300mのウェントワース滝、3つの奇岩がそびえるスリー・シスターズ、また鍾乳石や地石湖が神秘的なジェノラン鍾乳洞などの絶景は、どれも迫力満点のスケールです。2000年には、グレーター・ブルー・マウンテンズ地域の一部として世界遺産に登録されました。
スタッフのおすすめPoint!
100万ヘクタールにもおよぶ森林や砂岩の絶壁、滝、洞窟などの手付かずの大自然が魅力。自然が創り出した絶景スポットが満載です。パワースポットとしても有名なので、大自然の中でエネルギーチャージしたい方にもオススメ。エコーポイントから望む「スリーシスターズ」、世界最古とも言われる「ジェノラン鍾乳洞」、世界一の傾斜を誇るトロッコ列車「シーニック・レールウェイ」、足元がガラス張りになっているロープウェイ「スカイ・ウォーク」などが見所となっています
No.03 ミセスマッコーリーズ岬
19世紀、イギリスからオーストラリアに移住してきたマッコーリー総督の夫人・エリザベスがホームシックにかかってしまい、景色を眺めるために頻繁に訪れたという場所です。数千種類を超える植物が集められた広大な植物園「ロイヤル・ボタニック・ガーデン」の先端にあり、岬までは野鳥や小動物たちに出会いながらの散策が楽しめます。
スタッフのおすすめPoint!
エリザベス・マッコーリーお気に入りの場所で、彼女のために岩を削って造られたベンチ「ミセス・マッコーリーズ・チェア」があります。またここは、シドニーを代表する観光名所、オペラハウスとハーバーブリッジを一度にカメラに納めることができる「これぞシドニー!」というベストショットポイントです。朝、昼、夕、夜と時間によって全く違う景色を楽しめるのも魅力です。
No.04 シーニックワールド
名物のトロッコ列車をはじめ、ロープウェイやゴンドラ、原生林を散策できるウォーキングコース…。ブルーマウンテンズ国立公園の壮大な景色を楽しむなら絶対に外せない場所です!スリル満点の人気アトラクションが揃うほか、原生林での森林浴ウォーキングもできるなど、お楽しみが満載。大都市シドニーから約2時間で大自然を満喫できるのも、オーストラリアならではといえるでしょう。
スタッフのおすすめPoint!
トロッコ、ロープウェイ、ゴンドラと3種類の乗り物から眺める壮大な大自然の景観は必見です。中でも、傾斜が最大52度という世界で最も急勾配のトロッコ列車を体験しない手はないでしょう。また、ウォーキングコースの散策では、かつて炭鉱地だったブルーマウンテンズ一帯の歴史を学ぶこともできるので、自然派の人はもちろん歴史好きな人にもオススメです。
No.05 ハーバーブリッジ
世界三大美港のひとつに数えられるシドニー湾。そこに架かるハーバーブリッジは、オペラハウスと並ぶシドニーのランドマークです。鉄道、車道のほか、自転車専用道路や歩行者専用道路があり、シドニーのビジネス地区とノースショアをつなぐ、なくてはならない存在です。両端にそびえ立つ4本の石造の支柱と、そこに掛かる美しい鉄のアーチが特徴で、その形から「コートハンガー」という愛称で親しまれています。
スタッフのおすすめPoint!
ハーバーブリッジは全長1,149m、幅48.8m、高さ134mとそのスケールは大きく、とても美しいアーチが見どころです。歩いて渡ることもでき、片道約30分で散策できます。また、「ブリッジ・クライム」というアーチの上を歩くツアーもあるので、いろいろな楽しみ方ができます。さらに毎年5月から6月にかけて、オーストラリア最大級の夜のイベント「Vivid Sydney(ヴィヴィッドシドニー)」が開催されており、期間中ハーバーブリッジは色鮮やかにライトアップされます。
No.06 ハイド・パーク・バラックス
シドニーの中心街にあるレンガ造りの建物で、1819年に流刑囚の建築家フランシス・グリーンウェイによって建てられました。男性囚人を収容するための施設から始まり、女性の保護施設、法廷や政府の施設としても使用されてきました。現在は博物館になっており、当時の移民収容所の様子を再現した部屋などが公開されています。2010年に「オーストラリアの囚人遺跡群」のひとつとして世界遺産に登録されました。
スタッフのおすすめPoint!
2010年に世界文化遺産に登録された「オーストラリア囚人史跡群」のひとつで、1787年から1868年までに英国によって行われた流刑の歴史を伝承する遺跡。1848年まで男性囚人の収容施設として使われていたレンガ造りの収容所は、設計も建築も囚人によって行われたという珍しい建物です。
施設内では、囚人が使ったハンモックや囚人服などを展示。もともとはイギリスの流刑地だったオーストラリアの特異な歴史を学びたい方にオススメです。
No.07 スリーシスターズ
3つの奇岩からなるブルーマウンテンズ国立公園の最大の見どころ、スリーシスターズ。マイナー、ウィムラー、ガナドゥという美しい3姉妹が、村の掟から長老によってその姿を岩に変えられてしまったという、アボリジニの悲しい恋の伝説から名付けられました。尖塔型の3つの砂岩が並ぶ不思議な光景と抜けるような青い空とのコントラストが、儚くも美しい人気の観光スポットとなっています。
スタッフのおすすめPoint!
カトゥーンバの街にある展望台「エコーポイント」から望む、見渡す限りの青みがかった緑と、その左手にそびえるスリーシスターズはまさに絶景。この世界遺産の絶景をシドニーから日帰りで楽しむことができるので、世界遺産や自然が好きな人はもちろん、シドニーを訪れた全ての人にオススメです。
No.08 ロックス地区
1788年にイギリスから700人の囚人、そして兵士とその家族を乗せた最初の移民船が到着したのがロックス地区。シドニー発祥の地とされる歴史的な場所で、毎週土・日曜日にはマーケット、7月にはコーヒーフェスティバルなどが開催されています。また、毎年5月から6月にかけて行われる一大イベント、光と音楽とアイデアの祭典「ビビッドシドニー」の会場のひとつでもあり、1年中観光客と地元の人々で賑わっています。
スタッフのおすすめPoint!
入植時代の面影がたっぷり残った「ナーシーズウォーク」は迷路のようで、裏通りには有名なレストランやカフェ、お土産屋さんが点在しています。また、囚人たちがノミと金槌だけで彫ったトンネル「アーガイルカット」も人気スポットで、レトロな雰囲気が大変魅力です。歴史探訪からお買い物まで、幅広く楽しめるエリアです。
オーストラリア最大の都市シドニーは、都市の魅力と自然の魅力のどちらも味わうことができます。初めてのオーストラリア旅行にもオススメです。
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