長崎旅行・長崎ツアー

潜伏キリシタン関連資産があることからキリスト教のイメージが強い長崎ですが、17世紀ごろは唐文化が導入され、中国僧が次々に仏寺を建立していたそうです。長崎を代表する観光地で日本最古の石造アーチ橋「眼鏡橋」も、1634年に中国僧の黙子如定（もくすにょじょう）が建造させたもの。川の氾濫のたびに壊れてしまう橋を見かね、中国の石工を招いて腐らず丈夫な石橋を架けたのだとか。現在はセピア色の落ち着いた出で立ちで、毎日長崎市民を見守っています。
そんな眼鏡橋ですが、年に1回、派手な装いに変身するのをご存知でしょうか。毎年冬に開催される「長崎ランタンフェスティバル」では、長崎市街がおよそ15000個のランタンやオブジェで飾られます。眼鏡橋も黄色のランタンや動物のオブジェに照らされ、なんだか楽しげな雰囲気に。ランタンフェスティバル期間中だけ見られる、定番の観光スポットのいつもと違う一面をぜひお楽しみください。

壱岐島の北に浮かぶ「辰ノ島」は、澄んだエメラルドグリーンの海と弓状に続く白い砂浜の絶景が見られる無人島。その美しさから「玄界灘の宝石箱」との異名をとります。特に島内の「辰ノ島海水浴場」は、透明度が非常に高く「日本の快水浴場100選（環境省選定）」にも選ばれるほど。
辰ノ島を訪れたら、ぜひ観光船に乗って遊覧クルージングに参加してみてください。辰ノ島は海蝕洞の宝庫。船から島の外観を眺めてみると、波の浸食作用により形成された奇岩や断崖絶壁の数々に圧倒されます。注目は、ナタで断ち切ったような約50mの断崖「蛇ケ谷」。悠久の時がつくりあげた地層、そしてそれを浸食する波……。辰ノ島の遊覧クルージングでは、きっと自然の力を感じ冒険欲を満たせることでしょう。