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家康も大絶賛!きな粉が決め手の「安倍川もち」
茶葉の生産量日本一を誇る静岡。1244年に大陸から茶の種を持ち帰った聖一国師(しょういちこくし)により、静岡市郊外で茶の生産が始まったという言い伝えが残っています。明治時代には徳川藩士らによって牧之原台地が開墾され、茶の一大産地になりました。古くからお茶が愛飲されている静岡では、お茶請けの種類も豊富。駿河湾で獲れた桜えびを練り込んだ煎餅や川根茶を使った大福など、静岡ならではの銘菓がたくさんあります。その中でも、特に静岡県民に愛されているのが「安倍川もち」。つきたての餅にきな粉をまぶし、白砂糖をかけた和菓子です。安倍川もちのはじまりは、江戸時代初期。安倍川周辺の検分をしていた徳川家康に、ある男がきな粉をまぶした餅を献上しました。あまりのおいしさに驚いた家康。男に製法を聞くと、彼は「近くの金山から産出する金の粉をすくい上げ、餅にまぶしてつくるので『金粉餅(きんこもち)』といいます」と返答。家康はこの男の機知を褒め、この餅を「安倍川もち」と命名したそうです。その後、安倍川もちは滑稽本『東海道中膝栗毛』や紀行文などに登場するほどの一大名物になりました。家康も愛した安倍川もちを、静岡のおいしいお茶と一緒にぜひご賞味ください。
お茶の産地・藤枝独自の文化「朝ラー」
静岡県中部にある藤枝市には、市民に愛される、全国でも珍しい文化があります。それは「朝ラー」、略さず言うと「藤枝朝ラーメン」。その名の通り、朝にラーメンを食べる文化です。朝からラーメンを食べるなんて少し重いのでは?とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、藤枝に「朝ラー」文化が根付いたのは、同市がお茶の産地であることに関係しています。お茶の取引は、夜明け前の午前3〜4時頃から始まり、早朝6時すぎに終わります。それに合わせてラーメン屋さんの開店時間も早くなっていった、というのが朝ラーの起源なんだとか。藤枝市内の朝ラーは「志太系ラーメン」というジャンルが主流。カツオでダシをとった醤油系のあっさりスープに、脂身少なめのチャーシューと、朝からペロッと食べられそうなラーメン。そして最大の特徴は、「温」と「冷」、2杯セットで頼むお客さんが多いこと。「なぜ朝から2杯なのか」「なぜ温かいラーメンと冷たいラーメンを同時に注文するのか」などは判明していませんが、その美味しさにお箸が止まらなくなるのだそうです。地元民も愛する「朝ラー」に、みなさんもぜひトライしてみてください。